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【楽器製作】○○casterの製作⑤(ネック素材準備その1)

今回のギターの趣旨、既にお気付きの方も居られるとは思いますが実は、「溜めた端材の使い方研究」なんですよね。
そこで大小色んな端材を寄せ集めてギター素材を作ってるんですが、ずっと挑みたかったネタに遂に手を出します。

硬くて強い事ではメイプル以上、だけどめっちゃ狂いやすい素材に「コナラ」があります。

個人資料かつ引用元複数なので参考まで

オークとコナラはほぼ同じなので上表のハードメープルとオークを見比べると両者の違いが見て取れます。曲げ弾性率の高さが際立っている一方、オークは平均収縮率が高い。つまり狂いやすい材って事が数値からも見て取れます。

だけどこの木めっちゃ綺麗なんですよね。叩いた時の音も気持ちいい。いつか使いたいなぁと思って比較的良質の材を実は結構ストックしていまして、今回はコイツを主にネックシャフトを作ろうと思います。

と言っても手元の粗材、既に素材で曲がってる。仕方ないので凹み側に木っ端を貼り付けて高さを合わせ、凸面から自動かんなで削って平面を出します。

厚み違いの木っ端を凹み側に貼って
自動かんな通せばこのとおり

きちんと面が出ると同時に厚みも揃っていい感じ。
ただしこのまま使うとまた経時変化でどこに曲がっていくか分かったもんじゃ無いので、ネックも積層構造として複数材のミックスにしようと思います。さっきの表見ると弾性率では欅、収縮率ではウォルナットが良さげなので混ぜて貼り合わせる事でそれぞれのいい所を引き出してみようって作戦です。

端材なので形も様々
大きいので自作テーブルソーで
左から欅、コナラ、ウォルナット

素材を切り出したら、欲しい厚みの板へと製材していきます。

薄板製材にはバンドソーが使いやすい
欅だけかんな後に反っちゃった

いい感じに素材が揃ってきたので、次は接着に向けて幅合わせですね。

そういえばボディバック材の方も、高さを合わせてかんなを掛けて、全部を一体化させています。

真ん中が出っ張ってたのを落とす
コッチもおなじ
がんじがらめだいじ
シュッとしてる

いいんじゃない!?

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