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【レンタル財務部長としての実績5】

【M社/テニススクール運営業】

知人から紹介してもらった会社で、
経営者の方はとにかくテニスバカでした。
だからこそ立ち上げた会社ですし、
これが強みになったのだと思います。

移転したいけれどスポンサーが見つからず、
さらに資金繰りの悩みもあり、
相談に至ったというところでした。
そこで彼を動かしたのが
ミッション・マーケティングでした。

「自分のこだわるテニスを死ぬまでやっていく」と
いうテニスバカな気概が根底にあり、
そのミッションは彼の中で変わらないし、
変えようもないということを自覚したのです。
儲からないと分かっていても、
自分がやりたいことは変えられないと気づいた彼は、
どこか吹っ切れたようでした。

その後、従業員と一緒に会社を存続させているのを
見ると、そこに大きくシフトしたんだな、
と分かりました。あくまでも最後は人なのです。
私も銀行への対応や経営改善計画のサポートを
おこないましたが、
脳出血の影響もあって守りに入ってしまいました。

社長の心の持ちようで、
会社はいかようにもなるものです。

人がついてくるものこそが
ミッション・ビジョン・バリューであり、
これこそがビジネスの原理原則です。

いかにビジネスをシンプルに捉えられるか、
いかに「テニス」のバリューを提供するか、
そこに着眼することが大切だと、
社長はきっと気付いたのでしょう。

テニスをもっと楽しく、テニス×健康×何か、
「何か」にピタッとはまるバリューを充てられれば、
ニッチ市場で一番になれる勝機となることでしょう。

【O社/電機商社】

N社の社長さんから紹介された会社で、
グループでのコンサルとなったため、
関係性を作るのに時間をかけました。

しかし、表面的な思いは同じであっても、
やはりグループでやるとなかなかうまくいかず、
途中から別れて支援をおこなうことになりました。

私は会計を担当したのですが、今になって思えば、
もっと部門別管理を分かりやすく、
伝えれば良かったと反省しています。

これは中小企業ではよくあることですが、
社長が会社や事業の数字を掌握していないために方針を
立てられないという状況でした。

方針を打ち出しても、コピーのようなもので、
自分たちが実践できるものになっていないため、
行動に移せず実践もできない、
そうなると当然数字も変わらず何もしなくなる、
という悪循環に陥っていました。

既存事業の延長から抜け出せず、
ホームページだけは新しくしたのですが、
事業として何か新しくなったとは言い難い状況で、
私は脳出血のため離脱してしまいました。

【P社/自動車部品加工業】

セミナーがきっかけとなり、顧問先になりました。
社長のお父様が他界されたばかりで、
どうやって経営していけばいいのかを
悩んでいるということでした。

経理のこと、原価計算のこと、資金繰りのこと、
そしてミッションのこと、
ことあるごとに相談してくれて、
今も監査役として顧問を続けています。

振り返ってみると、
だんだんと良くなっているのですが、
それには社長の地頭の良さと素直さが大きいです。

ここ最近では、
セグメント別損益から売価を上げる交渉をして
業績を大きく改善しました。
これも社長が積極的に行動した結果です。

長い付き合いになると、
価値観も似通ってくるようで、
私が紹介した本や動画は積極的にチェックして、
自分に合うものはどんどん取り入れてくれています。

今後はますますよくなっていくと思いますし、
新規事業のコンセプトを実現させていきたいと、
意気込んでいます。

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