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サポートオフィスB/B(京都府長岡京市)知的障がい児・者支援に興味のある方必見!そのやりがいとは!?【後編】

こんにちは!
「レンタル人事」でございます!

【前編】に引き続き、
【サポートオフィスB/B】さんに質問をしていきたいと思います!
前編をまだご覧になっていない方は、
是非チェックしてくださいね♪

前編はこちら




●業務の中で大変に感じる時はいつ?その時の対処法は?

<大川>
利用者様と関わる中で、大変に感じる時と、その際どのように対応されているのか教えていただきたいです。

<大坪さん>
(利用者様の行動が)気圧とか天気に左右される場合があるんです。
天気頭痛とかあるじゃないですか?低気圧ちょっと苦手な人とか。
それで、体調が悪くて不適切行動が出るっていうのがあって。
例えば、頭痛ーるとかあるじゃないですか?そういうものを見て、お母さんと相談した上で、事前に頓服を飲んでおくとか、調整したりしてるんですけど。
「今日なんかやばそうやな」って時に、急に走り出したり、ガラスを叩いたり蹴ったりとかするんで、そういう突飛な行動が出ない、しないように配慮してるんですけど、それはちょっと怖いなと。

あと『てんかん発作』かな。急に起こるので。
うちも(利用者様は)ほぼ全員「てんかん」の症状を持った人がいるので。
お薬で調整はされてるんですけど、急にガクガクってなってバタン倒れたりとか、てんかん自体どうもなくても、その二次的な怪我が怖い。
普通やったら手が出たりするんですけど、そういう反射がない方もいらっしゃるから、顔から落ちて、顎が割れたりとかなったら怖いじゃないですか?
「手離すんやったら目離すな」「 目離すんやったら手離すな」っていつも職員に言ってます。

『てんかん発作』
「てんかん発作」は、脳にある神経細胞の異常な電気活動により引き起こされる発作のことで、突発的に運動神経、感覚神経、自律神経、意識、高次脳機能などの神経系が異常に活動することで症状を出します。

<鳥井さん>
あとは病気かな。(利用者様が自分から)言えへんのでね。
お腹が痛いとか、歯が痛いとか言えへんので。
じゃあ、どこから汲み取るかって言ったら、平熱であったり、顔の表情であったり、触った時の体温であったりとかで。
事前にね、分かればいいんですけど。
気がついたら大事やったっていうのがあるので、そこら辺はすごく緊張しますね。

<大坪さん>
本人は多分しんどいんやと思うんですけど、周りから見てたら分からないですよ。
だから、いかに元気な時の状態っていうのを自分の中にしっかり持ってくっていうのが大事で。

喋れる子でも(しんどいことを)言わないんですよ。
大体「大丈夫」って言うんですね。
だから、いかに行動やバイタルから病気を早期発見するかですね。

ほんまね。わが子みたいな感じです。
一緒にいるとやっぱり愛情もめちゃめちゃ湧いてくるしね。
「自分の子どもやったら絶対病院連れていくよな」って思ったら、お母さんにそう言います。
お母さん1人で対応が難しければ、こっちも調整して一緒に行きましょうか?という形で、いろんな面でお助けできるようにはしていきたいなと思いますね。

鳥井さんと利用者様

●辛い時に辞めたいと思わなかった理由

<大川>
辛い時もあると思うんですけど、辞めたいなって思わなかった理由は何かありますか?

<大坪さん>
やっぱり自分たちが提供したサービスの中で、利用者様が経験を積み上げて、結果を出された時。
設定した課題や目標が達成されたり、明らかに子どもが変わっていく姿を親御さんが喜んでくださったり。
「大坪さんに出会えてよかった」って言ってくださることが1番嬉しいし、やっぱり黒子みたいな仕事なんですけど、その子たちが将来力を蓄えて、自分の力で少しでも生きていけるお手伝いができたらいいかなと思って。

辛いことももちろんありますけど、嬉しいと思う方が大きいですかね。
「大坪さんと出会えたから、この子はこういう風に育ってくれたと思う」っていう風に言ってくださるお母様が多いので、それは本当に嬉しいかな。

みんな裏がないので、ぱっと顔見たらニカって笑うんですよ。
「待ってたよ!」みたいな顔して。
「そろそろ来ると思って、玄関でずっと待ってたんです」って。
そういうの聞くとね。「待ってくれてるんや」と思うとやっぱり嬉しくて。

どんな仕事も待ってる人がいるじゃないですか。
だから、その人たちにどれだけ喜びを与えられるかっていうのは、すごい大きなことだなと思ってて。
そうやって笑ってくれるだけで、ほんとにもうギューって抱きしめたくなるくらい(笑)

私も子育て終わりましたけど、ほんまに子育てみたいなもんなんですよ。
また育て直しというか。
家族さんは決してプロではないし、自分の子どもとして大切に育ててはるんですけど、やっぱり利用者様は外の人と繋がることで身に付くスキルっていうのはあるので、それが増えていくとお家でも良い子になってくるので(笑)

経験が人を育てるんやなっていう風にはいつも思ってて。
その経験を提供できて喜んでくださった時に、超嬉しいし、「やっててよかったな」と思う気持ちの方が多いから辞めたいと思わないのかもしれません。

利用者様との食事の様子

●入職後の業務、研修や教育体制について

<大川>
入職後の業務や、 研修とか教育体制について教えていただいてもよろしいでしょうか?

<鳥井さん>
2人支援なので、教える側が常について、現場に応じて指示をしながら、少しずつスキルアップができます。
無資格の方であれば、まず初任者研修取ってもらって。
実務を重ねて、ゆくゆく介護福祉士の資格を取ってほしいと思います。

さっき大坪が言ってたみたいに、「現場数があっても知識がない」「スキルがあっても知識がない」っていうのは、ちょっといびつになるので。
知識もスキルもつけてほしいので、人が来て余裕ができるのであれば、スキルアップのための研修に行ってほしいとは思っています。

<大坪さん>
最初、同行して見てもらって、自分なりに業務をまとめてもらう。
マニュアルはあるんですけど、その人の目で見てもらって、何回かの同行で全体像を掴んでもらって。
利用者様の背景はすごく大事なので資料でインプットしてもらいます。
行動に直結することなので、その背景を知ってた上で、その人がメインで支援してもらって、フィードバックして。
なかなかうまくいかないこともあるので、「いつでも悩んだ時は電話かLINEして」という感じで、いつでもホットラインを(笑)
「夜遅くてもいいし、悩むんやったら相談乗るから電話してきて!」みたいな感じでフォローはしています。

<大川>
気軽に職員さんの間でお話できるような雰囲気もあるし、そういうところ、促進されている感じなんですか?

<大坪さん>
うちは、そういう意味では会議で全員が話しますよ。
私も話を振りますし。

<鳥井さん>
みんな好き勝手喋ってますね。
そういう風に喋ってもらいやすい会議にはしたいと思ってます。

<大坪さん>
会議後は会食したりとか、「みんなで今日はどこの弁当にする?」とか言って、それを楽しみに来てはるパートさんもいるし。
やっぱりなかなかコミュニケートする時間がね…
登録ヘルパーさんとかやと、なおさら少ないんですけど。

だから、そういう場所でいろんな話をするようにしています。
問題があれば、その時にできるだけ解決したりとかフォローはしてますね。


●求める人物像

<大川>
どういう方と一緒に働きたいとかってあったりしますか?

<鳥井さん>
知的障がいに興味のある人」が1番ですね。
あとはそれなりの常識感覚を持っている人、そんなかしこまる必要はないけど、ご利用者さんのお家とか行ったりするんでね。

<大坪さん>
あとは「素直な人」「誠実な人」ですね。
なんでも「はい」という人ではなく、自分の中に芯を持ちながらも、アドバイスなどを素直に受け止めることができる人は成長も早いと思います。
そういった「順応」していける人と一緒に働きたいですかね。

職員と利用者様の集合写真📸

●サポートオフィスB/Bで働く魅力、働くことで得られるものについて

<大川>
サポートオフィスB/Bで働く魅力や、働くからこそ得られるもの、学べるものがあれば教えていただいてもよろしいですか?

<大坪さん>
①やりがい

「重度心身障がい」や「知的障がい」の方の暮らしに興味があれば、非常に縦横的に見れる点はメリットかな。
成長を一緒に喜べるっていうのがすごいあるのと、10代、20代の利用者さんが多いんで、一緒に活動してても多分楽しいかなと思います。

②スキル/資格取得支援
スキルを身に付けていくには、うちは「いい環境」だと思います。
多分うちの利用者様で問題なかったら、変な話どこの事業所に行っても通用すると思います。
資格を取ることに関しても、費用を負担するなど会社的に応援しています。

③働き方
うちは出勤が朝と夕方やったら、その間は一回帰っていいよと言ってるので、時間を自由に使えるし、その辺は融通が利くと思います。
昼間はあまりお仕事がなく、曜日によっては割と空いてるから、その間に病院行ったり、1回家帰ってご飯作ったり、そういう風に使ってもらえばいいかなと。

④待遇面
正社員転換してからですけど、1年勤続で退職金制度を設けてます。
あと、登録ヘルパーさんでもボーナスは出ます。やっぱり現場という面では同じ仕事してるわけやし。
貢献度に合わせてボーナスを出してます。(勤務時間によって変動)

⑤社内コミュニケーション
仕事中は厳しくしている部分もありますが、社員の希望で社長の家で飲み会したり、ミーティングの後に親睦会的なものを行なったり、お昼を一緒に食べたりといったコミュニケーションは取ってます。

社長の家から見える桜がめっちゃ綺麗なんですけど、この間は仕出し屋さんから花見のお膳を取って、みんなで食べたりとか。
ちっちゃい会社だから、できるだけ見える形で還元してあげたいし、小さなイベントで還元しつつで。

鳥井さん宅から見える桜🌸

●今後の目標や豊富

<高山>
最後に経営面や、利用者様のサポート面どちらでも大丈夫なんですけど、今後の目標とか抱負があれば教えてください。

<鳥井さん>
会社としてしっかり5年後、10年後、継承してくれる人がいて、この名前を残しながら、利用者さんの一生というか、それを見届ける事業所であれたらいいなとは思ってるので、それを実現していけたらいいなと思います。
あと、この雰囲気を継続できたらいいなと思ってます。
今後、色んな人が入ることによって、雰囲気がガラッと変わってギスギスしたり、足の引っ張り合いになるっていうのは無駄やなと。
今のこの雰囲気を壊さずに、新しい人が入ってきても、うちのカラーになっていってほしいなっていうのはありますね。
なので、テスト的に何日か経験してみたいですとかいうのも全然ありなんで。
その点は柔軟に対応させてもらいます。


【インタビューの感想】

【大川】
お話の中で印象に残っているのは、ご利用者様1人1人に親身に向き合っていらっしゃる姿勢です。
「自閉症」という、感情表現を苦手とする方々に向けて、優しく、時には厳しく接される姿勢に心打たれました。
またサポートオフィスB/B様は、日頃から職員間のコミュニケーションを大事にされているため、困った際は相談に乗っていただける風土にも非常に魅力を感じました。
貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。

【高山】
今回初めてインタビューをさせていただいて、求人サイトに載っている情報だけでは伝わらない福祉の仕事の魅力やエピソードをたくさんお伺いできました。
なかでも、最も印象に残ったお話は、自閉症などの障がいを持っている方も基本的には私たちと同じで伝えることが少し苦手なだけだというお話です。今後も実際に医療、福祉の現場で働いている方からしか得られない情報を学んでいきたいです。


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