大好きなしどりゅー

しどりゅー。

星組の白馬の王子様だったあの頃から、『こうもり』新公でロイヤルな姿をタカニュで見たあの頃から、あなたはずっとずっと爽やかな風を吹かせる王子様でした。
爽やかなだけでなく、えと文での文章や絵から伝わる優しさとファン思いの人柄にも心惹かれました。

組替えが決まった時、宙組での活躍が楽しみな反面、寂しさが募りました。

パンデミックの最中の『アナスタシア』。楽しそうに舞台に立ってお芝居をするあなたを見つけた時、あまりに宙組に馴染んでいて、ずっと宙組生だったのかな?と錯覚するぐらい。あなたのロイヤルさと爽やかさの混ざった風は、宙組の風との親和性が物凄く高くて。

このままずっと宙組を支え続ける実力派男役になっていくのかな。そう思い続けていた中での退団発表でした。
退団が近づくにつれて、悲しくて寂しくて物凄く辛くなってしまったけど、あなたはいつだって幸せそうで、幸せで満たされたあなたの笑顔が眩しかった。

昨日のマチネ、6/10友会優先公演。ずっとあなたを見ていました。
大階段を一段一段噛み締めるように、足元を大切そうに見ながら降りてくるしどりゅー。お辞儀してはける時に、幸せそうに首を傾げて客席に向けたあの笑顔。フィナーレでのキザで美しい男役姿。星組らしさの残る目力。スタイリッシュなスーツ姿。フェリックスとしての笑顔としどりゅーとしての笑顔が重なる場面も。
あなたが組替えして宙組に来たから生まれた縁も感じてジーンと胸が熱くなりました。

今日、袴を着て、最後の大階段を降りて、遂に卒業してしまう。寂しい。でも、あの形容し難いあなたの爽やかな、キラキラな、幸せそうな空気感、笑顔に、救われてもいます。ずっとずっと、幸せをありがとうございました。

心優しくあたたかく、美しく爽やかなしどりゅー。大好き。これからのあなたの人生に、沢山の幸せがありますように。

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