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マンションの修繕積立金のえぐい値上げについて!

こんにちは、学長です。
さて、近年マンションの修繕積立金がえぐい値上げをしています。
住んでいる人たちは、かなりのダメージを受けると思います。

例えば、中古物件を購入し、当初10,000円の修繕金が20,000円になったら、発狂しますよね。35年住むと、420万円の値上がりです。
これに管理費も10,000円値上げすると・・・840万円
詰みます。

さて、実はこれは多くのマンションで普通に起こる問題です。

本日は、マンションの修繕積立金がなぜ増えてるのか?を解説しています。

■私の解説
●宅地建物取引士
●リノベーション会社勤務(テレビ出演・表彰経験あり)
●現在は上場企業で一般マネージャーを務めています
●年齢は32歳、家族は妻と子供2人

まず、値上げの大きな理由としては、
【ストックマンション】の増加が挙げられます。
新築マンションが建つたびにマンションの総数は増え、それに伴い経年による修繕が必要なマンションも増加しています。これが一番の理由です。

ん?それが、何の関係があるの?と考えると思います。
ここで、問題になるのが、職人さん不足です。
※需要・供給のバランスが崩壊しています。

職人さん不足は以前に解説してるので、気になる人は見てください。
リフォーム現場の職人さん不足に涙①|学長-Renovation School (note.com)

次に、2022年4月に始まったマンション管理適正評価制度があります。
この制度では、マンション管理業協会が設定した目標数に達するために、長期修繕計画や修繕積立金の設定が評価軸とされています。これらの基準に適合するために修繕積立金を上げる動きが見られます。

では実際に、修繕積立金はどれくらい値上げされているのでしょうか。
一般的には、専有面積1㎡あたりの月額で表されることが多く、過去には200
円を下回るケースもありました。
■70㎡マンション:200円×70㎡=14,000円

現在は2倍から3倍に値上げされている事例もあります。
㎡単価で言うと、400円から500円になっている場合もありますが、
これは国土交通省のガイドラインに定める平均値よりも高い状態です。
■70㎡マンション:400円×70㎡=28,000円

過剰に値上げをしている事例もあります。
特に東京都近郊のマンションでは、200円からいきなり500円に上げる決議がされた後、居住者がその異常さに気づくケースもあります。このような過剰な値上げの背景には、駐車場の設置台数が多く、それに伴う維持管理コストが大きいことなどが挙げられます。

もちろん、マンションの総戸数によっても違えば、
環境・エリアによっても大きく異なります。
やっぱり、総戸数100を超えると安くなるイメージはあります。
※変な人がいる割合も増えますが・・・

マンションの修繕積立金は、ほぼ確実に値上がりすると考えておきましょう。

以上です!

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