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大学生の国立国際美術館展示レポート『感覚の領域今、経験するということ』

 2月8日から、国立国際美術館で始まった『感覚の領域今、経験するということ』という展示を見てきた。国立国際美術館自体は、幼いときに一度行った記憶があるのですが、小学生以来だったのでほとんど覚えていません。久しぶりの美術館、楽しんで行きましょう。

 ところで、今国立国際美術館がある中之島にはあるビックイベントが行われているのをご存知でしょうか。そうです、大阪中之島美術館ですね。小学生のころ見た景色の中に真っ黒の正方形が埋まっているのはなかなかの違和感がありましたよ。もう少し人が少なくなったら見に行きたいと思います。

 国立国際美術館の前には、大阪市立科学館があります。こちらも小学生の遠足で来た以来です。科学館は来た記憶が鮮明なので、あの特徴的な建物を見た瞬間大興奮。(藤村は幼少期、天体への興味が大きかった。)どうせならプラネタリウムも見て帰るかな。本日の上映は16時まで。じゃあ、先に美術館見てきましょう。

 国立国際美術館は一階には案内の人がいるだけで、地下一階に受付とレストラン(資料室や授乳室もここでした。)があり、地下二階にコレクション展、地下三階に今回お目当ての『感覚の領域今、経験するということ』がありました。その日、僕は着物を着ていたので、とりあえずポンチョと羽織など荷物になりそうなものは、ロッカーに預けておきましょう。振り返ると降りてきたエレベーターの下に荷物。登山用のリュックにも見えるものが、柱の陰に置かれている。忘れ物か、程度に視界の端。

 エレベーターから、地下二階のコレクションが少しだけ見える。ここから見ても迫力がすごいな。チケットを購入し、地下三階へ。右手にでかくて茶色箱があるが、あれも作品か?順序が違うらしいので後回し。左回りでぐるっとまわると、大きな木が見えてくる。真下に立つと頭上にキノコが浮いている。先端の枝がなんだか動きそう

 

大岩オスカール『Big Wave』

 真ん中の入り口を通ると大岩オスカールさんの『Big Wave』の三作品がお出迎えしてくれます。前と左右が津波に囲まれている。流れていく家の一部に自分が含まれている。個人的には、Ow3の『Big Wave』が好きでした。でも、この作品はほかのものに比べて穏やかなイメージを持ったんだけど、何が違うかったんだろうね。流れ着いた先のような感覚。


 僕がこの展示で一番好きなのは、藤原康博さんの作品たち。広い展示場の一室が、一つの作品のための部屋に作り替えられていく。『鎮守の社』が一番最初に目についたが、その中でも森でも、空でもなく、その社に惹かれた。深い森の入り口。その森の中を想像させるその入口がやけに視線を奪っていく。少し離れて見ると田んぼの中にある大きな森、近づくとその詳細を想像させるのが、僕はとても好きです。(ヘッダー画像に似たものを選んでみました。)

「鎮守」とは
・軍隊を駐在させ,その土地を守ること。
・「鎮守府」の略。
・土着の神をしずめて,国・城・寺院・村落などを守護する神。近世以降,    氏神・産土神・地主神などと同一視し,各村落の神社をさすようになった。

 それと驚いたのは、飯川雄大さんの作品。特に『デコレータークラブ配置・調整・周遊』。これは正直体験しもらうほうがいいと思う。美術館のスタッフさんも上手だったな。実は、あのリュックも作品だったんだ。デコレータークラブ今回の展示会で大好きになっちゃった。(体験した方がよいものへの感想が下手。)

 中之島に詳しくなくて、美味しいものが食べられなかったのが、心残りだったけど、展示会は楽しかった。現代美術の展示で面白いものを知っていたら是非、藤村に教えてほしいです!それでは、今回noteはここまで。ありがとうございました。


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