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「成功」と「幸せ」

小川大介さんのノート。

価値観は人それぞれでしょうけど、多くの人が目指しているのは幸福、幸せではないでしょうか。私自身もどっち?って聞かれれば「幸せ」と即答することでしょう。成功したいなあ、という気持ちはもちろんあります。でも、成功、それだけで幸せを感じるか、というと、成功したその瞬間は幸せな気分になりそうですけれど、あまり長く続かないような気がします。

小川さんのノートを読んで、こんな風に頭の整理をしました。

成功したか否か、は数字他で測りやすい。それだけに他人でも評価することができる。「あの人、上手く行ってんなあ」って具合に。でも、幸せか否か、は数字等の基準は人それぞれ、他人では分かりません。「あの人は幸せそうだ」と周りには見えていても、当の本人は「俺って、不幸な星の下に生まれた」って思っているかもしれません。

例えば、私の資産形成の過程。

個人的にはボチボチ上手くいってる、順調だと感じています。成功しているのかな、とも。投資した金額が倍くらいに育ってくれているからです。そこに数字(2倍)があるからそう感じるのでしょう。一方でこのグラフを見て「全然大したことないやん!」と感じる人もいるでしょう。それは成功の基準が異なっているからですが、そこにも根拠となる数字があるはずです。16年も株式投資していたら5倍、10倍になってるのでは?という具合に。

「価格」は量的、「価値」は質的?

こんなことも考えました。モノの値段、株価といった「価格」は量的ではっきりしています。当たり前ですが大きい、小さいはハッキリ分かります。一方で、モノの「価値」って質的です。それを決めるのは自分でしょう。私にとって「価値」を感じるものが、他人にとっては「価値」が無い。

例えば、こんな瞬間、私にとっては滅茶苦茶大きな「価値」あるものですが、何の「価値」も認めない人は世界中に沢山いる、そういうものです。そういう「価値」の積み重ねが「幸せ」につながっているような気がします。実際、勝利の瞬間は幸せ!です笑

株式投資を通じて、投資先と関わっていることを実感すること、これを「価値」だと、より強く感じるようになりました。そうした実感、体験の積み重ねが充足感、満足感、「幸せ」につながっている。

なんでしょう、自分の投資先、持ち物の価格がガンガン上がることは「成功」なのかもしれないけれど、別にその様を見ていても「幸せ」ではないだろうなあ、って。

鎌倉投信の鎌田さんのインタビューです。

インタビューの結びのコメントです。

この10年で、本来、投資はお金儲けという経済合理性だけではなく、よりよい社会をつくっていくものなんだ、そしてその結果として配当を得られるものなんだと、実感してもらえるようになってきたのではないかと思います。

長い時間軸を持つのなら、観るべきは「価値」(その会社は、よりよい社会をつくれるのか、課題を解決しうるのか)なのだ、ということを私もこの10年で、自身の投資経験を通じて学ばせてもらった気がします。

株式投資で「幸せで、たのしい」と感じたい!

おかげさまで幸せな毎日を過ごせています。家族も健やかで、共に過ごせる時間があって、時には一緒に出かけたりして。資産形成がボチボチ順調に進んでいることが、その支えになっていると思います。将来に対する不安がゼロではないし、心配すべきことも色々あるのも確かです。でも、それらに対応できるんじゃないか、と思っているので心穏やかに日々を過ごせているのだと思います。ということを考えると、量的な成功もある程度は必要ってことになりますね。

でも、ここから先、さらに貪欲に、あるいは、もっと効率的に、投資で成功を追求することは考えていません。むしろ、「価値」がつくられる過程に関われる、その実感を求める、「幸せ」な投資に重きを置きます。

「幸せ」を追求するのは株式投資以外でやればいいじゃない、そういう意見もあるでしょうし、それが多数派でしょう。

でも、それはつまらない!

「幸せで、たのしい」株式投資をしていきます。

そのパートナーは「ステキな投資信託」になります。だから、

ステキな投資信託をそだてましょう!

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