IRの変化で「企業価値」に注目する、関心を寄せる投資家を増やせる。という妄想(仮説)
今日で6月も終わり。早いですね、今年も半分が過ぎ去りました。
6月は株主総会シーズン。今年はこれまで以上に盛り上がり?を見せたように思いました。
なかでも、ニデックさん。ろくすけさんのブログはライブ感たっぷりの素晴らしい記事でした。
4つの記事に分かれていますが、全てご覧になることを強くお勧めします。
永守さんのこれらの発言が強く印象に残りました。
「同じ船に乗る」あるいは「陸で待つ船主」。船に乗っているか、船の帰りを待っているか、は、表現こそちょっぴり違えど、ほぼ同義だと思います。
大事なことは、その船がどんな船なのか、どこから来て、今の場所がどこで、これからどこを目指しているのか、です。永守さんのお話はそれが雄弁に(雄弁過ぎる?)語られていました。
IR資料を眺めるキャリアは短いですが
毎月買い足している投資信託の投資先の会社のIR資料をちょこちょこ眺め始めて、そろそろ1年経とうとしています。まだまだ資料に触れる回数は少ないので的外れな評価かもしれませんが、こんな感想を持っています。
IR資料って数字ばかり、数字が多すぎない?
もちろん、財務、業績の数字は大事です。マストです。でも、その数字に至るまでの経緯等の説明はもっと色々あっても良いのではないか。それを知る、触れることでその船のこの先の航海が期待できるものなのか、ちょっと難しそうなのか、を自分で考える材料になるように思います。
会社の歴史、沿革、もっと知りたいですよね。確かに企業のWebサイトには載っているけど、そこからバーーっと広がることはほとんど無さそう。
どんなお客さんにどんな価値を届けているのか、何が評価されているのか。他社との違いは。そこに変化が生まれているのか。IR資料で語られているケースはあまり見かけません。
数字ではない部分を語る、伝える、より多くの人に知ってもらう。
その意味で、IR note マガジンは非常に大きなポテンシャルがある。今年の株主総会シーズンを見ていて、より強く感じました。
今月、東証プライム上場のファイバーゲートさんがマガジンに参画されました。グロースもスタンダードもプライムも、そんなカテゴリは関係なく、1社1社の「ミクロ」な変化でIRの発信内容に多様性を実現するのが IR note マガジン だと思います。
プラ転
株式市況が活況なこともあり、SNSで「プラ転」という言葉を目にすることが増えました。保有資産の時価を取得価格と比べてプラスかマイナスか。株価・価格に(全て?ほとんど?の)注意が向けられているということですね。企業価値にはおそらくあまり(全然)関心が無い。
株式投資のパーセプションって「株価を気にするもの。追いかけるもの。」これがまだまだ圧倒的多数なのだろう、と認識しています。
このパーセプションを180度ひっくり返せるか、はわかりません。しかし、です。
IRで発信される内容が変化すれば、企業価値に注目する、関心を寄せる投資家がもっと増えてくるのではないか、もちろん、それなりの時間は必要だけど。
そんな妄想(仮説)を抱いています。
そうしたIRの変化を増幅させうる存在として IR note マガジンだけでなく、投資信託の月次レポートが大きな可能性を持っている。これも妄想(仮説)の一つです。
IR により注目しなきゃいけない。そんなことを思う、2023年6月です。
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