モーニングスターの「国際株式型」分類、運用歴10年以上のファンド (2023年1月末) #75
「国内株式型」と同様、定点観測を続けてきた「国際株式型」版です。
モーニングスターさんのカテゴリーで「国際株式型」とされている、運用実績10年超のファンド。そのパフォーマンスのデータをこれまで6年以上、定点観測してきました。
モーニングスター「国際株式型」
運用実績 10年超のファンド
「国内株式型」と同様、下記のページから「国際株式型」の10年超のファンドを抽出します。
詳しくは こちら をご覧ください。
得られた結果です。
「国際株式型」で10年以上の運用実績あるファンドは378本です。
前回 から1増です。「国内株式型」は352本でした。
カテゴリーを「選択なし」にすると、実績10年超のファンドは1,790本でしたので約2割を「国際株式型」が占めています。
検索から得られたデータを並べ替えます。
表示項目を「リターン(長期)」に変えると、ファンドごとの1年、3年、5年、10年のリターンが表示されます。
毎月定点観測するうえで、リターン(長期)のデータをどう使うか考えてみました。
1年リターン、3年リターン、5年リターン、10年リターンそれぞれで順位を出す。毎月本数が変わるので、順位のパーセンタイルを出す。
1年リターン、3年リターン、5年リターン、10年リターンの順位パーセンタイルのAverageが低いファンドが「エライ」ということで順位をつけよう。
実際のイメージは こちら でご確認を。
この方式で6年以上、毎月定点観測してきました。
今回が75回目です。
2023年1月末基準のトップ20
トップは、
2022年10月末基準以来、3ヶ月ぶりのトップ。2022年5月末の初登場でいきなりトップ獲得したこのファンド。これで通算4度目のトップ獲得です。
第2位は
2022年11月末基準、2022年12月末基準と2ヶ月連続でトップ。3ヶ月連続のトップはなりませんでしたが2位を守りました。
第3位は
ピクテ・バイオ医薬品ファンド(毎月決算型)為替ヘッジなしコース です。
前回のトップ20です。
ピクテ・バイオ医薬品ファンドは前回11位から8つ順位を上げてトップ3に。
運用実績 20年超のファンド
運用実績が20年を超える「国際株式型」ファンドは
62本。前回から増減なしです。
20年超のファンドの10年超全体での順位の上位10本です。
10年超のトップ20のうち、20年以上の運用実績あるファンドは2本でした。
グローバル株式型 に注目
複数の国、地域の会社を投資対象にしているのが「グローバル株式型」のカテゴリーです。このうち、投資対象に日本を含む、含まないの両方、為替ヘッジなしで抽出した結果がこちらです。
前回から増減なし、129本です。
こちらは「国際株式型」全体での順位、その直近12ヶ月平均でランキングしています。
黄色で塗った8本のファンドが アクティブファンド です。
直近12ヶ月の平均順位 トップは
2023年1月末基準 2位、直近12ヶ月の平均順位は 9.4。
初めてのトップです。
「国内株式型」と「国際株式型」の10年超のファンド数の推移、実は大きく異なっています。
ご覧の通り、2017年2月末と比べると「国際株式型」のファンドは倍以上になっているのに対して「国内株式型」はほぼ変わっていません。「国内株式型」はファンド期限を迎えたり繰り上げ償還が多い、ということを示しているデータと言えるかもしれません。こうした推移ですので、トップ20への入りやすさを考えると「国際株式型」は5年前に比べると狭き門になったことがわかります。
「グローバル株式型」のファンドで、「国際株式型」全体のトップ20に入った回数の率で順位をつけてみた表がこちらです。
野村 世界業種別投資シリーズ(半導体)、定点観測の対象となっている42回のうちトップ20入りが37回。トップ20圏外は5回のみ。2023年1月末 13位と前回51位から一気にトップ20に返り咲きました。2022年8月末に21位になってから5ヶ月連続でトップ20圏外でしたが、6ヶ月ぶりのトップ20入りです。2019年8月末の初登場以来、36回連続でトップ20入りしていたファンドです。
グローバル株式型について登場回数を36回以上、24回以上、12回以上、でその平均順位で並べ替えています。
直近12ヶ月、直近24ヶ月、直近36ヶ月、全74回の平均順位
この平均順位でのトップ20のリストです。
ここから先は
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