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SBI・コムジェスト・クオリティグロース・世界株式ファンド(旧称 ESGフォーカス コムジェスト・クオリティグロース・世界株式ファンド) ーアクティブファンドを眺めてみよう #16 / 第3期運用報告書(2022年12月末の投資先)を反映しました

アクティブファンドを眺めてみて、そのファンドから

「企業価値を探究しているか?」

そんなオーラが感じられるかをメンバーの皆さんにお尋ねするシリーズの第16回です。


今回眺めてみるのは


ESGフォーカス コムジェスト・クオリティグロース・世界株式ファンド、あらため、SBI・コムジェスト・クオリティグロース・世界株式ファンド

です。

ファンド設定はSBIアセットマネジメント 新生インベスト・マネジメントさんですが、ファンドの投資判断、ポートフォリオ運営を実質的に担っているのは、コムジェスト・アセットマネジメントさんです。このファンドも含めコムジェストさんのファンドを月次で定点観測しています。最新の定点観測はこちらです。

このファンド自身の設定は2021年3月です。このファンドに託された資金を、他のファンドの資金と束ねて運営されている「コムジェスト世界株式マザーファンド」。こちらのマザーファンドは2021年12月に第2期の決算を終えています。2022年12月には第3期を終えて、現在は第4期です。

受益権総口数

受益権総口数の推移が「企業価値を探究しているか」否かとの関係は直接ありません(個人の考えです)が、ファンドへの受益者の支持を窺うことができるものと考えています。また、コンスタントに口数が増加しているファンドの方が市況にかかわらず「良い会社に投資できる」可能性が高いものと推測しています(個人の考えです)。

「企業価値を探究している」それがしっかり感じられるファンド、そうしたファンドがしっかりとした受益者の支持を得ていれば、相乗効果があるのではないでしょうか。

設定来の月次推移を表にしています。

2022年6月から9ヶ月連続でファンドへの資金純流入となっています。

2024年4月末 アップデート

2022年6月から23ヶ月連続でファンドへの資金純流入となっています。

パフォーマンス

ファンドの説明用資料 からです。

足元は参考指数に後れをとっています。世界株式市場と漠然と表現されていますがどの株価指数なのか具体的に示してもらいたいものですね。

モーニングスターの2023年1月末のデータです。

アップデート、2024年4月末です。


交付目論見書

かなりシンプル、あっさり。エッセンスは示されています。

https://www.sbiam.co.jp/fund/pdf/13e17ca1be9a44449bbad6e972fa2dc146f197e0.pdf

たとえば

「景気環境に影響されにくく、安定して相対的に高いEPS成長率の持続が見込める、クオリティグロース企業を厳選(30〜50程度)」

「長期保有を前提」

という具合に。

説明用資料は充実しています。

上のスライドは「クオリティグロースとは」を具体的な要素に分けて説明されていて非常に素晴らしいです。

どのスライドも非常に素晴らしいですね。情報が豊富なので、これをさらに分かりやすく説明したり、投資家の疑問点に答えるプロセスが必要ではないか、と感じられました。

説明用資料でかなり丁寧に説明されていること。それらが月次レポート等につながっているか、が気になります。

月次レポート

最新の月次レポート からです。

現在、株式市場の焦点は、景気後退シ ナリオが現実のものとなるか否かという点にありますが、コムジェストでは昨年同様、ボトムアップの観点から投資先企業の ファンダメンタルズについて総じて前向きに捉えています。

http://www.shinsei-investment.com/pdf/comgest_sekai_monthly_230220.pdf

ファンド運営を担っているコムジェスト・アセットマネジメントさんのWebサイトで四半期ごとに発信されているレポートも合わせて確認すると理解が深まりそうです。

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