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コモンズ30ファンド ウオッチ #7 2023年6月末

コモンズ30ファンド の月次定点観測の第7回です。

前回の定点観測はこちらです。

月次レポートです。

https://www.commons30.jp/pdf/fund30/report202306-2.pdf

ポートフォリオと上位10社

2023年6月末のポートフォリオ、上位10社です。

「新規組み入れ投資先 なし」とのことですので、2023年6月末の投資先は30社と推測されます。

個々の投資先についてのページ。

「コモンズの視点」が明瞭に示されています。それに加えて「企業との対話」のページに向かうこともできます。素晴らしいですね。

5月末から上位10社のうち1社が入れ替わりました。

上位10社のTOPIXとの重複を見てみました(TOPIXのデータは このETF  を参照しています)。上位10社のTOPIXでのウエイトは7.5%。TOPIX 上位30社に含まれているのが4社、100位までに広げると9社です。

未来コンセプト別のウエイトの推移です。

前月末から順位の移動はありません。

運用報告動画、最新版です。

こちらの動画では、投資先の1社、セブン&アイホールディングスさんについてコメントされています。

月次レポートでは、セブン&アイホールディングスさんのほか、エーザイさん、ヤマトホールディングスさんについて「ピック!」されています。

共同開発しているアルツハイマー病治療薬「レカネマブ」の米国での審査完 了期日は7月6日(日本時間7月7日)です。これまでの経緯から、今回の承認可能性はかなり高まっていると 考えられます。そこで今回は、仮に承認となった後の、治療薬普及拡大に向けた課題となる「Aβ(アミロイ ド・ベータ)検査の診断」について確認します。

23年2月期通期営業利益(全社費用消去前)をセグメント別構成比でみると、国内コンビニエンス事 業が40%、海外コンビニエンス事業が50%と利益の大半を占めます。続いて、金融関連事業の構成比が 6%。スーパーストア事業は収益力が低く、構成比で2%となっています。

この施策だけで業界全体 が抱える課題がすべて解決するわけではありません。

それぞれの投資先のコメントについて強調されているフレーズです。投資先の株価(市場の評価)を述べている箇所はありません。それぞれの会社が創ろうとしている価値。それを実現するための課題は何か、が説明されていると感じます。コモンズ投信の皆さんが注視されているポイントが把握できて大いに参考になります。

受益権総口数の推移

受益権総口数は、投資信託に資金が流入しているか、流出しているか、を示しています。資金が流入する、継続的に資金が流入している=受益権総口数が継続的に増え続けている投資信託は、その投資家(受益者)からの信頼を継続して得ている、その信頼が深まっていると推測することが出来ます。コモンズ30ファンドの2017年12月末以降の月次の推移です。

2021年3月以降2023年4月まで26ヶ月連続で受益権総口数が前月末比増加、つまり、ファンドへの資金純流入が続いてきましたが、前回2023年5月は減少となりました。27ヶ月ぶりのファンドからの資金純流出でした。

2023年6月は1.5億口の増加でファンドへの資金純流入となりました。

月次レポートの冒頭で渋澤さんが”コモンズらしい「顧客本位」”の一つとして、受益者に提供している価値を挙げられていました。紹介されていたこちらの記事、とても印象的です。

投資を通じて関わっている会社の理解を深めることの意義をあらためて感じます。

先日つくった↑の記事。長男に受け渡した「資産」。

実は、コモンズ投信さんの”こどもトラスト”で積み重ねたものです。

長男の分は受け渡しましたが、次男の分はあともう少し追加で積み重ねた後、受け渡します。

パフォーマンス


パフォーマンスについて、ローリングリターンに注目します。

5年、10年です。

ローリングリターン 5年/10年

まとめてみると、こんな感じです。

ウエルスアドバイザーさんのデータです。


バックナンバー

過去の記事は下記のリンク先でも格納しています。


月次の定点観測を始めた理由

下記の記事に書いていますのでご覧ください。

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