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鹿島茂さんのインタビュー記事を読んで、初めて知ったこと

神保町のシェア型書店、 #PASSAGE さん、その3号店 SOLIDA で棚一つをお借りしています。

屋号は #ReadingAsInvesting

「ちゃんとした投資」を自分で考えるための助けになる本を厳選しています。

このPASSAGEのプロデューサー、鹿島茂さんのインタビュー記事を読みました。

SOLIDA=連帯 こちらは参加した棚主イベントでもお聞きしました。

インタビュー記事を読んで、初めて知ったことがありました。

シェア型書店では、新刊よりも所蔵本(古本)を売る人が多いので、出版社や取次と関わりがありません。それではいけない。出版業界全体と連帯するために、「SOLIDA」では新しいオンラインシステムを導入して、売れた本の出版社と著者に、新刊・中古を問わず売り上げの一部を還元することにしました。

売れた本の出版社と著者に、新刊・中古を問わず売り上げの一部を還元” 。そうだったんですね、確かにこれは「連帯」だと感じます。

僕の棚の本、既に何冊もお買い上げいただいています。その売上金、お金がこうした流れに乗るのだなあ、と認識しました。

鹿島さんのコメント、この箇所も印象的でした。

書店は、なによりまずお客さんを店に来させることが必要です。ネット書店では買わせない。そのためには熱心に売る人が必要です。
熱心に売る人っていうのはどういう人かっていうと、本好きの人。本好きの人が本屋になるのが一番いい。その人が、自分の好きな本や読みたい本を仕入れて、売る。そうすれば、その棚の固定ファンが生まれ、店に定期的に来るようになる。

「自分の好きな本や読みたい本」 僕がReading As Investingに並べているのは、そんな本です。

実践法に近い本も並べていますが、それはごく一部にとどめています。

「投資とはどういう行為、行動か」「株式投資のリターンは誰のおかげで、どこでどう生まれるのか」そんなことを自分で考える際に、きっと参考になるはず!

こうした本をメインに選んでいます。その方針を変えることなく、これからも取り組みたいと思います。

お店についてもう少し考えたい、そう感じたことがありました。

デパートと原理は同じなんですよ。お客さんはシェア型書店に来て棚主の本と出会い、初めて自分の欲望を見出す。基本的に、本にはハウトゥー本以外「必要の経済」は適用されないのですから。どうやって自分の棚にお客さんを来させるか、という工夫が必要です。

たまたまPASSAGEにお越しになった人に、Reading As Investingを見つけてもらうか、です。

このインタビューのシリーズで、デパートについて鹿島さんはこんなコメントをされていました。

デパートというものは、人がなんらかの好奇心で足を踏み入れ、店の中を眺め歩くうちに、そこで初めて自分がほしいものを発見する。買わなくていいのに買ってしまう。これがデパート商法の原点です。

買わなくていいのに買ってしまう

ハードル高そうですがこれを目指せたらなあ、って思いました。

まずはSOLIDAにお越しになった、偶然来店されたお客さんに、Reading As Investingを見つけてもらうことですね。お店の2階です。

Reading As Investing です

具体的に何をどうするか、はこれからいろいろ考えてみます。

お店に並べている本の著者さんのインタビューのポッドキャスト。まだ一部に止まっていますが、こちらも充実させていきます。

本に関わる人たちとの「連帯」。意識を持っておこう!

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