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コモンズ30ファンド ウオッチ #17 2024年4月末

コモンズ30ファンド の月次定点観測の第17回です。

前回の定点観測はこちらです。

月次レポート「コモンズレター」です。

https://www.commons30.jp/pdf/fund30/report202404.pdf


ポートフォリオと上位10社

2024年3月末のポートフォリオ、上位10社です。

月次レポート 「ピック!」のコメントから:

#日揮ホールディングス

営業利益の赤字転落の背景は、手がけている海外案件の追加損失やリスク対応費用が膨らんだことによるものです。

複数案件の採算悪化を受けて、日揮HDは、海外のプロジェクトの遂行能力および管理体制の再構築を進めています。
2024年3月期の決算発表と2025年3月期の業績計画発表は5月14日の予定です。そこで、経営トップから現状認識と課題への対応について、より詳細に説明されると思われ注目しています。

#信越化学工業

4月9日には、群馬県伊勢崎市に半導体露光材料の第四の生産拠点を新たに
建設することを発表しています。投資金額は830億円を見込んでいます

#デンソー

グローバル全体の自動車生産台数増加に見合った利益の確保、規律を持った設備投資、保有意義の精査とスピード感を持った政策保有株の検証・売却を通じて、稼ぐ力と環境・安心領域に貢献する製品創出力が強固なものになると期待しております。

コモンズ投信の皆さんが注視されているポイントが把握できて大いに参考になります。この「ピック!」から、投資先の会社の皆さんが未来での価値創造、実現に向けてどんな行動をおこなっているのか、に目を凝らされている。同時に、短期、単年度の業績ではなく長い時間軸、事業の特性に応じた時間軸でその行方を見守っている、その一端が読み取れます。

株価(価格)ではなく、投資先の会社が実現している「価値」をしっかりと追究している、メンテナンスしてくださっている姿勢を感じます。

noteでの発信からもそんな姿勢を感じています。

今月のレポートの巻頭、渋澤さんのメッセージからです。

ファミリーの子孫が昔の生活に逆戻りすることないように、現在築いた繁栄の持続性のために様々な長期投資を主体的に行っていたのです。
日本に、このようなSWFはありません。ただ、思いました。日本全国のひとつひとつの世帯は小さな小さな王国といえるのではないか。そのプチ・ソブリンの想いや期待には、自分の子孫にも豊かな暮らしをしてほしいといった望みがあるはずです。

投資先の事業、それを通じて創り出される価値が未来の基礎になっていくんですよね。どんな投資をするか、が未来をつくっていく。

受益権総口数の推移

受益権総口数は、投資信託に資金が流入しているか、流出しているか、を示しています。資金が流入する、継続的に資金が流入している=受益権総口数が継続的に増え続けている投資信託は、その投資家(受益者)からの信頼を継続して得ている、その信頼が深まっていると推測することが出来ます。コモンズ30ファンドの2017年12月末以降の月次の推移です。

2021年3月以降2023年4月まで26ヶ月連続で受益権総口数が前月末比増加、つまり、ファンドへの資金純流入が続いてきましたが、2023年5月は減少となりました。27ヶ月ぶりのファンドからの資金純流出でした。

2024年4月は1.9億口の増加でファンドへの資金純流入となりました。

11ヶ月連続の資金純流入です。

熊本、九州の現地調査

3月7日に東京エレクトロン九州の合志工場へ見学に行ってきました。

運用部 奥さんの出張報告、ぜひコモンズレター(6ページ)でご覧ください。

コモンズフェスタ15周年イベント ~投資は未来を信じる力~

次の日曜日に行われます。

午後に予定が入ってしまったのでなんとか午前の部には参加したいなあ、と。

バックナンバー

過去の記事は下記のリンク先でも格納しています。



投資先をもう一度眺めてみます


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