見出し画像

ファンドマネジャーから今、聞きたいこと

ここ数週間の株価急落。一日でドンと大きく下落する日が何度もあり、その日に「臨時レポート」が発表されたり、メールボックスに届けられたりしました。

楽天証券では保有している投資信託の基準価額が前日比5%以上下落すると、お知らせが届きます。

下落の要因についての説明、投信会社によっては今後の見通し等を載せているケースもあります。

下落の要因ですが、株式市況のニュースを見ていると、そりゃそうでしょ、って思います。あらためて説明されても、、、こういう時に限ってテレビのニュースでも株価はご丁寧に大きく取り上げてくれますし。今後の見通し、目下の状況で見通しを語ることに意味があるの?って個人的には感じます。今回のような状況でなくても、株価の今後の見通しは、個人的にあまり関心がありません。


先日のノートで、アクティブファンドはチームだ!と書きました。


チームとしてのアクティブファンド .001

ファンドマネジャー、投信会社は、投資家から託された資本、その資本配分を預かる「経営企画担当」です。

投資先の各社がどのような状態にあるのか、事業活動がどうなっているのか、それをしっかりと調査、分析してくれていることでしょう。それこそがマネジャーの皆さんにお金を託している理由です。

現在のような極めて特殊な状況において、お金を託しているファンドマネジャー、投信会社の皆さんから、今、お聞きしたいこと。

それは、
今、投資先の会社がどんな風に活動しているか。
そして、
調査、分析の結果、それをどのように評価するか。
もちろん、可能な範囲で構いません。

私たち投資家は投資信託を通じて、投資先の会社の株式を保有しています。その株式の評価はこうした状況下で大きく下がってしまうこともありますし、それは避けることが出来ません。株式の保有者として、私たちが今一番に心配しなければならないことは、保有中の株式を発行している会社の「価値」が損なわれていないか、ということです。事業活動に多くの制約を強いられる環境下にありながらもその「価値」を静かに、強かに、逞しく、増やすことが出来ている会社があれば、それは非常に心強いことです。この意味で、 #鎌倉投信 さんのブログの下記の記事は非常に素晴らしいものだと感じました。

投資先の「いい会社」の事業活動 ~新型コロナウイルスの感染拡大防止要請を受けて~

投資先の会社の事業活動についての報告以外に、ファンドとしての考え方をあらためて丁寧に説明すること。これもファンドの「チーム」としての結束を強めることにつながるかもしれないな、と感じました。その一例が、 #スパークスアセットマネジメント  さんのこちらの”「スパークス・新・国際優良日本株ファンド(愛称:厳選投資)」運用状況と運用チームからのメッセージ”です。

当面、あとどのくらい続くのか予測することは非常に困難ですが、株式市況は混沌として迷路の中をぐるぐると巡る可能性が高そうです。そうした状況の中で、投資家・受益者として私は、投資先の「価値」を支える事業活動がどうなっているか、がとても気になっています。ですから、ファンドマネジャー・投信会社の調査、取材の内容がとても大事だと感じますし、それだけに、可能な限り、それを「チーム」で共有してほしいな、と期待しています。投信会社、ファンドマネジャーの皆様、ぜひご検討をお願いします。

もしかしたら、そうした情報共有が、ステキな投資信託をそだてることにつながるのではないか、とも妄想しています。ピンチをチャンスにできるかも、です。

がんばれ、アクティブファンド!

サポート頂いた際は、TableforKidsへの寄付に使わせていただきます。 https://note.com/renny/n/n944cba12dcf5