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スパークス 『アジア厳選投資』 『少数精鋭』ウオッチ #1 (2022年12月末)

2023年から2つのファンドの月次定点観測をはじめます。

スパークス・新・国際優良アジア株ファンド(愛称:アジア厳選投資)

スパークス・少数精鋭・日本株ファンド

この2つのファンド。アジア厳選投資は2021年から、少数精鋭は2022年から、毎月コツコツと買い足しています。

今回は最初にアジア厳選投資からです。

アジア厳選投資

最新の月次レポート は こちら

上位10社、ポートフォリオ

前月末から投資先は5社増で30社になっています。1年前との比較では6社が入れ替わっています。

「組入期」の列にある数字はファンドが投資開始したと推測される決算期を入れています。「6」は現在進行中の期です。2022年5月開始の第6期です。2022年12月末の上位10社の中に組入期「6」が4社含まれています。足元でポートフォリオの入れ替えが進行中であると推測されます。

最新の月次レポートでは、2022年10月に新規投資を開始した会社、香港のSwire Pacificについて詳しく説明されています。

同社は香港に本社を置き、中華圏(中国本土、香港、台湾)と東南アジアを中心に事業を手がけるコングロマリット(直接的な 関連性を持たない複数の事業が集まって成り立つ企業)で、主力事業は不動産(Swire Properties社(中国)、純資産価 値の約45%)、航空(Cathay Pacific社(香港)、同約20%)、飲料(Swire Coca Cola社(香港)、同約35%)で す。

ご興味をお持ちになったら月次レポートをご覧ください。

受益権総口数の推移

設定来の推移です。

2022年12月は前月末比で受益権総口数が減少、ファンドからの資金ん順流出に終わりました。2ヶ月連続です。次回、3ヶ月ぶりの資金純流入を期待です。

パフォーマンス

ローリングリターン を確認しています。

1年です。

ローリングリターン 1年

参考指数と比較しています。緑の棒グラフがプラスになっているとアウトパフォーム(指数を上回る)、マイナスになっているとアンダーパフォーム(指数を下回る)になります。

データの期間数は56。アウトパフォーム 29期間、アンダーパフォーム 27期間となっています。2020年12月末〜2021年12月末以降、13期間連続でアンダーパフォームとなっています。

3年です。

ローリングリターン 3年

こちらのデータ期間数は32。アウトパフォーム17期間、アンダーパフォーム 15期間となっています。2019年1月末〜2022年1月末以降、12期間連続アンダーパフォーム中です。

データ数がまだまだ少ないので長い目でデータが積み重なっていくのを見たい、というのが率直なところです。

少数精鋭

上位10社、ポートフォリオ

最新の月次レポートは こちら です。

1年前、3年前と比較しています。こちらの組入期の列「9」が2022年8月に終了した第9期です。現在、第10期が進行中です。このファンドの場合、上位10社の開示が1ヶ月遅れとなっています。ですから2022年12月末基準の月次レポートでは2022年11月末の上位10社が載せられています。

1年前との比較では5社、3年前との比較では6社 入れ替わっています。2022年12月末の上位10社に組入期「1」の会社が3社含まれています。長期で株式の保有を続けているのが見て取れます。

最新の月次レポートでは ダイレクトマーケティングミックス さんが詳しく説明されています。投資先の会社の詳しく具体的な紹介がこのファンドの魅力です。ご興味をお持ちになったら月次レポートをご覧ください。

業種別等の構成比推移です。

化学、機械、ガラス・土石製品 が3本柱って感じでしょうか。

受益権総口数の推移

2022年12月は前月末比 受益権総口数が増加、ファンドへの資金純流入となりました。直近12ヶ月では純流入の月が10、純流出の月が2と流入トレンドになりつつある? 支持が広がるといいな、と思っています。

パフォーマンス

ローリングリターン 5年です。

ローリングリターン 5年

データ期間数は53。中央値は70%です。

コツコツ投資 実際のところ 等は「有料」となります。ご容赦ください。

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