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スパークス・日本株式スチュワードシップ・ファンド ウオッチ #101 / スパークス『華咲く中小型』ウオッチ #51 (2023年4月末)
2023年、以下の2つのファンドの定点観測を1つの記事にまとめることにしました。
1つ目のファンド「対話の力」は2014年12月、2つ目のファンド「華咲く中小型」は2019年2月からお世話になっているファンドです。
前回の定点観測です。
それでは、投資先、ポートフォリオからチェックしてみます。
投資先・ポートフォリオ
対話の力
![](https://assets.st-note.com/img/1684186149943-CYgSc151Bg.png)
投資先数は前月末から2社増の15社です。
当月の投資活動として、新規で京成電鉄、しずおかフィナンシャルグループを組み入れました。
とのことです。
投資先の上位5社です。
![](https://assets.st-note.com/img/1684186225263-66CKSzPK64.png)
順位は変動していますが、メンバーは前月末と変動ありません。
1年前、2022年3月末の上位5社です。
![](https://assets.st-note.com/img/1684186264799-TaxDNgYOac.png)
MARUWAさん、SHOEIさんが1年前も上位5社です。
月次レポートの本文では、投資先のナカニシさんとの対話の内容が詳しく、丁寧に説明されています。
同社はプライム市場の上場基準を満たしているにもかかわらず、あえてスタンダード市場に上場しています。スタンダード市場が上場企業として最低限のガバ ナンス水準を求めているのに対して、プライム市場は企業がより高いガバナンスの質を備え、投資家と建設的に対話し、共に企業価値向上を追求する場として期待されています。
今後の成り行きが気になるところですね。
華咲く中小型
![](https://assets.st-note.com/img/1684186409490-RyznJsvoDG.png)
投資先数は前月末比 増減なしの63社。
業種別のトップ5では、情報・通信業と電気機器の順位が入れ替わりました。
投資行動については
引き続き既保有銘柄への買い増しとともに、株価が上昇し割安感が薄れた銘柄、当初の投資仮説から実態 が乖離したと判断した銘柄の売却を行っています。また、過去の高い成⻑期待が剥落したことで株価は低迷が続いているものの、経済活 動の正常化による業況の改善確度が高まりつつあると考えられるソフトウェア企業に新規投資を行いました。
投資先が63社と前月末比増減なしですので、上の説明では新規投資先が最低1社あったことがわかります。とすると、保有株式を全売却した既存投資先が最低1社あったことになります。
前回も同じことを書きましたが、シンプルに「x社に新規投資、y社を全売却」と明瞭に示す方が良いと思うのですが。
上位10社です。
![](https://assets.st-note.com/img/1684186648592-EYEuQ51d4j.png)
前月末との比較では住友ベークライトさんがカムバックです。
表の右端の列は今年2月からTOPIXに変更しています。
今年1月までの右端の列、RN のデータ基のETFが上場廃止となったことによるものです。
https://nextfunds.jp/data/2023/td_230207a.pdf
今月のレポートでは投資先の コスモス薬品 さんが詳しく紹介されています。こちらもぜひご覧ください。ファンドの第12期(2018年11月〜2019年1月)に投資開始と推測されます。
受益権総口数の推移
対話の力
![](https://assets.st-note.com/img/1684186905794-JOM1JRF5ZH.png)
2023年4月は前月末比で受益権総口数が増加、ファンドへの資金純流入となりました。5ヶ月ぶりです。資金純流入のトレンドが定着するか注目です。
華咲く中小型
![](https://assets.st-note.com/img/1684186983219-3kBPUeey5y.png)
こちらの4月は1億口の増加。受益権総口数増加=ファンドからの資金純流入です。2022年12月まで53ヶ月連続で資金純流出だったのが、一転、1月、2月は11億口、3月は6億口近い増加。4月は増加口数がここ3ヶ月と比べると大きく減りましたが、ファンドへの資金純流入はキープできています。増加口数がじわじわ減ってきているのでこの流れが続いていくのか、気になるところです。
パフォーマンス
対話の力
ローリングリターン を見てみましょう。
5年です。
![](https://assets.st-note.com/img/1684187085736-qa4OTsNVEk.png?width=800)
2018年4月末〜2023年4月末、この5年の保有で +24% となりました。
華咲く中小型
5年です。こちらは年率換算しています。
![](https://assets.st-note.com/img/1684187119304-HWqpF1BVJh.png?width=800)
2018年4月末〜2023年4月末の5年間は、年率3.4%でした。
![](https://assets.st-note.com/img/1684187162907-xIhlDxleAP.png?width=800)
ここまでのデータ期間数は136。マイナスになった期間は12です。最後にマイナスになったのは2007年12月末〜2017年12月末、以来、5年保有してマイナスになった期間はありません。
中央値は15.2%(前回 15.2%)となっています。
10年です。
![](https://assets.st-note.com/img/1684187185031-ckGSzln5Bm.png?width=800)
2013年4月末〜2023年4月末の10年間は、年率12.3%でした。2013年4月末に投資された元本は10年後、3.18倍(分配金は課税されずに再投資を想定)となりました。データの数は76。中央値は年率18.4%です。
定点観測のバックナンバー
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