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ひふみ投信ウオッチ 2022年12月号 #132

僕が2008年からずっと毎月、毎月、買い足している #ひふみ投信  の月イチの定点観測です。

ひふみ投信のWebページです。

2022年11月末基準の月次レポートです。

https://hifumi.rheos.jp/fund/toushin/pdf/report202211.pdf

ポートフォリオから始めます。

ポートフォリオ

業種別の比率です。

1年前、3年前、5年前、10年前と比較してみました。

2022年11月末の投資先は270社。1年前と比べると17社減っています。前月末との比較では13社増えています。

時価総額別の比率です。

大型株 は前月末比 ▲2.24ポイント、
中小型株 は前月末比 +2.44ポイント、
超小型株 は ▲0.37ポイント、
現金等 は +0.17ポイント

となっています。中小型株のウエイトが増えました。

2022年11月末の上位10社、2022年8月末の上位30社です。

2022年10月末、2022年7月末はこうでした。

上位10社、前月末から4社が入れ替わりました。

1年前、2021年11月末の様子です。

1年前の上位10社で、2022年10月末も上位10社に入っている会社は GMOペイメントゲートウェイさん、味の素さん、インターネットイニシアティブさん、MICROSOFTさんの4社です。

2021年8月末の上位30社で見ると、そのうち7社が2022年8月末も上位30社に名を連ねています。

組入期はどのタイミングでファンドの投資先に加えられたか(運用報告書からの推定)です。10月から第15期に入っています。

TOPIXのポートフォリオとどれだけ違っているかを示す、アクティブシェアは 75.02% です。数字が大きいほど、中身が違っていることになります。これまでの推移です。

アクティブシェア、前月末から増えました。

国内株式の組入比率は 84.06%。前月末比 ▲1.85% です。

受益権総口数・純資産総額

2022年11月、ひふみ投信は前月末比 口数減=ファンドへの資金純流出となりました。8月以来3ヶ月ぶりの口数減=ファンドからの資金純流出です。
一方、ひふみプラスは口数増=ファンドへの資金純流入です。14ヶ月連続の資金純流入です。

【ひふみ投信】のマザーファンドは

7,115.98億円に。

パフォーマンス

月次レポートはTOPIX(配当込み)と比較していますが、2,000社以上で構成されたTOPIXだけでなく、日経225とも比較してみました。ひふみ投信の現在の投資先数ともTOPIXよりも遥かに近しいので。日経225は一番規模が大きい、こちらのETFを使っています。

年ごとの収益率です。

ローリングリターンです。

5年です。

ローリングリターン 5年(年率換算)

2017年11月末〜2022年11月末の 5年間保有のパフォーマンスは年率換算 2.4%。5年保有すると、投資額は1.12倍になりました。

データ期間数は110。中央値は17.1%(年率)となっています。前回は17.1%でした。
年率17.1%ということは5年保有で2.20倍です。

10年です。

ローリングリターン 10年(年率換算)

2012年11月末〜2022年11月末の 10年間保有のパフォーマンスは年率換算 14.7%。10年保有すると、投資額は3.95倍になりました。

データ期間数は50。中央値は16.0%(年率)となっています。前回は16.0%。
年率16.0%ということは10年保有で4.41倍です。最小値は2010年3月末〜2020年3月末で 年率13.2%です。この場合でも10年で投資額は3.46倍になっています。

コツコツと、毎月同じ金額を追加投資していた場合。

2008年10月末から毎月定額で投資していると、2022年11月末の時価は投資累計額の2.45倍になっています。さらに、ひふみ投信には「資産形成応援団」という仕組みもありますので、実際にはもっとふえていることになります。

資産形成応援団とは、直販で5年以上保有いただいているひふみ投信について、信託報酬の一部を当社がお客様に還元することにより、信託報酬を実質的に割り引く、という日本で初めて導入された仕組みです。
5年以上、または10年以上継続して保有されている受益権口数に対して応援金を還元いたします(受益権とはひふみ投信をご購入いただいたお客様が、ひふみ投信の利益を受けることができる権利のことです。)。
応援金還元率は受益権口数に係る資産残高の年率0.2%(5年以上分)、0.4% (10年以上分)です。応援金は、新たにひふみ投信を買付ける資金に充当いたします(原則として、現金のまま、お渡しすることはありません。)。

https://hifumi.rheos.jp/fund/toushin/about/


なお、上記のローリングリターン・10年はこの資産形成応援団のことは一切考慮していないので、実際に10年保有していた場合のリターンはもう少し大きなものになっていると推測されます。

コツコツ投資の開始を、2008年10月末、2009年10月末、2010年10月末、2011年10月末、2012年10月末、2013年10月末、 2014年10月末、2015年10月末、2016年10月末、2017年10月末として、開始後の各月末の (評価額)÷(投資累積額)-1 を見たグラフです。クリックで拡大してください。

この推移も「資産形成応援団」を考慮していません。

2018年10月末、2019年10月末、2020年10月末、2021年10月末スタート版です。

コツコツ投資・実際のところ ほかは「有料」とさせていただきます。

このファンドの定点観測、バックナンバーは以下からご覧ください。

先日公表された 2022年9月の第14期運用報告書(全体版)を中心に眺めてみたのがこちらになります。
12月25日までほぼほぼ全文公開となっていますのでお早めにご覧ください。

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