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グローバル・ベスト・ファンド ーアクティブファンドを眺めてみよう #37

アクティブファンドを眺めてみて、そのファンドから

「企業価値を探究しているか?」

そんなオーラが感じられるかをメンバーの皆さんにお尋ねするシリーズの第37回です。

これまでの眺めてみた軌跡を収載したマガジンは こちら です。

今回眺めてみるのは

グローバル・ベスト・ファンド


2006年9月に設定されました。運用実績は17年以上。

ファンドの特徴は目論見書で次のように述べられています。

主として世界の株式に投資し、“ワールドワイド”に投資機会を追求します。

投資先は後で眺めてみますが、日本の会社が投資先に含まれているところに特徴があります。なお、日本の会社を投資対象に含めない、海外の会社のみを組入対象とするファンドもあります。

ファンド名に「DC」と入っていますが、主なネット証券では100円から買い付けることができるようです。たとえば、こちらです。

グローバル・ベスト・ファンドに戻りましょう。

ファンダメンタルズ・リサーチを重視したボトムアップ・アプローチにより、 魅力的な成長が期待される銘柄に厳選投資します。
■ 市 場 横 断 的 に 企 業 の 相 対 的 な 魅 力 度 を 把 握 し 、グ ロ ー バ ル ・ レ ベ ル で 比 較 し て 成 長 力 が あ ると 思 わ れる企 業 を 選 定しま す 。

リサーチ、ボトムアップを強調しています。そのプロセスを担うのは

マザーファンドにおける運用指図にかかる権限をティー・ロウ・プライス・ アソシエイツ・インクへ委託します。

ということもあり、ティー・ロウ・プライスを目論見書では詳しく説明しています。

このファンドを眺めてみる理由は主に2つあります。

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