コモンズ30ファンド ウオッチ #11 2023年10月末
コモンズ30ファンド の月次定点観測の第11回です。
前回の定点観測はこちらです。
月次レポートです。
https://www.commons30.jp/pdf/fund30/report202310.pdf
ポートフォリオと上位10社
2023年10月末のポートフォリオ、上位10社です。
9月から新たに1銘柄の組み入れが始まり保有銘柄数は32銘 柄となっています。当該銘柄の組み入れが一定の比率になりましたら銘柄の開示を行う予定です。順調に組 み入れは進んでいますので、もうしばらくお待ちください。
楽しみに待ってます〜
個々の投資先についてのページ。
対話のページへのリンクが載せられているのがステキです。
そして
「コモンズの視点」が明瞭に示されています。
運用報告動画、最新版です。
こちらの動画では、投資先の1社、 #三菱商事 さんについてコメントされています。
月次レポートでは、三菱商事さんのほか、 #信越化学工業 さん、 #エムスリー さんについて「ピック！」されています。
「ピック！」のコメントから：
半導体シリコンの需要に関してはもうしばらく調整が続く可能性もありますが、中長期的な需要増に対する 確度は変わっておらず、先々の需要増を見越した設備投資については計画通りに進んでいます。
同社は中長期的な成長に向けて、事業環境の変化を注視し、戦略的に経営資源の循環を促進し、資本 効率の向上を図っています。高収益・高成長の事業については、強化・拡大を目指しています。一方、収益 性(ROIC)が業界に比べて劣後する事業、および低成長の事業は、リスト化して入れ替えあるいは継続保有 の是非を判断し、赤字削減や継続保有先の収益改善に努めています。
これまでは病気 などを発症した患者や、それらを治療する医師などが主たるターゲット市場でしたが、最近では、病気など を発症する前の健常人を対象とする市場についても、健康データ管理、予防、早期診断促進、病に関するリ テラシー向上など今後拡大する重点領域として力を入れ始めています。
コモンズ投信の皆さんが注視されているポイントが把握できて大いに参考になります。この「ピック！」から、人や事業、実現される価値について大きな注意が向けられているのを感じます。この点がとても、とても大事なことだと感じます。
株価に関連した記載としては
エムスリーの株価は、金利上昇懸念による高成長銘柄の買い控えなどにより低迷が続いていますが、企業業 績の着実な成長が見直されるタイミングでは、再び上昇基調に回帰していくものと期待しています。
がみられますが、株価（価格）ではなく、投資先の会社が実現している「価値」をしっかりと追究している姿勢が感じられます。
コモンズ投信さんの記事から。
未来を創る企業に意思あるお金を投資し、その果実がいい社会を創るというリターンと、自分への経済的リターンになって還ってくる、またその意思ある投資により手の届きにくい社会課題へ寄付となって回っていく、そのエコシステムをコモングランドに集う仲間とぐるぐる回していって、それをさらに大きくしていきたい。それがコモンズのミッションでありビジョンです。
抽象的な表現ですが、こうした営みをある意味粛々と続けていくことが大事だと思っています。
受益権総口数の推移
受益権総口数は、投資信託に資金が流入しているか、流出しているか、を示しています。資金が流入する、継続的に資金が流入している＝受益権総口数が継続的に増え続けている投資信託は、その投資家（受益者）からの信頼を継続して得ている、その信頼が深まっていると推測することが出来ます。コモンズ30ファンドの2017年12月末以降の月次の推移です。
2021年3月以降2023年4月まで26ヶ月連続で受益権総口数が前月末比増加、つまり、ファンドへの資金純流入が続いてきましたが、前回2023年5月は減少となりました。27ヶ月ぶりのファンドからの資金純流出でした。
2023年10月は1.9億口の増加でファンドへの資金純流入となりました。
5ヶ月連続の資金純流入です。
イベントが近づいてます
15回目の社会起業家フォーラムが今月開催されました。
先ほどのミッション、ビジョンに述べられていた ”意思ある投資により手の届きにくい社会課題へ寄付となって回っていく” ですね。
お金のむこうに人がいる。それは株式投資だけではなく寄付も同じだと思います。
バックナンバー
過去の記事は下記のリンク先でも格納しています。
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