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NVICの「おおぶね」シリーズに期待することー個人投資家のインベストメント・チェーンを豊かなものに

(トップの写真は、昨日の夜、茅場町で撮影した一枚。1社を除いてグリーン、グリーンだったので、ついパシャっといきました)

昨日、農林中金バリューインベストメンツ #NVIC さんがリリースに合わせて、noteに新しい記事を投稿されました。

斬新なフィー体系、それを具体化した考え方、思想が説明されています。

ただ、アクティブファンドを愛する私が注目したのは、別の箇所でした。

今回組成する「おおぶねグローバル(長期厳選)」は、NVICがこれまで選定してきた北米・欧州・日本の「構造的に強靭な企業®」 数十社の中から、持続的に企業価値を増大できるという確信度が特に高いと考えられる20~30社を厳選し長期投資を行うことで、長期安定的なリターン獲得を目指すファンドです。
強い会社に投資をしたいのであって、どの市場に上場しているかは関係ない。

アクティブファンドにとって最も大事なことは、どんな会社に投資して、どんな会社にはビタ一文投資しないか、ということだと考えていますので、この投資対象に最も強い関心を持っていました。

そして、更に重要だと感じたのは、この箇所です。

私たちが皆様に確実にお届けすることをお約束できる「価値」、それは皆様の代わりに世界中を飛び回って徹底的に企業を調査し、その内容を皆様にご報告することです。加えて、投資先企業の事業内容を見ていただいたり、投資の楽しさを感じていただけるような機会を作ることです。

そう、投資の楽しさ、です。

先日、こんな記事を書きました。

伊藤レポートが提言した「インベストメント・チェーンを豊かにしよう!」は、一部の発行体の上場会社や機関投資家がそれに応えようとしている動きがじわじわと進んでいるものと感じましたが、個人投資家においてそれがどこまで起きているのか、甚だ疑問です。

私の勝手な仮説です。個人投資家(まだ株式投資を実践していない人も含めて)のインベストメント・チェーンが一向に豊かなものにならないのは、投資の楽しさが受け入れられていないから、だと考えています。トップにあげた写真、グリーン一色の株価を見て「怖い」「株式投資なんてやるもんじゃない」「所詮、ギャンブル」と感じる人がまだまだ圧倒的多数でしょうし、これを本気でひっくり返そうという人たちが業界には実に少ないような気がしています(畑を広げる努力もそこそこに陣取り合戦ばかりに躍起になっているかの人たちは見受けますが)。

NVICさんの「おおぶね」シリーズには、個人投資家の「インベストメント・チェーンを豊かにしよう!」という意思、気概を強く感じています。今回の「おおぶねグローバル」にもぜひ乗船したいな、と考えています。

ところで、「おおぶね」シリーズといえば、

有価証券届出書が訂正されていました。

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4月1日から公募販売されるようです。が、SBI証券のみ?

楽天証券での取り扱い開始、待っています。

<追記>
楽天証券でも取り扱われます!


「おおぶねグローバル」のフィー体系について:斬新でユニークだと思いますし、それを支える思想「同じ船に乗る」にはスキ!って感じます。ただ、私が今アクティブファンドを眺める際に、フィーにはほとんど関心を払っていないこともあり、うわー、スゴいチャレンジだなー、でも大丈夫?って感じなんです。何が言いたいか、というと、投資哲学やプロセス等がグダグダなのにこのフィー体系だけを真似たとしても、「眺めてみたいな」とは全く思わないだろう、ということです。

ですので、「おおぶねグローバル」に寄せる私の関心、期待は

どんな会社に投資するのか。
どんな風に株式投資の楽しさを伝えて、発信して、インベストメント・チェーンを豊かなものにしようとしてくれるのか。

この2点となります。

めちゃくちゃ楽しみです。


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