アクティブファンド_眺め

アクティブファンドを眺めてみた #1

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「アクティブファンド を眺めてみた」 第1回です。

実質的には2回目なのですけれど。

ホント?の第1回はこちらです。

今回、取り上げるアクティブファンド は

ベイリー・ギフォード世界長期成長株ファンド(愛称:ロイヤル・マイル)

です。

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この目論見書で最初にこう問いかけられます。

企業の長期的な成長を捉えることに主眼を置く長期投資家も数多く存在します。 その中の運用会社のひとつである「ベイリー・ギフォード社」を皆さまはご存じでしょうか。

は、初めて聞いた名前です。これが私の質問に対する答えでした。

このファンドと出会ったきっかけは、m@さんでした。

エジンバラで長期投資を行っているベイリー・ギフォードインパクト投資ファンドに投資しました。

m@さんのアクティブファンド の発掘力はいつもスゴいな、と感じていますので、まずそこで関心を持ちました。

そして、エジンバラです。個人的に初めての欧米出張の目的地がエジンバラだったのがなんかグッと来まして。

で、ベイリー・ギフォードで調べてみると、もう一本、その名前を銘打ったアクティブファンド が見つかりました。それが今回のファンドです。

m@さんが投資されたファンドは去年6月設定なのに対して、今回取り上げる『ロイヤル・マイル』は昨年1月に設定されていて、設定1周年を迎えました。ということもあり、情報量が多いだろう、ということで『ロイヤル・マイル』を選んでみました。

「ベイリー・ギフォード?」「投資哲学」「ポートフォリオ」、、、という具合に私が調べたこと、感じたことを書いていきます。

ベイリー・ギフォード?


まず最初にどう綴るねん?というお話です。

Baillie Gifford と綴ります。一発で正解には至りませんでした。

Webサイトはこちらです。

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THE ORIGINS OF RESPONSIBLE INVESTMENT

"責任投資の起源" ということで骨太な印象を受けますね。

ABOUT US をクリックしてみると、「私らプライベートなパートナーシップなもんであんまり「俺たちはこうだ!」みたいなこと言わないのですよ」とデッカクシャウトしてきます笑

少しスクロールして出てくる言葉が、投資哲学の根幹だと感じました。

Actual investors think in decades.
Not quarters.

この"actual"をどう捉えるか、理解するかがポイントになりますね。

Actual ? ー 投資哲学

このページ には「その通り!」と感じました。

https://www.bailliegifford.com/en/uk/about-us/actual-investors/

そして繰り返し読んでみてやっと気づきました。

そうか!このActual は Active を意識していたのですね。

カンが悪い笑

We see it as an opportunity to redefine our original purpose of deploying clients’ capital into tangible, returns generating activities. And we believe that redefinition is ‘actual investment'.

「世のアクティブ運用の多くは、インデックス運用、パッシブ運用に対抗する為に、それとの差をを目指して結果、上手くいかないのだ。大事なのは、顧客の資産をしっかりとしたリターンをつくりだす活動、事業に配置してあげることでしょ。それは "Active" と呼んだりしない。"Actual"と呼ぼうじゃないか」ってなことかと思います。

『ロイヤル・マイル』の投資先

このファンドの情報開示ですが、非常に充実していました。

過去2回、投資先の全社を紹介する資料が提供されていました。

直近はどうなのか?ということに関しては、こちらをチェックするのが良さそうです。

このファンドの実質的な投資対象と見られるファンドのページです。

https://www.bailliegifford.com/en/usa/non-professional-investor/funds/baillie-gifford-long-term-global-growth-fund/portfolio/

こちらを見ると、2019年12月末の投資先は32社となっています。

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投資先の推移が分かります。2019年8月から12月の4ヶ月間で、Baiduとbluebirdが全売却され、PinduoduoとPelotonが新たに投資先に加えられたようです。

2016年12月末のAnnual Reportが確認できたので、その数字も拾ってみました。

2019年12月末時点の投資先32社のうち、

22社が2016年12月末時点で組み入れられていました。

2017年に組み入れられたのが2社、2018年に組み入れられたのが5社、2019年に組み入れられたのが3社です。

投資開始の時期も紹介されているのはとても素晴らしいと感じます。

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また投資組み入れを行った会社だけでなく、全売却となった投資先についてもその判断理由が明快に示されているのも素晴らしいことと感じます。

実はこのファンド、日本の会社にも投資することが出来るのですが、去年の年末時点ではゼロとなっています。

m@さんが投資されているベイリー・ギフォードインパクト投資ファンドにはエムスリー他日本の会社も投資先に含まれているようです。

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アクティブシェアは93%と非常に高い数字となっています。

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このPBRやPERをみると、かなり攻めたポートフォリオだなあ、と感じますね。それだけにリスクは大きそうです。

パフォーマンス

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なかなか立派な成績です。

『ロイヤル・マイル』自身はちょうど1年が経過しましたが、以下のような結果となっています。

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2020年1月もなかなか順調な滑り出しとなっているようですね。

資金流出入

設定来の月末時点の純資産総額、受益権総口数を見てみます。

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2019年10月から4ヶ月連続資金流出となっています。悪くはない成績、また、時間軸の長い投資哲学をベースにしているファンドなのですが、肝心のファンドに集まってきているお金は短期志向のものが多く混ざっていたというより他ありませんね。

ロイヤル・マイル、あれ?行ったっけ?記憶にないや、、、

エジンバラ?エディンバラ?つながりで最所あさみさんのノートも。

私の評価

『ロイヤル・マイル』の私の評価。

非常に興味深い。しばらくチェックしてみる。

このファンド、どういうわけか、期限(2029年1月25日まで)があるんですよね。そこはちょっと気になりますが、規模が大きくなれば無期限になることも十分見込まれるものと想像しています。

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以上 「アクティブファンドを眺めてみた」の第1回でした。

次回をお楽しみに。

このシリーズで取り上げてみて!という株式のアクティブファンド がありましたら、以下のフォームからご連絡ください。インデックスファンド、バランスファンドは一切取り上げるつもりはありませんのでご了承ください。

今回のファンドが私と同じく「興味深い!」と感じてくださった方、下記のサークルでも楽しみ頂けるものと思います。ご覧になってみてください。

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「寄付」も「投資」だと考えるようになりました。サポート頂いた際は、「寄付」の後「その先」を自分なりに観て、「寄付」したいと思います。

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