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スパークス『厳選投資』ウオッチ #91 (2022年12月末)

アクティブファンド『厳選投資』を毎月買付けています。

『厳選投資』は、スパークス・新・国際優良日本株ファンド

の愛称です。

毎月、定点観測を続けています。今回が91回目です。
スタートして8年目に入ってます。

月次レポートのメインは!

2022年の当ファンドの運用成績は、絶対リターンはマイナス、また相対リターンも参考指数であるTOPIX(配当込み)に大きく劣後するという大変不本意な1年となりました。

運用成績についての振り返り、ファンド自身「不本意」と評価される成績となった要因を3つ挙げられています。それに続いて、組入比率を引き下げあるいは完全売却を行った投資先、運用成績改善に貢献した投資先、新規の投資先について詳しく具体的に述べられています。

ご興味をお持ちになった方は月次レポート本文をご覧ください。

数字・データを定点観測

純資産総額・受益権総口数

『厳選投資』は2008年3月に設定されていますが、あまり昔を振り返っても仕方ないので、起点を2014年6月とします。

12月は前月末比で1.1億口増加、ファンドへの資金純流入となりました。
これでファンドへの23ヶ月連続で資金純流入です。
受益権総口数 358億口を突破!
月末基準で過去最高値だった2019年3月末の374億口の95.8%まで戻してきました。ファンド未踏の400億口が見えてくるか、2023年の注目です。

12月は増加口数がまた減りましたが1億口は超えています。ちょっぴり安心です。
上表の通り、数ヶ月(大きな)増加が続いた後に、数ヶ月連続で減少=ファンドからの資金純流出ということが何度も見られます。今後の推移は非常に、非常に気になるところ。

ポートフォリオ、上位5社の顔ぶれ

月次レポート からです。

2022年12月末です。

前月末です。

投資先は1増、28社です。

上位5社のメンバー、キーエンスさんに替わってロート製薬さんが登場です。

業種別の推移です。

1年前と見比べると、投資先は12社増えています。上位5業種のうち3つが入れ替わっています。上位5業種の重複でみると、2018年12月末が最も近い?ただ、当時の投資先は16社でした。当時の月次レポートからです。

当時は最もウエイトの大きい業種は化学でした。

この2018年も年間の基準価額の騰落率 -5.69% とマイナスとなっていました。

パフォーマンス(ローリングリターン/5年・10年)

パフォーマンスです。

ローリングリターン 5年(年率換算)


5年間保有のデータ期間数は118。うちマイナス発生はゼロです。

最大値 30.0%(年率):2012年5月末〜2017年5月末、
最小値 3.8%(年率):2017年12月末〜2020年12月末、
118個の期間の中央値 16.3%(年率)となっています。5年保有していたら、半分くらいの確率で投資額が約2.11倍になるような感じです。

10年リターンの推移です。

ローリングリターン 10年(年率換算)

こちらはデータ期間数が58個です。

ご覧の通り、最小値が2010年3月末〜2020年3月末の12.6%(年率)です。最小値のケースでも10年保有していたら投資額の2.2倍以上になっていたことになります。中央値は16.6%(年率)、4.64倍です。

1年リターンの直近60ヶ月平均を追いかけてみます。2018年1月から2022年12月の60ヶ月の平均は8.7%となっています。前回から▲0.8%です。
国内株式の代表的な株価指数に連動するETFと比べてみるとこんな感じです。

つみたてシミュレーション

続いて、つみたてシミュレーション です。
ファンドの設定以来、毎月末に10,000円ずつコツコツ買い付け続けたら2022年12月末にどうなっているか、その行動を開始した月によってどのように違いが出るかを試算したものです。このシミュレーションの起点は2008年3月末とします。


このファンドの定点観測、バックナンバーは以下からご覧ください。

こちらの動画。ファンドの特徴が詳しく説明されています。

スパークスさんのnoteもぜひご覧ください!

先日つくった記事です。『厳選投資』を知りたい方、ご検討ください。

コツコツ投資の実際、月次レポートをもうちょっと、

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コツコツ投資の実際

僕自身の、このファンドのコツコツ投資の歴史です。

実際のところ、どう?というお話です。

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