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明治安田セレクト日本株式ファンド 【愛称:初くん】 ーアクティブファンドを眺めてみよう #38

アクティブファンドを眺めてみて、そのファンドから

「企業価値を探究しているか?」

そんなオーラが感じられるかをメンバーの皆さんにお尋ねするシリーズの第38回です。

これまでの眺めてみた軌跡を収載したマガジンは こちら です。

今回眺めてみるのは

明治安田セレクト日本株式ファンド 【愛称:初くん】

です。


2000年12月に設定されたファンドです。運用実績は20年を超える老舗ファンドと言えるでしょう。

その名前の通り、日本の会社を主要な投資対象としています。

交付目論見書 からです。

東証株価指数(TOPIX)をベンチマークとし、これを中・長期的に上回る運用成果を上げるこ とを目標に運用を行います。

TOPIXがベンチマークとのことです。

銘柄選定にあたっては、企業を取巻く経済・社会環境および事業環境の変化に対応して、 今後成長が期待できる産業分野の中から、継続して成長が期待できる質の高いと判断される銘柄に厳選の上、中長期的な観点から投資します。

注目しておきたい言葉は2つ、「厳選」と「中長期的な観点」です。

運用プロセスの冒頭

徹底的な企業訪問調査をベースに、収益見通しと中長期成長力の観点から市場に過小評価されている と判断される銘柄を探し出し

と述べられています。この部分が運用哲学/運用方針の重要な要素と捉えられそうです。

目論見書の最初のページにも書かれていますね、失礼しました。

日本株式の中で、今後成長が期待でき る産業分野の中から、継続して成長が期待できる質の高いと判断される銘柄を厳選の上、中 長期的な観点から投資を行うファンドです。

ここでも「厳選」という言葉が使われています。

受益権総口数の推移

受益権総口数の推移が「企業価値を探究しているか」否かとの関係は直接ありません(個人の考えです)が、ファンドへの受益者の支持を窺うことができるものと考えています。また、コンスタントに口数が増加しているファンドの方が市況にかかわらず「良い会社に投資できる」可能性が高いものと推測しています(個人の考えです)。

「企業価値を探究している」それがしっかり感じられるファンド、そうしたファンドがしっかりとした受益者の支持を得ていれば、相乗効果があるのではないでしょうか。

2017年12月以降の月末時点の数値の推移です。

2023年9月末の受益権総口数は16.9億口。前年同月末の5.1億口から3倍以上になっています。

ウエルスアドバイザーからです。

今年に入ってファンドへの資金流入が劇的に増えている様子が見て取れます。

ちなみに「月次レポート研究所ポッドキャスト」でも年始に”2023年 月次レポートに注目したいアクティブファンド”として取り上げました。

内容の濃い月次レポートは今も健在です。ぜひリンク先をご覧ください。

https://www.myam.co.jp/fund/hajime_j/ha_j_month2309.pdf

このファンドが気になった、目に留まった理由です。

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