見出し画像

おばけが怖いと感じる理由を教えよう、、

夏の風物詩である心霊。

私は心霊が好きだが、絶対におばけと遭遇したくない。
というか、おばけは存在しないと思っている。

なぜ人は、おばけを怖いと感じてしまうのか、、

それは「よくわからない」存在だからだ。
もう少し丁寧に言語化すると、おばけに対する「情報量が少ない」ことにその要因がある。

例えば、以下の二つの文章を比較してみてほしい。

①あそこの廃病院には、赤い服の女の幽霊が出る。

②あそこの廃病院には、昔〇〇という名前の女の人が自動車事故で入院していて、不幸にも亡くなってしまったんだよね。
実は、お気に入りの赤いワンピースを着てパーティーに向かっている途中だったらしいよ、、その未練で今もあそこの廃病院をさまよっているみたい。


①に比べて②は情報量を多くしてみた。

どうだろう①では恐怖しか感じなかったのに②になると恐怖心というよりも、なんかかわいそうだな、、という同情心のようなものを抱かないだろうか。

続けてもう一つだけ。

あなたは今、夜中の廃墟にいる。
自分以外誰もいないはずなのにドン、ドンと音がする。

これだけを聞くと「ヒャーオバケ!!」
ということになるが、これも情報の不足からくる恐怖心だ。

実は野生の動物が歩いた音かもしれない。
実は経年劣化で扉の立て付けが悪いだけかもしれない。
そういった情報を与えられると、途端に恐怖は遠のいていく。

つまり、人間というのは「なんだかよくわからない存在」に恐怖してしまうのだ。

腹痛に悩まされている時は、「もしかしたら重大な病気かも、、」なんて心配してしまうが、病院に行って原因がわかったら「なんだそんなことか」となるもんだ。それは、なぜこの腹痛が起こっているのか分かったからだ。

もしあなたの身の回りに恐怖を感じるものがあるなら、それは「情報量不足」にあると考えて良い。
是非、その恐怖を分解して考えてほしいものだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?