☆カコをアカるくするコトバたち☆

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「ONE TEAM」

こんな言葉が飛び込んできました。ご存知だとは思いますが、今年の新語・流行語大賞に選ばれたそう。つい最近のラグビーワールド杯での日本代表のスローガンという事でしたが、「なるほど」これはいいなと思いました。

ちなみにラグビーのルールはあまり知らない（アメフトならわかる）上に、そもそもワールド杯を見ていないので、日本代表がどんなチームなのかはわかりません。勝った、負けた、をネットで追っていたというくらいで、こういうところは無頓着だなと思います。

流行語大賞っていいなと思ったことが今日のテーマなのですが、それは「過去を明るくする」からです。なんとなく明るくすべきは「未来」な気もしますが、過去を変えようのない明るくすることだってできると思うんです。

流行語大賞は自由国民社という出版社が毎年選定しているようで、その年に流行った象徴的な言葉を発表する。実はあんまりこういうのに興味がなくて、これまで右から左へと受け流していたのですが、こっちに来てからそういう”日本的な”コトやモノに関心を持つようになりました。海外あるあるですかね。いま勉強してみたいなと思うのは、能であったり日本の伝統芸能です。

僕がこのONE TEAMというのがすごく良いなと思う理由として、この言葉を5年後、10年後、はたまた50年後くらいに見返した時に、たぶんあの時の熱狂と感動が蘇ると思うから。僕はこういう熱狂や感動を「心で記憶する」という風に捉えていて、琴線に触れたことって必ず心のどこかに大切に大切にしまわれているんですね。それで、いつの日かふとしたきっかけで、鎖が解き放たれたかのようにパァっとその感動を思い出すわけです。

令和元年という節目の年に誕生した子どもたちにとっても良いはず。それこそ10年後、20年後に「そういえば自分が生まれた年ってどんな一年だったんだ？」そんな風に調べる子も出てくるかも。ちなみに僕が’生まれた1995年の大賞は「無党派」「NOMO」「がんばろうKOBE」だそう。最初以外はなんだか良さげな雰囲気があります。

ラグビー日本代表が日本中に与えた感動や元気というのがきっと未来でも生き続けるという意味で、この流行語大賞はすごく意味があるなと思いました。「大賞」という肩書きがつくので、それがないのとでは人の記憶への刷り込まれ方が変わってきます。

事実オリンピック競泳で金メダルを取った北島康介さんの名言「チョー気持ちいい」はかなりの日本人が知っています。アテネオリンピックが’開催された2004年の大賞です。こういう賞はこれからもテレビなりメディアで取り上げられることが続くはずなので、その度にあの時元気をもらった、感動をもらった、そんな人が一定数思い出すと思うんですね。

そういうわけで、この大賞には過去を明るくするパワーがあると思いました。中には、今年思い出したくないくらいに心底辛いことがあった人もいるはず。そんな人にとって悲惨な一年だったなぁで終わるのはなんだか寂しい。絶対に楽しいコトや嬉しいことは起きていたはずなので、そんな楽しい過去で埋め尽くせたら、ためらいなく後ろを振り返ることができるだろうなと思います。人は毎日毎日日本のどこかで、世界のどこかで喜怒哀楽、様々な感情に動かされています。数文字でその年を表せないことなんて百も承知なので、だったら明るい言葉を選びたいですよね。

もちろん、過去をかき消すためにみんなが明るくなる言葉を大賞にしよということではなくて、むしろのその逆。思い出したくもない過去を振り返るために、こんな楽しいこともあったなあと思えるんじゃないかってこと。

2011年の大賞は「なでしこジャパン」でした。サッカー日本女子代表がW杯で優勝した年ですね。歴史的な優勝で、日本中が歓喜した年です。2011年は東日本大震災が起きた年でもありました。

だから、流行語にはネガティブなことを思い起こさせるようなことは入れない方がいいなと思ってます。言葉の力で人の感情を少しでも良い方向に向けられると僕は信じています。みんなが上を向くような温かみのある名言がこれからも選ばれたらいいなあと思います。

ONE TEAMと聞いて、「令和」を思い出しました。今年は元号も変わった大きな節目の時だったので、平和で調和ある日本を、そんな願いも密かに込められているのかなと思ったり。

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今日の一枚。どこかあったかくなるような写真を選ぼうとしたのですが、なかなか見つからず久しくそんな写真を撮れてないことに気付きました。だいぶ昔の結婚式の一枚です。

日本は今日は晴れのところが多そうですね。
今日も良い1日になりますように。
おやすみなさい。