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枯れてしまった花から見る言葉との関係性

結婚記念日に、お花をプレゼントした。でも気付けば、美しく咲いているのはまだ半月くらいだけど残り3割ほどになってしまった。

同じ時期にも関わらず、昨年は8割ほどが1ヶ月以上も変わらず綺麗に咲き続けてくれたのである。ふとこの違いはなんだったのだろう?と考える。

ひとつ、おもしろい結論にたどり着く。それは「どれだけ言葉をかけていたかどうか」実はここに答えがあるのではないかと思ったのだ。


昨年は毎朝「ずっと美しい姿を見ていたい」「奥さんが見て喜んでくれるように…」という思いから、声かけを繰り返していたもので。

それに比べたら、今年は圧倒的に声をかける頻度が少なかったように思う。もちろんそれだけが原因ではないかもしれないけど、実際に明らかな違いとして表れている。

それを紐解いていくと「やっぱりお花は人の声を聞いて変化する」そんな風にじんわりと感じたのだ。使う言葉によっても発する周波数も変わるようだけど、言葉をかける行為には確実にいい影響があることがわかる。


しかもかけていた言葉は、お花にとってプラスの言葉。

  • 今日も綺麗に咲いてくれてありがとう

  • 今日もかわいく元気に咲いてくれてありがとう

  • おかげで奥さんもきっと喜んでくれるよ

聞いていて心地よさを感じる、感謝を伝えるような言葉が多かった。人間と同じもので、感謝を伝えられたり良い言葉で話しかけられたりするのは、お花にとってもいい影響があるのがわかる。

それが、今回の体験で明らかになった。


こんなことを考えるキッカケとなったのは「エッセイストのように生きる」という本。

この本を読み進めていく中で、感じたことから考えるという言葉をヒントにこの文章を綴っていこうと思えたのだ。


枯れてしまうという儚さと同時に、美しい瞬間をこれでもかというくらいに見せてくれたお花たちに、改めて感謝を伝えたい。

枯れてしまった花のことを考えながら、思考を深めることでこんな気付きにつながるとは。意識していなければ、なんとなく頭から消え去ってしまう事柄も、視点を変えて深く見ようとすればまた見え方が変わってくる。

人間も一緒で、言葉のかけかたや言葉の使い方で現象(相手)が変わるかもしれない。自分自身も、日々綺麗な言葉を使うとかポジティブな言葉を使うのがベースにあるからこそ、今回改めてその大切さが身に沁みる感覚を得た。

日々はそう変わらないけど、視点を変えたり意識を変えてみたりする。ぜひ、日々の中にそんな実験を取り入れてみてはいかがだろうか?自分の大切な感情やモノを見つけたり、新たな発見や気付きと出会えるかもれないから。


今日も感謝して。ひとりごと、おわります。

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