見出し画像

新潟少年院ビブリオバトルに参加して。

少年院、僕は茨城の暴走族だったため院自体が結構身近で少年院に入ったらヤンキーとして拍がつくような社会からドロップアウトした存在でした。

今回ハッシャダイソーシャルの三浦くん勝山くんに誘っていただいて即答で興味あります!
行きますと答えていました。

やあ〜、なんか書きたいというより、伝えたいこと?俺自身忘れないようにしたいこと。が多すぎて、久しぶりに文字に残します。

少年院と聞くと、ヤンキーが入るところっていうイメージが多いと思うんですが、現在の新潟少年院はヤンキーが少なく窃盗や詐欺で入る人が多いとのことで、その理由が「貧困」。

自分自身も1人親で裕福な家庭ではなく、家に居場所がないから暴走族という夜でも集まれるようなコミュニティに参加していたこともあり環境がそうさせる、お金がなく居場所がないから悪いことに手を出してしまう。そんな循環システム自体は今も昔も変わらないのかもしれないということと、居場所の必要性をとても感じました。

特に、中学で初犯をした子は再犯率が高く、それは結局更生しても地元に戻って悪いコミュニティに入ったら元に戻ってしまうことが多いから。
新しい居場所を用意できるような取り組みもなにかリバ邸としてできないかなと考え始めることができたので、この機会を与えてくれた2人には感謝しかないです。

少年院の中でも印象的だった話を何個か自分のためのメモとして、書いておきます。

ポテチとコーラが主食で育った子が少年院で健康になる話

育児放棄によってポテチとコーラ不摂生な暮らしで若年性糖尿病になるような子もいるみたいで、少年院という居場所で1日2800㌍の食事が出て生活習慣で改善される。
家よりも更生施設のほうが食事の質があがるって...やばすぎませんか。
これも貧困や居場所。

漢字が書けない話。

これは僕も中卒なので、同じだったのですが、漢字が書けないから本も読めない。
学べない。
マジで負の連鎖なんですよね。

少年院では漢字も学べ漢検も取れるということを知り、それ以外にも溶接の免許、高卒認定試験や就職、自分が通ってた公立校よりも設備がしっかりしていて、教育機関としてのレベルの高さに驚きました。

ビブリオバトルのプレゼンテーションの凄さ

今回ビブリオバトルという読んだ本の感想をパワーポイントでプレゼンするという会でお呼ばれされたのですが、こういったパソコン教育にも力を入れているのは全国の少年院の中でも新潟少年院だけのようです。

新潟少年は先進的な取り組みをどんどんしていっているみたいです。

ビブリオバトル自体、とても素敵な会で少年達が目をキラキラさせて発表していて説明自体もとても上手で話の抑揚、参加者への問いかけなど僕より上手いじゃん。

すごすぎとシンプルに思いました。

発表自体とても素敵だったのですが、質疑応答では登壇者がしてしまった罪への反省を感じられちゃんと更生できているのだろうと感じたし、その才能を世の中でいかせる環境に大人が導いてあげるべきだなと思いました。(勝手な使命感w)

院内で作られた作品や動画の凄さ、俺の気持ち



その後の懇談会で生徒達が作った動画も見せてもらったのですが、それも才能の塊で音楽、ラップ、自分たちの夢を動画にしていて、まじ、可能性しかないじゃんこいつらと心から思いました。

これは俺自身に対してもなのですが、やってしまった過去は変えられないけど毎日を粛々と。光を見るのには時間がかかっても、何か一つちゃんと一歩ずつ積み上げていくしかないから。

イキってくる優等生、ムカつく学歴マウント野郎、色んな奴に出会うと思う。

でも、そこで俺には何もないなんて言ったたって何も変わらないし、悪いことして成功しても最後ウシジマくんみたいに刺されるだけ。
真っ当に生きよう。

でも失敗はする。

俺もまだやらかしてばかり。そんな時は謝ろう。風速20メートルの土下座をしよう。

これからリバ邸として

や、ほんとに俺自身が最近まで自分が寂しいからとかお金のためとかでしか居場所づくりをしてこなかったわけですよ。

俺ももともと歯車から外れた貧困クソ野郎だったわけで自分自身社会のニュートラルに引き戻すために必死だったんです。

ようやく今振り返ったら、リバ邸住んでる奴って嫌な奴いないんですよ。
少なくとも俺が出会った中ではマジでいなくて。

そんなリバ邸でさ、出所した子達を受け入れるなんて言い方はしないよ。

俺もまだまだこっから更生。

そんで生きやすい場をたくさんリバ邸に関わっていく人たちとつくっていくから、一緒に更生してこう。

別に怠かったら来なくていいし悪いことすんなとも言わないし、やりたいだけやって自分が間違ってると思ったら俺と更生しようって思える居場所づくりをやっていきたい。ここは勝山くん三浦くんとも対話していきたいというよりかはお願いしたい。たのんます。

行こうぜピリオド(更生)の向こうへ、コッカラッス!!


そっとサポートしてください。