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【婚活恋愛失敗談】言わずとも察してあげられるのは、エスパーなのよ

『男性だって女性に甘えたいし頼りたいよね!』

甘えたがり男子専門コーチ/恋活婚活アドバイザー/レンタル彼女PREMIUM店長&指導教員/小説家の中村千花(@chika_rkt)です。

『お腹がすいた』
『眠い』
『疲れた』
『気が乗らない』
『つまんない』

『阿吽の呼吸』と言いますが、親しい相手であれば、わざわざ言葉にしなくても、習慣や雰囲気で何を考えているかは、なんとなく分かりますよね。

いくら言葉では「疲れてなんてないよ、大丈夫」と言っていても、その声に張りがなかったり、やつれていたりしたら『お疲れなんだろうな』と感じ取れたりしませんか?

私は犬を飼っていますが、犬も言葉にしなくても何を考えているか概ね分かるんです。

『目は口ほどに物を言う』ということわざがあるくらいなので、言葉などなくても目の表情でだいたいの意志疎通はできます。

けれども、いくら気持ちが分かるとはいえ、残念ながら100%ではないんですね……。

ごはんを平らげたので、『たくさん食べてエラいね~』と褒めても、犬は内心で『食べるもの他にないから、仕方なく食べてるんだよな』と思っているかもしれません。

本心は犬にしか分かりませんよね。

私はたまに実家に帰ると、「甘栗好きだったでしょう」って、天津甘栗が出て来るのですが、私の人生で甘栗が好きだったことなんてないんですね。

出してもらったものなので、美味しくいただきますが、勘違いするなら、こんな硬い皮を指を痛めながら剥かなくても食べられるものにして欲しいです。

どうせなら、マカロンとかいちご大福とかが良かったんですけど……。

本当に好きな物って出てこなかったりするんですよね。

つまりは、相手のことが『分かる』というのは、往々にして勘違いであることの方が多いのです。

というのも、レンタル彼女としてお客様とお話をしていると、私はエスパーかなんかと勘違いされているんじゃないかと感じることがよくあります。

デート中に二人でお話することというと、趣味の話や仕事の話、家族や友達の話になってきますが、まるで私が世の中の出来事の全てを知っているかのように話す人が多いんですね。

お客様「この間、休みの日の過ごし方でちょっと意見が対立して」

私「対立!? なんで?」

お客様「オレが休日は家から出ないのはおかしいって言うんだよね、ユウコが」

ん? ユウコって誰…?

急に出てきたぞ、ユウコ。

恋人とか奥さんはいないと聞いているし、妹かな…?

「ええと…、ユウコって、妹さん…!?」

「はぁ? 姉に決まってるじゃん!」

みたいなやり取りがあるわけです。

もちろん、自分の知らない話を聞くのは楽しいのですが、知らない名前が出て来た時に、『どういう関係性の人が話をしているのか』を想像しないと、ユウコが置き去りになってしまうんですよ。

ユウコが過去にいがみ合って別れた恋人の場合と、愛して止まない恋人の場合とでは受け取り方も違ってきます。

話を聞く方は話し手に感情移入するものなので、例えばユウコが「いいね」と言ったとしても、前者の場合は『皮肉かな』と思いながら話を聞くことになり、後者の場合は『賛同しているんだ』と思いながら話を聞くので、ユウコが何者であるかを把握していないと、話している人に共感できないんですね。

この、『自分が知っていることは相手が知っていて当然だ』という話し方って、女性ときちんとお付き合いをしている人は、それまでにお付き合いした彼女に直されていることが多いのですが、女性とのお付き合いの経験があまりないと、自分がそういう話し方をしていることに気づかないことが多いんです。

彼女の前で『〇〇に決まってるでしょ』『知っていて当然』『なんで分からないの!?』なんて言葉を言おうものなら、『はぁ? 何言ってるの!?』と噛みつかれることでしょう。

でもね、男の子(だいたい小学生まで)って、普段からそういう話し方をしている事が多いんですよ。

『はぁ~? ママ、なんで分からないの?』

『バカじゃねえ?』

って、おうちで偉そうに言っても、ママが優しいと怒ったりしませんから、その話し方に問題があることは、特別親しい人が現れないと、指摘してもらえません。

ちなみに、同性のお友達とかは気にしません。

自分も同じように話しているからです。

異性のお友達は、わざわざ指摘しません。

めんどくさいからです。

ただ……好きになってもらえなかった異性は、あなたの話し方を指摘してくれるかもしれません。

その時はきっと、『〇〇なところがムリ』みたいな、直截的な言葉なんだと思います。

まっすぐすぎて、撃沈してしまうほどの……。

ちょうどいい塩梅というのがないんですね。

『男性をオトコにするのは女性』と言いますが、ママが甘く育ててちょっといびつになってしまった男性を教育し直すのは、これまた女性なんですね。

ですから、今まで愛のムチを受けて来なかった男性諸兄!

まだ遅くないので、色々な女性に当たって砕けてみましょう!

『傷つくのが怖い?』

分かりますよ。

でも、意外とそんなに簡単に砕けたりしないもんなんです、人間って!

それでも傷つくことは避けたいという男性がいましたら、あなたが受け入れやすいようお話させていただきますので、ぜひあなたのお話を聞かせてくださいね。

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最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
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