孤独という名の蠱毒

みなさま、こんにちは。恋花です。
今回は『孤独』という感情を考えてみようと思います。
まず、タイトルですが、これはnoteを始めた時からこのタイトルで孤独という感情に触れたいと思ってきました。
読んでくださっている方は『蠱毒』をご存知でしょうか。
簡単にザックリ説明しますと、1つのツボにたくさんの虫を入れます。
ツボの中では弱肉強食により、最後1匹の虫が生き残ります。
ソレを呪いたい人の家の下に仕込むとか、直接使い魔として使うとか、そもそも虫以外でも行われるとか、まぁ、そう言った呪術的な行為です。

孤独という名の蠱毒…、私は孤独って、たくさんの寂しさや妬み、嫉み、羨ましさ…そういう感情が降り積もって、できあがっているのではないかなって思ったんです。
蠱毒ではお互いが食い合った結果が『蠱毒』という呪術として完成してしまうわけですが、私は孤独も似たような物で食い合うというか全てが一緒になってしまった大きな塊が『孤独』で、自分で自分の中で無意識に孤独という呪いを掛けてしまっているのではないか、と。
特に人に自分の悩みを話すのが苦手な方ほど、そういう傾向にあり『孤独感』を強めてしまうのだと思います。本来は孤独が自分の中で大きくなってしまう前に、誰かに相談をするなり、どこかで発散することができれば、大きくしたり強めてしまうことは無いはずなのです。

でも、それができない。難しいと感じる人が多いのでしょう。
一度大きく育ってしまった『孤独』を解していくのは難しいです。
もう一つの蠱毒は完成すれば最後の一匹になってしまうので、それを解くことはできません。そして『呪い』として完成してしまった以上、その呪いは抱え続けなければいけません。
呪いを使うか使わないかは術者次第ですが、使っても使わなくても『呪い』は『そこ』にあるのです。
自分の心の中の『孤独』も心の中という場所にあり、自分に『孤独感』という呪いを与え続けます。『蠱毒』との違いは、周りの人との関わりや、ネット上でも構いません、抱えた孤独を分散させることでいずれ解すことができることです。
自分の中にだけ抱えた感情は、毒にも薬にもなると思っていて、もちろん『マイナスな感情』は見たくない聞きたくないって人もいるともいますが、逆に「自分の他にも同じような感情を抱えている人がいるんだ!」という『安心感と共感』を与えて、そういった人が自分の中の孤独な感情を解いてくれるのだと思います。
何よりも『共感』というものは、人に取っての孤独感を解く最大の薬だと言えるのではないでしょうか。

私もたくさんの感情をインターネット上で吐き出すように、それこそmixi時代なんかは今のTwitterではとても書けないようなことも書いてたりして…
でも、それを見た人は私を否定することはしませんでした。
心配してくれてアドバイスをくれたり、共感してくれたり…
それは今のTwitterでも同じことが言えますが、おかげで私は『蠱毒のように孤独を抱える』ことはなくなりました。

全ての人にとっての正解ではないとは思います。
でも、きっと自分にも心配してくれる人、Twitterで話せば共感してくれる人がいるはずです。
少しでも自分の中の『孤独感』という呪いを解く、1つの手段として考えていただければ幸いです。


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