笑うことの難しさ。

今はそうでも無くなってきたのですが、過去の私はつくり笑顔が出来ないレベルで苦手でした。

それは昔からずっとそうで、あまり自分は表情を顔に出すのが苦手なのも要因としてあったのだと思います。
昔の写真は結構無表情で写ってることが多いです。
今でもあまり得意な方ではありませんが…難しくないですか?

過去の私は「はーい、笑ってー」とか気軽に言ってくれちゃうけど、
そんな簡単にすぐ笑えるわけないじゃんって思っていました。

働いていた時、長く在籍していた部署はメインが接客業でした。
やっぱり最初のうちって、なかなか上手く笑えなくて。
しかも、喋り方も上手くなくて…ほぼ名指しで滑舌が悪いって投書を頂いたこともあります。
今は意識して「笑顔」を作れるようになったかなって思います。

一時期、不思議なことに仕事だと笑顔が作れるのに写真撮影ではやっぱり笑顔がなかなか作れないということがありました。
今でもあまり得意とは言い切れないではありますが、本当にちゃんと笑えるようになったと思います。
そんな自分なので、キメ顔とかがバッチリ決められる人って羨ましいというか、尊敬すら覚えます。

私はそれがあったからか、昔から写真で撮られることが苦手でした。
できるだけ写りたくないので後ろの方にこっそり居たり、ウォーリーを探せレベルで「どこ?」みたいな配置にいることもあったし、どんなに妹にせがまれても写真撮影は禁止してました。
ただ、最近は表情が少し作れるようになってきたからか、写真自体を敬遠することはなくなってきて、自分から「一緒に撮る?」と聞くようなこともできるようになってきました。
なんとなく、写真を敬遠していたのはそれだけでは無い気はしますが、それでも記録に残しておく、残されておく、ということは大事だという認識も生まれたからだと思います。

ただ、それでも笑顔を作れないことってあります。
主に心の調子が悪いときは、やっぱり無理矢理でも笑うということは難しいです。どこかぎこちなくなってしまったり、目だけ笑ってないとか…
仕事をしていれば、無理にでも笑わなきゃいけない時もあって「笑え、笑え」と自分に言い聞かせてつくり笑顔をしてきたこともたくさんありました。
辛いとか、嫌だとか、泣きたいとか、色んな気持ちを押し隠して笑うって本当に難しいことで、そのこと自体が辛いとさえ思う、そんなことが自分にもあったのだから、きっと他にもそういう方々はいらっしゃるのです。
『笑顔』の下に、どんな事情があるかなんて分からないこともたくさんあります。自分がそうだっただけに、できるだけ人には優しくしたい、そう思うのでした。

と、色々長々と書いてきましたが、一番良いのは「自然に笑える」ということなのかな、と思う今日この頃なのでした。

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