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キラキラだとか夢だとか

最近、自分の事を「つまらない大人になったな」と思うことが増えました。
ふと、気付いたことがあるんです。
『今まで憧れてたことが叶った瞬間と、それを今大事にできているか』
目標でも、やりたかったことでも、買いたかった何かでもいいし【何かそういうこと】。
そんなことを思うようになったキッカケは、大好きなaxes femmeの洋服を眺めている時でした。

1.ファッションが大好きな自分

私は、所謂『着道楽』というか、ファッションが好きなんです。
でも、このファッションが好きというのは、ファッション全般に興味はあるけど好きなブランドあってこそなんです。
1番最初は、レストローズというブランドへの憧れでした。社会人になる前から憧れていて、社会人になったらこのブランドの服やバッグを買うんだって決めてました。購入できるようになるまでは、お店の中にも入れないくらい、本当に憧れてたんです。
実際にお給料が貰えるようになったら、1シーズンにバッグを2つは買うって決めて通ってました。最初に買ったバッグはもう合皮がボロボロで、修理しようにもブランドも今は無く、修理屋さんに持って行っても、取っ手が変わってしまったら…それは私の愛したレストローズのバッグでは無くなってしまうなって思って…

レストローズを追いかける中、惹き付けられたのが『axes femme』のお洋服でした。レストローズ程は高くなく求めやすい価格であること、それなのに装飾のレースやビーズ、ビジューなどが施されているデザインが多く、友人からの情報を得た時は心がときめきました。
しかし、その頃はまだ近隣店舗が少なく、というか県内1店舗という状態だったと思います。遠くでしかも車で行かなければいけないような場所…。
私にはなかなか手が届かない、それこそ憧れの1つでした。
やっと店舗の中に入れた時、すごく感動して興奮したのを覚えています。
店内の装飾から、配置の仕方、マネキンのコーディネート、1つ1つがキラキラして見えました。それは、まさしく憧れに手が届いた瞬間でした。
でも、今は…どうでしょう?通販サイトもできて手軽に手に入り、近隣店舗も増えました。あの時のときめきは、どこへ行ってしまったのでしょう。
もちろん大好きな気持ちは消えてません。今でも大好きです。
じゃあ、なぜ?当たり前になったら、当たり前になってしまって、良いのでしょうか。

2.ネットが大好きな理由

少し話は遡って、中学~高校時代。
中学時代はほとんどネットに触れることは無く、親の監視下で公式サイトとかを見るという程度でした。その時は憧れという程の感情はありませんでした。
高校生になって、授業でタイピングの授業などパソコンを使うこともあり(ワープロ検定などの検定取得目標もあった)晴れて家でもパソコン&ネット解禁となりました。
…まぁ、嬉しかったんですけど、ネットにそんなに触れたことが無い私は右も左もわからず…とある、ゲーム攻略サイトの掲示板でメアドと名前を晒してしまったのは苦い思い出です(笑)
しばらくは名前(アルファベット表記)のままだったんですが、そこの掲示板に書き込みをしたことから、いつも会話をするメンツが決まってきました。
で、掲示板をチャットのように使ってたので怒られてしまって…。
そこから、各々が自分のサイトを立ち上げて、大体お決まりのチャット部屋でお話しすることが多くなりました。その頃にHNを改めて『恋花』にしました。
毎晩チャットをしていたおかげで、タイピング能力はぐんぐん上がり、学年でも上位だったと思います。そして、そのおかげで一通りの卒業までの目標とされている資格を1年生のうちに取得してしまいました。
それはそれとして…当時ネット友達を介して『ラグナロクオンライン』の存在を知りました。さすがに親の許しもでないし、そもそも当時使用していたパソコンではできない…人間って、手が届かない物に憧れるんでしょうね。
そりゃもう、憧れましたとも。強烈に。
私が初めてラグナロクオンラインの地に降り立ったのは、約3年後。専門学校に入ってからでした。友人がいるらしいサーバーで初めてみた物の、右も左もまた分からない。
ひとまず、なんとなく手近にあるところでレベルを上げて剣士にジョブチェンジ。ひたすらバッタを狩っていたら、同じくバッタを狩る魔術師と出会って…そこから色々な出会いがありました。
結果的に、その頃に出会った人たちはリアルでもお付き合いをしたり、相談にたくさん乗って貰って、今の私がいます。
派生的にmixiやblogなどからTwitterをなんとなく流行りに乗ってやってみて、ネットでの出会いは悪いことばかりじゃなくて、本当に自分にとって良い物でした。だから、私はネットの世界が大好きなんです。
助けてもらった当時の私、今度は誰かの助けになりたくて、今はまだもがいている最中ですが、いつか叶うといいなと願っています。

3.なぜ、この記事タイトルなのか

タイトルはバンドリのPoppin'Party(以下略称ポピパ)の曲名(および歌詞)からお借りしました。
私、バンドリのアニメも観てるし、今はガルパ(音ゲー)もやっているのですが、実は最初はあんまりポピパが好きじゃなかったんです。
嫌いってわけじゃなくて、イマイチ自分には良さが伝わらない…という感じで5バンドある中(今は6)で、下位の方というか。
でも、今は好きだと言えるグループの1つになりました。
ゲーム内のイベントシナリオとか、バンドシナリオ、そして、綴られる歌詞への思い。
音楽で思いを伝えるって、すごいことですよね。
特にポピパは日常の中の何でもない普通のことを「キラキラドキドキ」というときめきや、憧れに変えているんだなって言うのが分かるようになって、今回の自分の思っている事にすごく共通しているというか、彼女たちみたいな視点ってすごく大事なんじゃないかって思ったんです。
この曲のサビの歌詞が

キラキラだとか夢だとか
希望だとかドキドキだとかで
この世界は
まわり続けている!

という感じで、自分は以前は夢や憧れだったことが、大人になって容易に叶うようになって、憧れていた時の気持ちまで忘れてしまっている…そんなような気がしたんです。

今の自分はすごくちっぽけで、夢って言える夢もないし、以前みたいな強烈な憧れも持っていないです。
毎日を生きるのが精一杯で、夢とか憧れとか持てるのか分からないけれど、自分の中にまた「希望だとかドキドキだとか」そういう物が生まれるといいなって思います。

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