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しがない22歳、大学生。 でも日々さまざまなことを感じていたいと思いnoteを手に取っ…

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しがない22歳、大学生。 でも日々さまざまなことを感じていたいと思いnoteを手に取った22歳です。 趣味は読書、マンガ収集、アニメから最近はジャズにハマったりとサブカル全般は一通り。詩や物語をこちゃこちゃ書いたりもするので、いつかお出しできたらと思ってます❗よろしく☺️✌️

最近の記事

青い夜のための詩

夜の大きな手が、淡いオレンジ色の光を花束のようにして包み込むのが見えた もうそんな時間 オレンジ色の華は花弁をぽろぽろと落としながら夜の奥へ吸い込まれていく その時、きまって微かに砂糖を焦がしたような匂いがするのだ きっとお菓子にして食べるのだ 僕は、夜がその手に夕焼け色のカップケーキを持っていることを想像した 夜の角は光を飴細工で包んだように淡く光り、 星たちは金平糖を散りばめたみたいに輝く その光は夜が微かに青いことを教えてくれる すっかり暗くなった海は

    • 「日常」

      倦怠が昇る朝 窓の外から舌打ちされた 新聞屋はいつでも本日オススメの憂鬱を届けてくれる 今日はサンドイッチの隙間に挟まれるかもしれない 明日はトイレットペーパーの回転に捲き込まれるかもしれない 「日常」はいつでも黄色と黒とに明滅している ちょっとだけ一息つこうじゃないか そう思ったら淹れたてのコーヒーが噛みついてきた

      • 短編 『望郷の夜』

        超 短編です あとソフトなSFです 「ほら、見上げてごらん。今、光っている星はね、実はもう死んでしまった星たちなんだよ。」 「星も死んじゃうの?人間みたいに?」 「そうだよ。」 子供の質問に教師は答え、微笑んだ。 「けど、光がここまで届くには時間がかかるから、あれはずうっと昔に死んでしまった星の光なんだよ。それこそ、何百光年も前にね。」 「へえ.......。」 子供たちは嘆息し、宝石を散りばめたような星空をもう一度見上げた。 彼らが見つめているのは数多

        • 日記 2021/11/23

          11月もあと少し。卒業論文の締め切りが迫っていてヤバいのですが、いまは日記を書きます。 今年のこの時期に入って、はじめて育てていたリト―プスに花が咲きました。扉絵にしたかわいいヤツです。よく「石のような見た目」と比喩されますが、僕にはどうしても脳みそがある日突然発芽したようにしかみえませんでした。でも儚げでとても綺麗です。 いまこうして記念すべき日記第一号を書いています。が、やはりサラサラとはいかないものですね。今までも書いたことはありますが、長くは続きません

        青い夜のための詩

          ・初めましての「ご挨拶」から

          noteをご利用の方もそうでない方も初めまして。Lotusと申します。 noteをお使いの皆さんなら同じかと思いますが、僕もまた何か伝えたいこと、聞いて欲しいことがあってこのサイトを開きました。少し硬いですね笑 まぁ、これまで不特定多数の人に向けて自分の考えを明かすことを怖がっていた僕も、ついに一歩ふみだしてみることにした、というそれだけの話です。 この場は日記に使うほかに、日常でのよしなしごとやよしありごと。うまいのが思いついたら詩や短編を少し。そんな感じで好き勝手

          ・初めましての「ご挨拶」から