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「日常」


倦怠が昇る朝  窓の外から舌打ちされた

新聞屋はいつでも本日オススメの憂鬱を届けてくれる

今日はサンドイッチの隙間に挟まれるかもしれない

明日はトイレットペーパーの回転に捲き込まれるかもしれない

「日常」はいつでも黄色と黒とに明滅している

ちょっとだけ一息つこうじゃないか

そう思ったら淹れたてのコーヒーが噛みついてきた

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