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初投稿「ツユクサ」をたべる

そこら辺に生える野草を食べてみようと思い立った。 

はじめに         
近所の図書館で借りた『野草を食べる』という本に載っている、採集時期6月で、近所に生えている草に「ツユクサ」があった。本には「食べてみると、くせのないあっさりした味である」と書いてある。初夏に美しい青い花を咲かせるあの露草を食べることができるとは知らなかった。  

1,採集       
今日のお昼に早速ツユクサを食べてみようと散策に出かける。月曜日の午前中から近所を散策なんて暇な大学生にしかできない特権である。まだ梅雨開けしていないはずなのに今日は日差しが強くて暑い。

歩いているとツユクサの群生ポイントを発見。奥の方の笹の葉のような形をした葉っぱがツユクサ。まだ花は咲いていない。

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よく見ると花が一輪だけ咲いていた。

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採集方法は、上の方の柔らかい部分を指でちぎるだけ。
ビニール袋に入れて持ち帰る。道端に生えている草を摘んでいるだけなのに少し人目が気になる。まあ、誰もいなかったけど。

2,調理                              家に持ち帰り、きれいに洗ったツユクサの葉。量は40gほど。
初めて食べるツユクサはお浸しにして頂いてみようと思う。

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愛読している和食レシピのサイト「白ごはん.com」でほうれん草のお浸しのレシピを調べて、作り方の参考にした。多めの水を鍋で沸かし、塩を加えてツユクサを入れてサッと湯がく。

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茹で上がったら、ザルにあげて少し冷まして水気をよく絞る。
器にツユクサの葉を入れ、混ぜておいた煮干し出汁50㎖、大さじ2分の1の醤油とみりんをかけて、少し浸す。

3,食べてみる
見た目は、普通の青菜のお浸しという印象。
いざ食べるとなると、腹を下したり救急車で運ばれたりするような事態にならないだろうかと心配になってくる。

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おそるおそる小さい葉っぱを口に入れてみると、味は本に書いてあった通りくせがなくあっさりしているので、これが雑草だとはちょっと信じられない。しかし、今まで食べたことのない独特の食感があり、ザラザラした舌触りで食べにくい。味は申し分ないのに、舌触りで今食べているものが草だということを思い出してしまう。よほど食料に困ったら食べるかもしれない。

おわりに
今回はツユクサの葉をお浸しにして食べてみた。ツユクサの味は食べ物として申し分ないが、ザラザラした舌触りが気になって食べにくいと感じた。もっと早い時期の新芽なら食べやすいのかもしれない。ツユクサを食べた後数時間経ったが、特に異変はないので食べても大丈夫な草だということがわかった。次はクレソンがヨメナに挑戦してみたい。

参考
川原勝征『野草を食べる』南方新社2005
白ごはん.com「ほうれん草のおひたしのレシピ/作り方」
https://www.sirogohan.com/recipe/ohitasi/

記録日2021.6.21


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