人生でただ1つの後悔
中学の時、おじいちゃんと突然会えなくなった。
朝家を出る時は元気だったのに・・・
と思った時、あれ?と思った。
今日の朝いってきますって言ったかな?
今となっては考えるより先に出てくるあいさつ
いってらっしゃいって言うおじいちゃんの顔見たかな?
今でも、いつものおじいちゃんの顔は思い出せる。
だけどあの日の顔は今でも思い出せない。
三年前に母親にその話をした。
すると母も同じ思いだった事を知った。
あの日から私はあいさつを意識するようになった。
家族にも、友達にも、外でたまに会う近所の方にも
恋人と喧嘩をしてもあいさつだけは必ずする
人生はどこでどうなるか分からない。
当たり前に明日がくるか、誰にも分らない。
もう二度と後悔したくないから
「いってらっしゃい、気を付けて」
「おかえりなさい、お疲れ様」
思ってるだけじゃ伝わらない
察するだけじゃダメな時がある。
私は救世主じゃないしそんな器もない。
でも声をかけるだけで気付く事もある。
その勇気のハードルを下げてくれるのが
いつもあいさつだった。
おじいちゃん、教えてくれてありがとう。
私、いつも通り声掛けたよね?
いつかあの世で確認するから忘れてないでよね。