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電力業界にはビジネスチャンスが眠っている

 同じ設備をいくつも設置するような太陽光パネルや風車とドローンの相性は非常にいいと思います。下記の記事にもある通り、作業時間は大幅に短縮されます。更に風車であれば今までは高所でのロープ作業による人による点検なので人件費も大幅に削減されます。

 電力分野において、ドローンのような点検の自動化、IOT化は、かなり遅れています。未だにエクセルで膨大な機器点検を管理している電力会社はザラにあると思います。少なからず私が電力会社にいた7年前はエクセル管理でした。

 なぜ電力会社で自動化やIOT化は進まないのか?私が分析するには大きな理由は、技術者の専門性の狭さです。電力会社は縦割りなので電気、機械、計装、通信、土木、建築と専門で分かれており大部分の人は各専門の背番号を背負って定年をむかえます。更に発電所毎で独自の管理をしていたりもするのです。
 デジタル化をするとなったら情報部門が担当しますが、設備は殆ど知りません。そして各専門部門に聞いても部門毎にやり方が分かれており統一化ができず技術も分からないので頓挫します。
 場合によっては、今話題のITゼネコンに高い金で丸投げして使えないシステムが出来上がります。国と同じ構造です。

 逆に考えるとこの分野には大きなビジネスチャンスがあります。プラント技術を知っているマルチエンジニアがプログラミングエンジニアとしての能力を持てば非常に良いシステムを組めるでしょう。正に能力の掛け合わせです。守られてきたこの電力分野はまだまだ開拓の余地は沢山あると思っています。

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