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主任技術者の謎の2時間ルールについて解説します。

 主任技術者の2時間ルールが見直されるようです。この謎のルールにようやくメスが入るのは嬉しいことです。
 下記は、6/15の第6回 産業構造審議会 保安・消費生活用製品安全分科会 電力安全小委員会 電気保安制度ワーキンググループの資料です。記事に「いわゆる2時間ルール」と記載がある通り、実は明確に定められたルールではなく、暗黙の了解で浸透しているルールなのです。

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 私も発電所開発を行うなかでこの主任技術者のルールには悩まされました。資料にもある通り昭和36年に決められたルールであり、かつ、当時は旧大手電力会社しかいなかった時代です。今のような大規模太陽光や風力発電所はなく、電力会社以外の事業者が多くなってきた現代とは、かなりミスマッチのルールとなっています。

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