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2021年11月の記事一覧

主任技術者は何人必要?

 発電所から自営線で連系鉄塔まで送電し、変圧器で昇圧して連系する場合があります。このパターンの場合は、主任技術者選任については要注意です。

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東と西で違うのは周波数だけではなかった。

 先日紹介した、送電鉄塔ガイドブックから送電線の小話です。  周波数が東と西で違うのは、東はドイツの発電機、西ではアメリカの発電機を輸入して電気事業を始めたのが理由です。  送電線も同様の理由で設備上の違いがあるようです。

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 原子力品質のコストから思うこと

 私は大手電力会社で原子力の仕事に携わっていました。そこから民間の再エネ企業に転職して驚いたのが、設備コストの大きなギャップです。原子力発電は安全が全てですから、安全に絡む設備には原子力品質が求められます。当然、その分コストが高いのは分かっていましたが、言っても一割二割の話だと思っていました。  ある機器の工場立会試験を実施した際にベンダーの営業の方から聞いた話です。

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空気調整弁について解説します(続編)

 空気調整弁についての解説記事の続編です。前回は空気調節弁の中でも頭がUFOの形をしたダイヤフラム式を紹介しました。空気調整弁は一般的に2つの方式があり、もう一つをシリンダ式と言います。  シリンダ式は頭が写真のように円筒の形をしています。シリンダ式は、シリンダーの両サイドのどちらかに圧縮空気を入れることで弁を開閉させる単純な構造です。

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SIDについて解説します。

 発電所の停止に必要な重要機器や計器、制御回路には直流電源が使われています。これらは発電所が停電した際においても、電源が確保できるように直流電源設備として蓄電池が用いられています。

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学生が意外と気付いていない大企業というもの

 新卒の対象の面談をしていて気付いた事があります。よく考えれば当たり前の事かも知れませんが、意識して就職活動をやっている学生がどのくらいいるのかと気になりました。  私は大手電力会社での勤務経験があるので、大企業と迷っている学生の質問をよく受けます。その中で良くあるのが、自分のやりたい事ができるのか?という質問です。

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書籍紹介「送電鉄塔ガイドブック」

 本日はマニアックな書籍の紹介です。  その名も「送電鉄塔ガイドブック」。  東京電力パワーグリッドが書いた正真正銘の送電鉄塔の本です。  実は先日の電気の小話の記事もこの書籍から紹介させて頂きました。現役のインスタ映えする鉄塔写真から、今ではお目にかかれない昔の鉄塔の写真まで豊富に掲載されています。  鉄塔の基本的な知識からマニアックな知識まで、鉄塔に関して言えばこれ一冊あれば完全攻略できる内容になっています。本のサイズも鉄塔が映えるB5サイズと拘っています。

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電気トレースの自己制御性

 バイオマス発電所や地熱発電所などで蒸気や水を用いる配管には、保温や凍結防止を目的として、保温材が配管に巻かれます。この保温材には断熱性に優れたロックルールやケイ酸カルシウム(通称、ケイカル板)が用いられます。  しかし、寒冷地に建設する発電所の場合は、保温材を巻いても屋外配管は凍結する恐れがあります。また、温度を一定に保たないと凝固してしまう流体の場合は配管を閉塞させてしまいます。

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電気の昔話

 本日は電気の小ネタです。  特別高圧の電圧は7,000V以上と電技で定められています。しかし昔は7,000Vではありませんでした。

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抜けがちなCDTの調整

 発電所を系統に連系するためには主回路の接続だけでなく、発電情報を電力会社に送信するための通信線も接続しないといけません。  発電情報はCDT (Cyclic Dgitaldata Transmission)と呼ばれる装置を電力会社で発電所構内の主に電気室に設置します。  CDTでやり取りされる情報は、遮断器や断路器の入切情報や電力や電圧等の数値情報です。周期的にサンプリングされたデジタルデータを送っています。  前者の状態表示をSV(スーパービジョン)、後者の数値情報をT

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バイオマス発電の冷却方式について

大手電力会社が運用する数十万〜100万kWの火力発電所の冷却方法は海水冷却と呼ばれる方法をとっています。原子力発電も同様です。  火力発電所や原子力発電所のように蒸気タービンを用いる発電方式は、タービンを回した後の蒸気を冷却して水に戻して、再びボイラや原子炉に送り蒸気にする循環を繰り返します。  蒸気を水に戻す事を復水と言い、設備を復水器と言います。蒸気を水に戻す際にどの媒体で冷やすかにより方式が異なります。冒頭の方式は水冷式です。更に水に海水を用いるので海水冷却式とな

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66kV自営線の耐電圧試験の試験電圧について解説します。

 特高ケーブルの耐電圧方法については以前に下記の記事で紹介しました。  今回は特高ケーブルの耐電圧試験を直流耐圧で行う場合の試験電圧について解説します。これは電験でも出てくる電技解釈第15条の内容となります。

使用前自主検査の効率的な進め方

 使用前自主検査では、工事計画届出書通りに工事が行われているかを確認する必要があります。

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私の再エネ実務のブログを始めました!!

 noteで私が運営している「再エネ開発の技術者会」というオンラインサークルで、私の日々の再エネ実務をブログ形式で始めました。  再エネ業界への転職を考えている方で、実際にどのような業務をしているかイメージがつかない方は参考になるのではと思っています。  もちろん、本来のサークルの目的である技術相談の場として、私の実務に対する質問や相談もOKです。 サークルでは通常のプランとは別にプライベート相談プランというのも用意してますので、メンバーの前では相談しづらい内容がある方

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