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ライブハウスのお客はバンドマンである

元ライブハウス勤務だからこそ言えること

はっきり言います、ライブハウスは来てくれるお客さんのことなんて考えていません。

なぜならライブハウスの客はバンドマンだからです。

バンドマンが客である理由

ご存知の方もいると思いますがライブハウスでライブを行うにはバンド側がチケット何枚売って売れなかった分は買取という形式のノルマがあります。

ぶっちゃけこのノルマがあればライブハウスは営業できるように考えて動いています。
もっというと打ち上げをハコ内でやってさらに売り上げを伸ばす手を取っているところもあります。

かたやライブを見に来てくれているお客さんはどうでしょうか?
お客さんから取れる利益はドリンク代やノルマ以上のチケット代やクローク代です。
果たしてこれが利益になるんでしょうか?

毎日のように満員御礼のライブハウスでしたらいざ知らず、ほとんどのハコは取れるところバンドマン!ノルマを課して打ち上げ出さして回収!バンドマンから取ることを考えてます。

ライブハウスと演者は対等なはず

ライブハウスは場所を貸す、演者は客を取ってくる。
このように考えるとライブハウスと演者は本来対等な関係なはずです。
演者にノルマを課すだけ課してハコ側が何もしないのはおかしな構図ですよね。
本当に見に来てくれる人のことを考えているのならば、飲食店としてドリンクを充実させたり、軽食を用意したり手段はいくらでもあります。

もちろんそれらのことをやっているところもありますが数は少ない方だと思います。
あくまでお客は演者と考えているハコが多いからです。

コロナ禍において

そんな中コロナによってライブハウス以外での活動の場というのが一般に広まってきました。
YouTubeライブやSNS、配信アプリ演者側は様々な手を使って活動できます。

しかしライブハウスはどうでしょうか?
人が来ないと厳しいものがあります。
配信ライブ等で凌いでいたところもありますがこれからの時代ライブハウス側も変わらないとお客を取られる立場になってしまうと考えています。

僕は現在はライブハウスに勤めているわけではないので詳しい状況はわかりませんが演者に無理なノルマを課すようなライブハウス、対等な関係を目指せる状況が理想だと思います。

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