「オープンで、ほど良いプライドがある人になりたいです。」

「オープンで、ほど良いプライドがある人になりたいです。」

「私はどうしても、自分の意見を言ったり、思いを伝えたりするのが苦手で、どんどん閉じこもっていってしまっていました。それでいて、注目を浴びている人や、人が寄って来ている人が羨ましいと思ってきました。最近気づいたのは、それは、プライドがあるからだ、ということです。」

「この学校に入った当初、なんでもっと周りは僕を敬わない(丁重に扱わない)んだろうと、半ば本気で思ってました。もっと言えば、かつて入社した二社とも、なんで周りは僕に注目しないんだろう、興味を持たないんだろうと、本気で思い、それが満たされないことがとてもつらかったんです。

 この学校に入っても、根本は結局変わらないまま。自分は大学を出てる。社会人も経験してる。そんなちっぽけなプライドにすがって、優越感に浸って、小さい自分を大きく見せたかっただけでした。一年間、みんなと関わって、自分に自信を持てる瞬間、強く劣等感を感じる瞬間、良くも悪くも波風激しい一年間でした。

 どうしてそんなに起伏が激しかったんだろう、なんでそんなに、周りと違うって見せつけたかったんだろう。それは、ただプライドが邪魔をしていただけでした。ようやく気付きました。」

「そういう意味でも、次に勤める会社では、つまんないプライドは捨てて、自分に関心を持たれなくたって、やるべきことにしっかり向き合って、できるだけ長く勤めたいです。ただ、全部捨てちゃうとたぶん、立ってられない気がします。

 自分にはこれがある、というほど良いプライドを持って、閉じこもらず感情豊かでオープンな、そんな自分を目指したいです。」

「お話を聞いていただきありがとうございました。」


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