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【カケハシコーホー vol.4】スタートアップ広報から学ぶ!今日からできる広報戦略

どうも、かずちです!

先日 #カケハシコーホー で行いましたスタートアップの広報戦略のイベントの事後レポートが完成しました!

めっっちゃめっちゃ遅くなってしまい申し訳ございませんm(_ _;)m

ライティングは運営のゆっかです!
普段では言えないようなこともぶっちゃけてもらっていますので
ぜひお読みください\(^o^)/

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「広報の鬼大生」ことゆっかです。
いよいよ2019年も大詰め。大変遅くなってはしまいましたが、カケハシコーホーvol.4のレポをお届けします!🗣

カケハシコーホーとは?
未経験広報のための仲間探しの場所。
社内と社外の、そして広報同士の“カケハシ”になるような場を作りたい!という思いで誕生しました。運営はかずちゆっかゆい

第四回目は、初のイベント形式での開催となりました!
https://peatix.com/event/1386501
「スタートアップの広報戦略」と題し、敏腕広報のお三方をお招きして、各社の広報戦略をたっぷりお聞きしました。

今回の会場は渋谷を中心に展開している定額制テイクアウトサービスのポットラックさんにお借りしました(^^)

ケータリングも準備していただきとても華やかなイベントになりました🌟

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==登壇者==

・釜谷実希 様/タイミー 広報
https://twitter.com/kamamiki0823

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・石川絢子 様/akippa 広報
https://twitter.com/ayacoconut

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・黒須健 様/アイカサ 取締役/CMO/広報 
https://twitter.com/ikasa_coo

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では、早速お三方にお話を聞いていきたいと思います!

Q.スタートアップ広報、何から始めればいい?

▪️タイミー 釜谷さん
現在2つのサービス広報を担当(タイミー、タイミートラベル)

💡スタートアップの広報はマーケに近い
・今までの露出と、ダウンロード数、どんな記事が効果あったのか洗い出す
・会社の進みたい方向と、取り上げてほしい切り口からメディアリストを作成

💡自社を知ってもらうためのアクションを
・電話をかけてアポをとる、資料だけ渡していいですか!って会社に突撃することも
・競合が出ているメディアは、対象記事が出た翌日に電話をかけてアポをとっていた

▪️akippa 石川さん
💡広報立ち上げを経験
・立ち上げはテレアポをしていた
・自社に関連しそうな記事を探して連絡

💡PRはラブコール
・ラブコールするには、相手のことを知っていなければならない
-記者は、そのサービスは安全なのか、大丈夫なのかを考えながら記事を書いている

▪️アイカサ 黒須さん
💡マーケティング経験を活かした広報戦略
・マーケ要素を兼ね備えた広報は強い
・アイカサを使ってもらうために、まず知ってもらう、かつ事例を作ることが必要

💡ニュースを作った人が記者会見も担当する
・広報の目的はメディアに取り上げられること
・多くのスタートアップは新規性を売りにするが、ニュースバリューは新しいことではなく、今まであったものが切り替わること
→新しいと、エンドユーザーが想像しづらい

💡どこに向かうかの舵きりが、プレスリリース1本で変わる
・THE BRIDGE 平野さんの言葉が印象的
「広報とは、会社が持ってる自社のイメージと、お客さんが持ってるイメージの差を埋めること」
・自社のプロダクトサービスとイメージを熟知していることが絶対条件

Q.メディア露出に至った背景は?そのために何をすべき?

▪️タイミー 釜谷さん

💡まず相性の良い、かつハードルの低い媒体にフォーカス
・事例があって広まりやすい専門誌を狙った。タイミーだと飲食系
・当初はサービスそのもの、学生起業家という切り口でアタック

💡テレビ露出について
・テレビはことごとくNGだった。絵にならないから。
・特にエンタメ系は難易度高い。
・ニュースだとタイミングが読みやすい。
・絵作りも視野に入れて、ユーザーにヒアリングを行なった。

💡切り口について
・そのあとの取材をイメージしやすい切り口が刺さる
・番組研究をしていた(構成、切り口など)

▪️akippa 石川さん

💡メディアリレーションに注力する
・記事を読んだら連絡、最近気になってる切り口を聞く
・仲良い広報さんと忘年会やったり
・ローカルの新聞に掲載→全国紙への掲載に繋がった

💡切り口に工夫を凝らす
・「誰に届けたいのか」を意識
・1社だけでは取り上げられにくい。他社の情報も企画書に盛り込んでいる
・常に、0.5歩先のニュースを取り上げる

▪️アイカサ 黒須さん

💡メディアリレーションではなく、パブリックリレーションを優先
・競合が先に露出していた背景から、サービスローンチ前に、プレプレスリリースを打った
・あえて話題になるようにリリースを仕込んだ

💡プレスリリースを工夫
・時流を意識(プラスチック、SDGs)、メディアが理解できる言葉を選ぶ
・新聞を読み漁って、見出しを研究
・「ナンバー1」「オンリー1」はキラーワード。唯一うちだけ、と思えるものを強調
・他の部署との連携
ex. 6月12日(シャンシャンの誕生日)に上野導入のリリースを出したらメディア露出に繋がった
・1つ掲載されれば信頼になる(日経に掲載されるだけでも大きな信頼)

Q.優先順位はどうつけるべき?失敗例など

▪️タイミー 釜谷さん
💡プロダクトのフェーズによって変化する
・プロダクトができているなら露出を狙うのが最優先
→まだ危ういなら、ユーザーヒアリングを深める
・WBSを毎日分研究した
→発表会が多い。研究しながら絵作りを考えていた
・オウンドメディアで失敗した。
→初期からだと失敗しやすい。知見がないと、リソースないのに工数がひたすらかかる

▪️akippa 石川さん
💡時間を有効活用する
・テレビを見ることに時間を割いていた。全部の番組を1.3倍速で見ていた
→全体感を見た上で、ターゲットを絞って媒体研究すべき

▪️アイカサ 黒須さん
💡バズの逆輸入を起こす
・先に海外でバズを起こらせて、日本に逆輸入させようと動いている。
・海外メディアに脱プラスチック文脈でアタック

Q.メディアさんとの関係づくりについて

▪️タイミー 釜谷さん
とにかく足を運ぶ、社内のリソースを有効活用
・メディアが来そうな場所にとにかく行く
ex.パンのフェスで取材された
・代表が出るイベントで名刺交換
・出資してもらっている企業の記者会見にも声をかけて行く
広報は黒子なので、使える社内のリソースは使いまくる!

▪️akippa 石川さん
広報の繋がりから構築
・広報の勉強会で横のつながりをつくる→メディアの記者さん等を交えた飲み会
・メディアさんと繋がったら、後日連絡

▪️アイカサ 黒須さん
記者会見で構築
・大きな企業と会見を行うと、人脈が広いので繋がりができやすい

Q.スタートアップ広報に1番大事なことは?

▪️タイミー 釜谷さん
💡ユーザーファーストを意識すること
・誰のためのサービスで、どう世の中を変えたいのか?を意識
・方向性が逸れたら整える。

▪️akippa 石川さん
💡会社に対して、サービスに対しての愛情
・社内でのリレーションが大事。日頃からコミュニケーションをとっておくと、最新情報を持っていることが多い。
・周りを巻き込むことが重要

▪️アイカサ 黒須さん
💡積極的に社内へ発信し続けること
・「この方向性に認知を持っていきたい!」と舵取りできる決裁権とスキルを持っておく。
・ニュースを作り出す意識
→流行り=新しいものが移り変わる予兆
ex.タピオカ。ブームがもうすぐ去るからバズる。

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はい、いかがでしたでしょうか。
いや〜本当にすごい!(実は話が面白すぎて延長しまくってました笑)
三者三様で非常に勉強になることがたくさんありました!

メディアの構成を徹底的に分析したり、記者に会えそうな場所に自ら行ったり、時流をしっかり読み解いたりなどなど明日から始められるTipsが多かったのではないでしょうか(^^)

特に最後のスタートアップの広報として一番大事なことを忘れずにこれからも広報活動を続けていけたらなと思いました!

実際にイベントに参加していた人もTwitterで呟いてくれていますのでそちらもぜひ確認してみてください #カケハシコーホー で見ることができます。

年内の活動はこれにて終了ですが、来年度はもっともっと仕掛けていく予定ですのでこれからもカケハシコーホーを末永くよろしくお願いいたします。

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カケハシコーホー運営一同

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