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暗闇の中でこそ星が見える
12月便り
約2ヶ月中断したリーグが再開した。
10月に悲惨な事件が起こり中断したリーグ。これまで色んな立場の主張を目にし、それぞれの正義を貫く姿を見てきた。心が痛い想いもたくさんしたし、逆に側にいてくれる人の存在や励ましてくれる人がいることも身に染みて感じる時間となった。
何度もスタジアムでみた光景がフラッシュバックしては、苦しめられたここまでの道のり。
プロ選手という公にでないといけない立場でもあり、1人の人間としての人生もある立場でもあり。
何が正しいか、何をすべきか。何のために、誰のために。色んな考えや想いが巡れば巡るほど、発信や発言、行動、日常生活でも気が病んでしまう瞬間がこの2ヶ月はたくさんあった。
それと同時にいち選手として、ここまでたくさんの行動をしてきた事もまた事実。
メディアに取り上げられ、切り取られ、美化されたり、パフォーマンスのように映ることが凄く嫌だなと思いながらも、目の前で喜んでくれる人や、希望や勇気を感じとってくれる人達がいる事がこの上なく嬉しかったし、自分自身の励みにもなっていた。
思い出したくない過去かもしれないし、目を背けたくなるような光景だったかもしれない。
それでもあの日の事を忘れていく事、忘れられていくことが凄く悲しくて、それこそ本当の意味での死を意味すると僕は思っている。
だからこそあの日の事を忘れないように僕らが戦い続ける姿を見せること。あの日傷ついた人達、特に悲惨な状況を目にしたこの街の子供達の希望や憧れになれるように戦い続ける事が僕ら選手の使命だと感じている。
やると決めた以上は最後まで戦い抜くこと。その姿から何かを感じとってもらえるように戦い抜くこと。それがプロサッカー選手として、いま自分ができることだと僕は思っている。
毎日が勝負。
いつもそう言い聞かせてきたけれど、今日終わっても後悔がないように、この瞬間を自分の人生として存分に味わい、ここからまた最後の最後まで振り絞って戦い抜きたい。
ではまた。
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“ It’s up to you “
サポートは、サッカーを通じての挑戦に使わせていただきたいと思っています。