味覚障害っぽいのだが・・・
このところ、胸の鎧の食い込みも厳しく、背中も癒着している感じ、脇から左腕につながる神経も一体になって固まってる感じで、なんとも体が動かしづらく、食い込みの違和感もあって、文章を書くことができなかった。
鎮痛剤の調整などもして、ちょっと作業の億劫さが減り、体は動きづらいものの、やっとnoteの投稿にこぎつけた。とはいえ、まだ、実家の町おこし計画の続きを書き始めるパワーはなかったので、最近の体調のなかから気になったものをメモしておこうと思う。
実は、4、5日前から、食べ物が美味しくないのだ。
食欲はある。あれ食べたいこれ食べたいと思って、食材は買ってしまう。しかし、作って食べると、想像していた味と違うのだ。より美味しいならいいが、そうではない。なんというのか、複雑な食べ物の味の中の一部の味だけ感じられていないような感覚。同じものでも、以前食べた時と比べて、甘みだけを強く感じたり、出汁やミネラルっぽい丸い味が消えて、角が尖った味に感じたり・・・。生の野菜や果物はそれほど味の違いを感じないのだが、調理したものや加工食品は以前感じてた味と明らかに違う。
これって味覚障害なのだろうか?
「味覚障害」でググると、その原因として、亜鉛や鉄、ビタミンの不足。感冒ウイルス(私・注:コロナ後の嗅覚や味覚障害はこれになるのかな?)や全身疾患、薬剤が原因になることもあるという。味覚の末梢神経が障害される原因として、神経疾患や脳腫瘍や脳血管障害などによる脳の神経の障害、認知症や精神疾患なども挙げられるそうだ。近年はいわゆるストレスが原因の心因性の味覚障害の人も多いという。(参考:もっとよく知る病気ガイド 兵庫医科大学編)
緩和ケアの病院に行った時、担当医に、鎮痛剤の副作用にそういうものがあるかと聞いたが、鎮痛剤が原因ではないと思うとの意見だった。舌が炎症を起こしていても味覚障害になることがあるということで、舌の状態も見てくれたが、それも問題ないようだ。
ただ、私の場合、舌の炎症はないにしても、味を感じる味蕾が擦り切れてる可能性はあるかもしれない。というのも、半年前か1年前くらいからか、私はめちゃめちゃ激しく歯を磨くようになっていた。多分、全身の血流が悪いからだと思うのだが、馬毛の歯ブラシで奥歯をゴシゴシ磨くと、とても気持ちがいいのだ。歯というより、歯茎をマッサージしている感じ。肩こりをほぐしてもらってる時の「痛気持ちいい」感じに近いというのか、ごしごし擦れば擦るほど気持ちがよかった。舌磨きも気持ちがよくて、舌の表面だけでなく、舌の側面まで、馬毛歯ブラシで磨き始めた。血行が良くなるのか、歯磨き後はとても気持ちいいのだが、もしかしたら激しく磨き過ぎて味蕾が擦り切れてしまったのだろうか?
一番、怪しいのは全身の栄養状態かもしれない。鉄やビタミンの不足も原因になりうるということだが、私は常に血液が滲出液と共に出ているため、血液検査をしても「鉄欠乏性貧血」と診断される。滲出液が出ることでアルブミン蛋白の数値も低いようだ。ググったページに書かれた解説ではアルブミンのことは触れられていなかったが、鉄が欠乏していることは確かだ。
それに、鎧が体内でいろんな邪魔をしているせいで、神経症状のようなものもある。ストレスも多い。これだけいろんな条件が揃ってたら味覚障害にならない方がおかしいだろうってくらい、原因が潜在している。
あと、そういえば、味覚障害に気づいた日の前日、VTR編集後の試写があり、その前日から集中してパソコンに向かっていたのだが、根を詰めたためか熱が出た。締め切りがあるものはやはり、こうしてnoteの文章を書いているのとは集中の度合いが違い、試写当日には38度台の熱が出てきていたのだ。38度台と言っても、私の場合、現在常に体内に炎症があるからか、常に体温高めなので、それほどしんどさは感じない。なんかいつもより熱いなあって思う程度。とはいえ、熱である。一瞬、コロナのこともよぎった。しかし、風邪っぽい症状は全くない。それに、その熱はそれ以上上がることはなく、なんらかの症状も出ることもなく、そのまま徐々に下がっていった。以前も、同じ仕事で根を詰めて作業した時に、同じような熱が出たことがあったから、その時と同じことだろうと思っていた。
でも、本当にそうだったのだろうか?
コロナかどうかは別にして、この時の熱は、味覚障害の原因にも上がっているなんらかの「感冒ウイルス」が関わっていた可能性もあるのだろうか。体温がピークとなった日の翌日夜、熱はだいぶ下がってきた状態。こういう段階で、味覚障害が出ることはあるのか?
熱が出たのは味覚障害に気づいた前々日から前日にかけて。障害に気づいたのはその熱が下がり始めていた試写の翌日の夜だ。まだ調理が億劫だったので、ウーバーイーツでインドカレーをとったのだが、それがかなり不味かった。その時は、なんて悪い素材を使ってる店なんだと、店に対して悪印象を抱いてしまったのだが、翌朝、自分が作ったものを食べた時、いつもと味が違って、不味く感じたことで、昨夜のカレーももしかしたら、私の感じ方の方がおかしくなってるんじゃないかと気づいたのである。同じくその日の夜は上野駅構内のスーパーで、大好きな「亀戸升本」の幕の内弁当手に入れ、食べたのであるが、いつものようには美味しくなかった。特に鳥のつくね。やはりタンパク質がダメなようだ。あと、このお店のお弁当には、名物の亀辛麹という調味料がついていて、これがまた旨いのだが、この日は辛さを強烈に感じるばかりで、残してしまった。
味覚がおかしいことに気づいてから今日で1週間。
いろんなものを食べてみて、これは美味しいと思うものもあった。
成城石井でみつけた「しいたけ黒こしょうあられ」は結構いけたのだが、今の私の味覚で美味しいと思っても、ちょっと不安だ。とはいえ、パリパリの海苔やプチトマトなど、いつもどおり美味しいと思うものもあるのだから、しいたけ黒コショウあられだって、実際に美味しいのだろう。
不味いと思う食品についても、食べられないほどではないのだが、自分が食べたいと思ったものをいつも通りに作って、出来上がって食べた時に、思った味と違うというのは、思いのほかしんどいものだ。
近所の中華屋で食べてお気に入りになったもやしラーメンも、この前食べたら、ややコクが足りない感じだった。店のせいではないはずだ。
どうやったら治るんだろう。
鉄は実際に欠乏してるわけだから、まずは鉄分の補給だろうか。
あと、自分でなんとかできるとしたら、ストレスを減らすなど心のコントロール。そのためにももっと良質な睡眠をとりたい。
緩和ケアの医師はこのところの圧迫感の強まりを受けて、今週、少し鎮痛剤の処方量を増やした。これでよく寝てくださいということだろう。
私も薬が増えるのは嫌だが、今はストレスを減らして、気持ちを前向きにしたいし、ちょっとこの増えた量を試してみている。
あと、原因の解説には書いてなかったが、自分的に気になっているのがアルブミン蛋白の存在。このところ滲出液も少し増えていて、体外に流出するアルブミンの量も増えているかもしれない。アルブミン不足が味覚障害に直結することはないかもしれないが、体内で物質の運搬に関わっているそうだから、もしかしたら、なんらかの味を運べなくなっている可能性もないだろうか?この辺りは素人考えなので、再考の必要ありだが・・・。
なんとなく、私の味覚障害を自分なりに分析してみると、ダシやミネラルのコクのようなものが食べ物から消えている。今夜も、ホタテ入りちくわというのを初めて買って、1本齧ったのだが、なんだか味が薄い。というか、魚らしいコクがない。安い偽物材料に混ぜ物をして作った激安の練り物のように、素材が悪いものをさらに薄めたような味だ。想像していたのと全然違う。昼に自分で作ったチキンライスは甘味ばかりが立って、塩味にはまろやかさがなく、苦味がわずかに立つ。このまえ出前とって不味かったカレーはチキンカレー、大好きなはずのタンドリチキンもスカスカな味に感じた。とにかく、タンパク質(アミノ酸)の味の複雑さが、味覚から抜けてしまっている感じなのである。それで、自分の頭の中でアルブミン不足と結びついたのだ。
でも、そこらへんははっきりわからないので、とりあえず、味覚障害に限らず、全身状態を改善するべく、鉄分取って、タンパク質も取って、よく寝ることしかない。
神経がピリッとしたり、足がむくんだり、胸の鎧と花咲の影響による症状は様々だ。この味覚障害もこの流れの中での何かの警告であるかもしれないし、慎重に対処せねばならない。
これだけ体が動きづらく、頑張って時間をかけてやっとのことで作った食事が「不味い」なんて悲しすぎる。食べられないほど不味いわけじゃないが、本当はこんな味のはずなのにと思うと、一口目食べた時落胆する。
改めて、食べ物を美味しくいただくということは人間の生きるモチベーションになっていると実感する。これだけ体が動かなくても、私は毎日何か食べたいと思い、実際に口にしているのだ。
それに、果物や生の野菜はそんなに味が変わらないのに、加工食品は不味く感じるというのも気になる。毎日食べる梨や葡萄、ミックスベリー、プチトマトなどはいつも通りおいしい。
もう少しこの味覚障害については自分なりに考えてみたいと思う。
この調子で、明日も更新できたらと思います。
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