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時々徒然テレビ日記第2回〜日曜日の番組から見えてくるもの その①景気とか編成による経費節減とか

前回、このテレビ日記は有料にしますということで、途中までを無料公開として、それ以降を有料としたらなんと、購入してくれた方はたったの3人。つまり、あの文章を最後まで読んでくれた方が3名だった。有料ということでサポートもつかず、有料化は大失敗。これまでだって、私の長文を最後まで読んでくださる方は3人くらいだったのかもしれないが、私の文章は有料では読んでもらえないということを突きつけられ、一つの反省材料となった。連載予定なのに1記事200円という設定も高かったのかもしれない。
でも、本当に最後まで読んでくださった方には感謝です。
3人しか読んでもらえなかったが、今更無料にすると、有料で購入して読んでくださった方に申し訳ないので、この記事は記念すべき幻の第1回として、このまま有料設定にしておこうと思う。

というわけで、今回、徒然テレビ日記第2回からはまた無料設定に戻し、良い❣️と思った方に自由な金額をサポートいただく形に戻したいと思う。

私の家計も相当なピンチ、少しでも収入は増やしたい。本当はバズりたい。でも、こんな長文で、ちっともバズる記事も書けず、こんなの書いてたらこのまま野垂れ死である。どうすりゃいいのさこの私〜夢は夜ひらく〜って、宇多田ヒカルママの歌を口ずさみながら、人気YouTuber爆誕の夢を見たり、noteでサポート1000万なんて夢を見る。早く楽になりたいなんて言った日には、「じゃあ死ねばいいじゃん」って言葉が本気で返ってきそうで怖い昨今。みんな匿名だとシビアなんだわさ〜。と、泣き言を吐き出したところで、気持ち切り替えて、テレビ日記の第2回。
今日は日曜日の番組から見えてくること。

これって、ただ、最近の「笑点」って面白くなってないか?なんて思っているから、日曜日の番組が気になっただけといえばそうなのだが、書いてるうちに、意外に私って日曜日の番組見ながらいろんなこと考えてるかもと思って、「日曜日の番組」をテーマにした次第。それでは、やっと本編始まりです。

【テレビくらいしか楽しみのない日々の中で】

朝起きて、時計は7時20分。テレビつけながら、今日の「がっちりマンデー」は何やるのかなあなんて思った私はその日を日曜日と勘違いしてしまっていた。今日、月曜日じゃん。日曜日の番組はすでに見たじゃないか。なぜ、今日も日曜と思っちゃったんだろう、、、。このところ、緩和ケアでもらう鎮痛剤の副作用で、昼間に睡魔に襲われることも多く、なんだか夢うつつな日々。とはいえ、そこまで朦朧としているわけでもない。

それにしても、今時、テレビをつけて、なにをやっているかで今日の曜日を判断する人ってどのくらいいるものだろう。もはやシーラカンスの領域か?番組で曜日がわかるなんて、まるでテレビくらいしか楽しみのない人みたいじゃないか私、、、。

しかし、このところの私はそう言われてもしょうがない生活をしていた。それまでは、動けないなりに自分からの発信も色々しようと思っていたし、病状もあまり進むこともなく、回復はしないものの、日々の大変な生活にもだいぶ慣れてきたかと思っていたのに、4月の後半くらいからだろうか、皮膚の下の結節が増えて内部の鎧との癒着が強くなったのか、体幹が突っ張って、前屈みになった体勢はさらに深く曲がり、膝もまっすぐ伸びないまま。座り姿勢も取りづらく、車椅子での外出も億劫に感じるようになってきたのだ。おのずと、テレビの前のリクライニング椅子に座っていることが多くなった。

そんなわけで、このところの私は生まれてから今までで最もテレビ番組をチェックをしている(それはちゃんと見ているということではない)。そして、子どもの時みたいに、今日は◯曜日だから、7時から『○●△◾️』があるよねなんて、毎朝、自分で自分に語りかけている。

でも、残念ながら、「今日は●○のある日だな」って覚えているほど見たいと思える番組は少ない。しかしそんな中、今期(2023年4月期)は日曜日にいくつか気になる番組がある。だから、日曜の印象が強くて月曜の朝を日曜と間違ったのかもしれない。

この私がチェックを入れる番組というのは決してみなさんへのおすすめというわけではない。私自身、そこまで面白いとは思っていないものもあるが、新しいことに挑戦しようとしていたり、時代の空気を感じさせたり、意外な発見があったりと、何がしか引っかかる部分がある番組だ。そして、その引っ掛かりを見ていくと、今という時代の求めているかが見えてくる気がする。

せっかくだから、日曜日にチェックを入れている番組をちょっと朝から挙げてみる。
そして、私がなにに引っ掛かって、なぜその番組が気になったのかを挙げることで、今という時代が断片だけでも見えてくるか、考えてみる。

【日曜日の番組から見えてくるもの】

日曜日といえば、基本的に大人も子どももみんなお休み。テレビを見てもらいやすい曜日であり、家族が揃った場合にも見やすい番組が揃っている。いたと言った方がいいかもしれない。しかし、核家族化が進んで、家族揃ってテレビを見るなどという光景がほぼ壊滅してからも、テレビ番組制作者たちは昭和の高度成長期からバブル期まで想定していた家族モデルをなんとなく思い描いて番組を編成している。

もちろん、テレビ制作者の側とて、もうそんな家族モデルがほとんど存在しないことはわかっているが、ほかに頼るものもないので、なんとなくまだ過去のそうしたモデルを引きずりつつ、視聴者のほとんどが高齢者層であるという現実と、若者に商品をアピールしたいスポンサーの意向などを考慮しながら新しい編成のあり方を模索しているのだろう。

じゃあ、私は独り者のくせに、なぜに日曜日の番組に引っかかったのか。見ていこう。


日曜朝7時半TBS「がっちりマンデー」。別に株を買うわけではないが、単純に今なにが売れているかは面白い。こんな景気が悪いというか、株価ばかりが上がって、実体経済や中小企業の収益には還元されてこない世の中でも、ヒットを飛ばしている小さな企業はある。大企業ばかりが、その資本のデカさから、株価上昇による恩恵を受けている中で、やはりアイディアは勝つのだということを見せつけてくれるのは気持ちがいい。その中にはスタートアップの若い経営者もいれば、老舗の中小企業もある。その両方が出てくるところがまた気持ちいい。これこそ商売って感じがする。

もっと早く起きた朝は、6時台にバナナマンの「せっかくグルメ」のスピンアウトみたいな番組「バナナマンの早起きせっかくグルメ」という番組をやっていて、これに合わせる。
「せっかくグルメ」は夜放送のものもそこまで真剣に見ているわけじゃないが、日村の食べっぷりがクセになっているのと、日村がご飯食べる時のキュンキュンという効果音が気持ちよくて見ている。このうなづきに対して入る効果音って、以前から一般的にあっただろうか?それともこの番組用に作られたものだろうか?最近、他の番組でも使われているが(どっちが先か不明)、この音、日村の動きだから効果がある、日村のための効果音みたいだ。そうじゃないんだろうが、私はこの音を聞くと、日村だ!と思ってしまう。

それともう一つ、これは、ある日、早起きしてこの番組の存在をたまたま知った時、最初に思ったことだ。
一昔前はこんな早朝にゴールデンタイムの番組のスピンアウトしかもグルメ番組をレギュラーでやるなんて思いもよらなかったが、今やロケ素材の使い回しというか、バーターロケは極まれり、ロケで地方行って旅費使ってるんだから、番組一本分なんてもったいない、そのロケで番組2本分撮ってこいよという風潮極まれりということであろう。視聴率が取れるかどうかわからない新番組を始めるくらいなら、すでに知名度の高い人気番組の番外編を作った方が、スポンサーも集まりやすいのだろうか、、、。ましてや、CM単価も安いであろう早朝の時間帯である。制作費爆下がり時代、斜陽街道まっしぐらのテレビ業界は、現状、こうした「編成」の工夫で、なんとかこの厳しい時代を乗り切ろうとしている。

ゴールデンタイムでも各局、2時間や3時間のスペシャル版の放送が増えた。当初1時間番組だったものを、2時間のスペシャルにして、隔週で放送するという手法はいまや普通になったが、これも編成による経費節減の一例だろう。

違う1時間番組を2本作れば、スタジオ費、セット代、レギュラー出演者のギャラetc.固定費というものが2本分かかるが、1番組を2時間に伸ばして枠を埋めれば、例えば、セットなどは一つしか作らないんだから半分で済む。ギャラだって、スタッフ人件費だって、単純に2倍の2本分にはならないはずだ。局Pが手を合わせて、「ごめん🙏◯◯ちゃん、毎週1時間が隔週2時間になったわけだけど、時間倍とはいえ、1本作る方が、極端なこと言うと尺伸ばせばいいわけで、1時間2本より断然楽じゃん?それに、撮ってきた素材も、いつも捨てる部分多くてもったいないって言ってるじゃない。だからさ、隔週2時間で制作費は1、5本分くらいにさせてもらえるとありがたいんだけど」というようなことを制作会社のPに言ってるはずだ。私は今のプロデュースの現場を知らないので、数字などちょっと読みが甘いかもしれないが、現在の長尺のスペシャル番組ばかりの編成は、どう考えても経費削減の作戦としか思えない。
かつては2時間スペシャルといえば、4月期、10月期の番組編成が変わる期首、期末に人気番組や新番組を盛り上げるための特番だったが、今はそんな特別なものではない。なんの理由もなく3時間スペシャルとか掲げているのは経費節減のためである。

今までは経費節減といえば、番組内容に手を入れて、出演者を減らしたり、弁当代ケチったり、編集時間をスピードアップしてスタジオ料減らしたりいかに制作費を下げるかだったが、今はどれだけ長尺のスペシャル番組にしても飽きさせない仕組みの番組を作り、いかにスペシャル番組をたくさん組み込んだ編成を上手に作るかである。

視聴者の側も、番組が隔週になり、今週は「有吉くんの正直さんぽ」だったっけ?それとも「タカトシ温水の路線バス」だったっけ?などといちいちチェックしないといけなくて面倒だが、編成部という部署も、毎週同じ番組を編成しておけばよかった昔と比べ、今は、通常の基本の1時間番組の2時間や3時間のスペシャルが隔週で入ったかと思うと、その翌週は1時間に戻ったり、毎週異なるパズルみたいに複雑な番組表を作らないといけなくて大変だと思う。編成部が「経費節減」でこんな苦労することになるとは、20世紀には思いもよらなかった。

まあ、「バナナマンの早起きせっかくグルメ」はそんな編成による経費削減の極北というか、テレビの斜陽の象徴なのに、斜陽だと感じさせない明るさがちょびっと辛いんである。だって、いろんな番組があれば、いろんな制作会社や人がそこで食ってけるけど、こうなってくると、テレビでも寡占が起こってくる。バラエティに富まない社会は寿命が縮むのが必定。今朝、ネットニュースで、「せっかくグルメ」のリサーチの甘さが指摘されていた。大丈夫だろうか?

この編成による経費節減。私の勝手な想像だが、見当違いだったらごめんなさい。でも、そんなことないよな、、、。

このあと、午前8時以降の番組については、長くなるので、また次回に。
はたして「笑点」にたどり着けるのか⁉︎

※今回よりまた無料投稿に戻しました。
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