見出し画像

普通の主婦の感想文(秋田のビジネスリーダー その1)

最近の新しいコト!
こちらのイベント(月一開催)で勉強させて頂くことにしました。

独身時代はこういうイベントが好きでバンバン行っていたんですが、カンボジアから帰国してすぐ妊娠・出産としてきた4年だったので、諦めていたんです。

・子育てしてるから、夜のイベントなんて無理。。
・キラキラした人たち(社会・企業で活躍している人たち)が眩しすぎて、私には関係ないや。。。
・(私の立場で)ビジネスマンとの交流って意味あるのかな。。

まだまだ産後ネガティブ引きずってますねw

それもだし。
私の主人は日本での起業を目指しているカンボジア人です。
まだまだ将来を模索中です。

そんな彼に、10年以上年を重ねている先輩(年の差婚)として、『起業(もしくは何かやりたいことを目指す)するなら、人と話したり、意見交換したりすることって大事だよ!』と良く話します。

だけど、個人の性質なのか、文化の違いなのか、「人の話を聞いて意味があるの?だってやって見なきゃ分からないじゃない。(多分、人は人。自分は自分ってこと)」って言われ、喧嘩したこともありました。
最近は率先して、オンラインセミナーとか受けてくれるようにはなりましたがw まだまだ日本語の壁?があるのか、積極性には欠けるかな😌

というわけで、こんな理由から参加して見ることにしました。

・産後のマイナスループにいつまでもいちゃいけない。
・主人に身をもってインプット・アウトプット・コミュニケーションの大切さを伝えたい。
・イベント企画運営を学びたい
・起業とはなんぞやを知りたい(起業するとかではなくて、秋田で働くって何だろう?をもっと知りたい)
・自分の方向性を決めるためのインプット

ただ参加するだけではもったいないし、、
私の勝手な感想文なんて、誰も興味ないと思うんですがw
講演内容を勝手にアウトプットしてみようと思います!

というか、アウトプットって苦手だし、文章力も拙いし、感想書こうなんて思ってもみなかったんですが、今回の初回ゲストさんのお話しがワクワクしすぎて、こんな会社秋田にあるんだ!という喜びと、熱い想いに打たれまして書いて見たくなりました。

女子参加者もたくさんいますよ!

今回のゲストさんは、

『日本一のメッキ屋を目指す』 若泉裕明社長

以前から親子ともに親しくさせて頂いておりました。

私は、食品マーケティング塾からのご縁です。
(当時)北秋田市地域おこし協力隊として地域の食品を使って何か生み出せないかな?という勉強で入り、若泉社長は、本業(メッキ)とは別の事業である『エゴマ』を使った商品開発をするための目的でこられていました。
移住者として秋田の様々な問題を知り、農業の力で解決できるんじゃないか?ということで走り出したエゴマプロジェクトの話を聞き、絶対この人は成し遂げるんだろうな、、と当時思っていましたが、私の想像なんて遥かに超えてしまって、ヒルナンデスに登場するまでになっていましたw

ヒルナンデスに登場した『えごま粒味噌』
左上の人は、チョコプラさんですかね♪

そして、私の父(料理人)もお世話になっています。
これも農業分野でのご活躍で、翁まつ菜(ジャンボ小松菜)を栽培しておられるんですが、仕入れさせてもらっているそうです。(うちの父はなかなかの職人さんで簡単には営業に落ちない、、はず、、なんだけど、、)
きっと私と同じように、若泉さんの熱い想いを感じとったんでしょうか😊

さてさて。本題です。

今日のトークテーマは、『事業継続と拡大』
(あれ?事業主じゃないと関係ない話題?なんてことはまっったくありません!ので、引き続き読んでいただけたら嬉しいです)

まずは、簡単すぎる略歴を簡単にご紹介。

東京都出身の若泉さん。大学卒業後、海外勤務(シンガポール)を経て、秋田市大仙市にあるおじさんの会社に入社し、社長業を引き継ぎ、売り上げを5倍にして大手企業に成長させます。
現在は、4社を経営しているほか、秋田地方労働審議会委員などの公職も6つやっておられます。

入社した当時は、言えないくらい良くない会社だったそうなんです。(俗に言うブラック?)そして、秋田によくあるあるな『出る杭打たれる』で、全社員から敵に見られていたそうな。。(とほほ)

そこから、従業員とともに、『日本一のメッキ屋』を目標として会社を成長させ続けていきます。(現在は秋田県大仙市で年商○○億を出してるそう!)
その想いと、そこから私たちが学べるヒントは何か?と言うことをお伝えします。

1 誰もが活躍できる職場づくり

・メッキ工場では、20キロの薬品や危険物の取り扱いなど、重労働が多いそうです。だから、男性たちは『女には無理でしょ。。』と言うレッテルをつけて、男女に差がありすぎる業務内容だったそう。
そこで、若泉社長はこう言います。
『女の人が大変なの?え?なんで手伝わないの?』
すると、一部分を少し手伝うだけで、同じ働き方ができるようになります。

・障がいを抱えている社員に、この人にこの仕事はできない!と決めつける社員がいたそうです。
ここでも、若泉社長はこう言います。
『障がいがなくても仕事できない人だっているのに、障がいあるから仕事できない?同じじゃない?』
すると、この社員さんは、障がいがある人が、安心して業務できるような工夫をすぐ実行したそうです。こんな風に自分で行動できる社員がいることが嬉しくて涙したエピソードだそうです。
こう言う良い連鎖が良い仲間づくりを生み出すんですね。

・産休・育休をするときにみんな抱える不安が自分の居場所ですよね。そんなとき若泉さんは社員に、会社に戻ってきたときの役職・場所(ポジション)を本人に伝えます。そして、その女性がいなくなった部署に人員補填はしないんだとか。他部署同士補いあいます。
それも、戻ってくる人にとっては、自分の居場所がある、最大の安心材料ですよね。

・誰もがやりがいを持てる職場づくりをしています。事業年度の始まりに、今年の目標を従業員としっかり共有してくれます。(売上・利益・そこから支給できるボーナスの金額まで!!
もちろん、達成した場合の金額(できなかったときは渡せないよとも伝えます)ですが、どれだけ頑張ったら、このくらいの金額がもらえると言う労働対価をきちんと明示します。
また、世界的に有名な某企業(内緒♪)の仕事もしていると言うことも、社員さんにとっては誇れることだし、やりがいにも繋がっているんでしょう。

そして、社内評価制度が面白い!
普通は仕事の成果がメインのところ、『元気があるか?』『思いやりがあるか?』といった人として当たり前のヒューマンチェックが7割を占めているそう。
こんな人たちがいる職場なら、誰もが長く楽しく働けるのも頷けますね。(実際に離職率もかなり低いんだとか)

若泉さんが目指す『日本一のメッキ屋』とは、
従業員が辞めるときにこの会社で働けてよかったです。と言ってもらえる会社だそうです。

だからこそ、いつも関わってくれる・携わってくれる人の幸せを考えているんですね。視点を変えてみる、個人の個性を引き出す、当たり前のことを当たり前に話せる環境。苦節7年だそうです。
今日のお話からそれがビシバシ伝わってきて、めっちゃこの会社で働いて見たくなりましたw

2 目標の立て方

こんな大企業の若泉さんが説く、目標の立て方。興味ありませんかw?
私は、耳をダンボにして聞いて見たら、本当に大事な基本でした。

・まずは一度立ち止まる
・紙に文字や絵で思いを書いてみる
・まずは近い将来(明日・来月)の目標から、1、3、5、10年後を時間軸に単純な夢でもいいから書いてみる。
・そこから、それを達成するために、今何をしなきゃいけないかを考える。
*現状の強みを活かすにはフォアキャスティング
 *未来から逆算し、新たなアイディアに繋げるバックキャスティング
(詳しくはググってねw)

って。。めちゃくちゃストイック。。ww
でも、何かを成し遂げるってこう言うことですよね。
まさに運も人も味方につけて成功するって、甘いことじゃなくて、こう言うことをきちんとやってるんですよね。

こう言う手法を聞くことも、4年も育児中心に没頭してきた身としては、新鮮でたまりませんでしたw

3 秋田県を農業で元気にする!?

皆さんご存知の通り、秋田県は人工減少率が全国で一番進んでいます。
しかも社会減が多いです。
なんでなんでしょうね。
原因の一つに秋田の古い心持ちがまだあると言います。
他人の良くも悪くも目立つところを指摘して、みんなで叩いて、自分と同じ場所に戻す。

こう言う場面に何度も直面してきたそうですが、とにかく正しいと思うことを一生懸命やるだけだそうです。

そして、秋田が抱える様々な問題。

・疾病 ・低所得 ・地域コミュニティの減少 ・年配者が活躍できる場所
・耕作放棄地 ・農業者の低所得

このような問題たちをひっくるめて解決できると考えて、選んだのが『エゴマを活用した地域活性化』

・農業のプロたち(年配者)に仕事を
・加工が苦手な秋田県。搾油所を提供し、付加価値をつける。
・所得の向上、生きがい・働きがいづくり
・地域コミュニティ
・(理想は)健康に良いえごま油を秋田県人が摂取して皆健康

これが日本中のスーパーに陳列されているんですよ。
すごくないですか!?

Cocopelli Online Store より

そのほかにもこの事業を展開し、今では後継者がいなくなってしまった果樹園もやっておられるとか!
そこでは、昔雇用されていたおばあちゃんたちが、戻ってきてくれたりして、活躍されているそうです。

いや〜、開いた口が塞がらないとはこのこと。
私はこれからの働き方を模索したり、求人情報とにらめっこする日も多いですが、こんな会社秋田にあるんですね!
まして、ここまで社員のことを思ってくれる会社って。。

あっという間の講演会でした。(むしろ聞き足りないw)

東商事株式会社

そして、次回はこのお方が登壇します!


スキルなしコンプレックスの私にすると、キラキラ見えて仕方ありませんが、羨ましいなんて思っていたって何にも始まらない!

しっかりと学ばせてもらおうと思います。
今からどんなお話をしてくれるのか楽しみで仕方ありません♪
皆さんも参加してみてくださいね〜!

この記事が参加している募集

多様性を考える

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?