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人が緊張するカラクリについて新しい視点で解説してみた!


どうも、まいどです!


先日、こういった内容のツイートをしました。


この答えについて、詳しく書いてみようと思います。


このツイートの答え

まずこのツイートの答えからお伝えしていきます!

改めてイメージしてみて下さい。

親友と会話して楽しんでいる時に、
ふと視線を感じました。


その視線は、

素敵な異性からの好意的な視線かもしれませんし、コワいお兄さんからのイカツイ視線かもしれません。
元恋人からの冷ややかな視線かもしれませんし、自粛警察のようなスキあらば誹謗中傷を言おうとしている視線かもしれません。

とにかく、何かしらの視線を感じました。


すると今まで楽しく会話できていたのに不意に会話ができにくくなりますよね?


視線を感じるとなぜ会話がしにくくなるのでしょうか?

その答えは、

意識が自分の内側に向いているから!

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です!


「???」

少しわかりにくいかもしれませんので、これから詳しく説明していきます。

人が緊張するカラクリとは?

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なぜ人は視線を感じると内側に意識が向き、親しい友人とも会話ができにくくなってしまうのでしょうか?


視線を感じるまでは友人と何気ない話をしていたと思います。
実はその時は、完全に意識が友人に向いていたため、自分に対して意識がない状態になっています。
要は、意識が外向きになっているんですね!
これをここでは【外向き・矢印が外を向いている】と表現します。

逆に自分に意識がある状態のことは
【内向き・矢印が自分を向いている】となります。


意識が外向きにある時はいい意味で、自分がいなくなります。
「無我夢中」って、我が無いって書きますよね?
夢中になってる時って自分のことをほとんど考えていないのです。

あと、「没頭する」って、頭が没する=なくなる・見えなくなるって書きますよね。

そのため、あなた自身も気兼ねなく話せる人との会話の時は相手だけに集中していることでしょう。
相手の会話をイメージし、自分もその会話を共有しようとしています。
そこには駆け引きなんかを考えることもありません。

ですが、ここに一つでも刺激が加わると、
不安・緊張・疑念・恥ずかしさ・恐怖・見栄・欲・自己防衛・秘密などを感じ始めます。
すると自分に矢印が向きだします。

親友と会話している時は、こういった感情は一切ないと思います。
ですが、視線を感じ出した瞬間、急に自意識が増えてきます。


これが緊張を生み出すカラクリです。

この刺激の一つがここでは視線だったのです!


例えば、会話中にあなたの隠し事がバレた時ってすっごい量の汗が出ませんか?
そしてそれ以降、思考がうるさく騒ぎ出して普通に会話できないですよね。(笑)

これはそれまでは矢印が外だったのが、急に内向きになったというわかりやすい例になります。

内向きと外向きの違い

それでは、内向きと外向きの違いについて説明していきます。

内向き

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先ほど紹介したような感情や考えで頭がいっぱいであること。
自意識過剰という言葉は、まさにピッタリの表現ですね。

疑念や不安、心配などでいっぱいいっぱいの状態だと、友人は視界に捉えているのですが友人のことを考えることができません。
上の空状態です。

発表会やスピーチで自分の番になった経験を思い出してみて下さい。
緊張している時って、自分の心臓の音が聞こえてきたり、評価ばかりを気にしていたり、失敗したらどうしよう?という不安、間違えないようにと自分に言い聞かすということに集中していると思います。

まさに、内向きになっているのです!

イメージできますか??


外向き

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一方の外向きだと、

お客さんや聴衆に矢印が向いています!

もっとわかりやすく伝えるにはどうしたら良いか?
聴衆の雰囲気が少し暗めだから明るくするにはどうしよう?

といった、建設的な考えのもと、自分の発表を相手と共有しようという風に考えていることでしょう。

わかりやすい違いで言うと、

内向きだと汗がたくさん出ます。
外向きだと汗をあまりかきません。

内向きだと肩がすくんでいる。
外向きだと身体はとてもリラックスしています。

内向きだと集中力が散漫になり、今していることが手につかなくなる。
外向きだと集中していて、まわりの声にすら気付かなくなる。

内向きだと何を話そうか思いつかないし言葉も出てこない。そのため、会話に詰まる。
外向きだとアイデアや会話のネタがポンポン出てくる。話したくて仕方がなくなる。

内向きだと常に焦り、緊張しています。
外向きだと余裕があり、視野が広くなります。

内向きだと、終わると疲労感がドッと押し寄せてきますが、
外向きだとエネルギーが有り余って、終わってからも元気です!


自分の意識がどこを向いているかだけでここまで大きな違いになっているのです。

おまじないの本当の効果

緊張した時によくおまじないをすると良いと言われます。

「人という字を書いて飲み込む」であったり、「聴衆を野菜や動物に思い込む」といった緊張を緩和する方法です。
これは突き詰めれば内側に向いた意識を外側に向けるためのルーティンのようなものなのです!

緊張した時は、単純作業をすることで頭の中に溢れかえった感情を整理することができます。
赤色のモノを探す、数字をカウントアップしていく、視界にある数字を足してみる、人と話す、運動をするなど。

おまじないは、単なる気持ちの問題だけではなく、内向きだった意識を少しでも外に向けるための大切な緩和作業だったのです。

緊張した時のオススメの方法

先ほど紹介した方法は頭の中を整理するのに最適な方法ですが実はこれ以外にも、オススメの方法があります。


このツイートです。


この方法は、身体の緊張をほぐします。

緊張すると体が硬直しているので、脳に酸素がいかず余計に緊張を加速させてしまいます。
身体の緊張を解いてあげるだけで全然違うものになりますよ。

「落ち着く。」
頭と身体の両方からアプローチして緊張と上手く向き合っていきましょう!


意識を外に向ける方法

ここまでで既にご理解頂いている通り、「いかに外側に意識を向けることができるか?」はとても重要なポイントになっています!
では、どうやって意識を外に向けることができるのか?


そのための方法をお伝えしていきます。
すぐに実践できるものもあれば練習をすることでできるようになるものもあります。
日々の練習が一番効果的です。
コツとしてはわざわざ練習するのではなく、普段の生活で意識する部分を変えるだけで十分できるようになります。


1.価値判断なく、自分の意識が今どっちを向いているかを観察する。

これはいつでもできるのですが、誰かと会話している時に、今矢印はどっちに向いているかを観察してみる。
その時に、
「あぁ~、まだ自分の方を向いている~!」とかを思う必要はありません。

単にどっちを向いているか、観察してみて下さい。

これに慣れてくると、他人の会話でも矢印がどっちに向いているかがわかったりします。

自信のない人、
マウントを取りたい人、
勝ち負けにこだわる人、
色々なケースを見ていくと楽しいですよ。



2.シンプルな物を観察する。

自分に意識がいっているな~という時に、鉛筆や消しゴム、マウスパッド、イスなど単純な構造のモノを1分間観察してみて下さい。
これはただただ観察してみて下さい。
コツはその物になるように意識を外に飛ばしてみる。

すると、少し思考が穏やかになるはずです。



3.自分の内向きになる頻度が高い考えや記憶を手放してみる

自分の人生でなぜかいつも頻繁に起きる出来事ってありませんか?
自分のパターンというやつですね。

こういう時、いつもこういったことが起きる。

私って1か月に1回、必ず無気力になる日がある。
勝利を意識するとなぜか緊張して失敗して自滅して負けちゃう。
苦手な人と話すときは、ついつい逃げ腰になるから会話をテキトーに終わらそうとする。
体調が優れない時に限って、クレーマーばかりが来る。
金曜日の夕方にいつも、面倒な仕事を頼まれる。
日曜日の夕方、サザエさんを見るとウツっぽくなってくる。
調子が良い時についつい調子に乗ってしまって、いつもそこから急に落ちてしまう。

これはあくまで一例ですが、あなたの中に、なぜかいつも起きる(ように思える)人生のパターンというのがあります。
それを手放してみると内向きの矢印がグッと減ります。

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4.散歩や運動をする

内向きになっている時は気分を変えるために散歩するとよいです。
その際はぜひ景色を楽しんでみて下さい!
あと、軽い運動でも良いですね!
運動すると脳に酸素が行くので思考が落ち着きやすくなります。



5.相手の頭の中をイメージしようとする

会話している時の相手のイメージしていることをイメージしようと心掛けてみて下さい。

例えば、
『この前、洋食屋さんにご飯を食べに行ったんだけど、そこのオムライスがふわっふわのトッロトロだった。
最初は、「あれ?これチキンライスの上にオムレツが乗ってるんですけど??」って思ったんだけど、ナイフで切れ目を入れると、
中から絶妙な半熟のカーテンが左右に広がって、一瞬でオムライスに早変わり!
しかもその卵がふわふわっで最高に美味しかったんだよ~!』


この話だと当然、そのオムライスをイメージしますよね?
そこに例えば、お店の雰囲気や音や香りなどもイメージしようとするとより一層相手を理解しようと思いますよね。
このように相手が伝えようとしている内容を共有しようとすることで相手に集中することができます。

相手を理解しようとすることが結果的に外向きになっています。



6.経験値を増やす

初恋の時は、緊張で何を話したか、どこにいったかすら覚えていなかった。
でも成長した今なら、デートを楽しもうと落ち着いけるようになった。

就職したての頃は、余裕もなく一語一句忘れないように意識して聞いていたにも関わらず、ミスをたくさんしてしまった。
でも1年でも勤務していると当たり前にできるようになっている。

あなたにもこのような経験があると思います。

経験することで緊張しなくなるというものがあります。
色々なモノを経験することで緊張しなかったり、心に余裕が生まれるので、意識を外に向けやすくなります。


オススメは、相手に教える行為であったり、少人数でもよいので幹事やパーティーなどの主催者を経験してみるとよいですね。
自分のことよりも人のことを意識するばかりなので、必然的に視野が広がりますし常に矢印が外に向きっぱなしになりますよ。

そのため、私は道を聞かれたら急いでいる時でも全て教えるようにしています。


7.赤ちゃんの目になる

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赤ちゃんは何でも価値判断なく眺めています。
大人になるとどうしても、知識や常識、自己保身や駆け引き、自分の好みによって、物事を純粋な目で見ることができなくなっていたりするものです。

そこで、そういった感情や考え、偏見を手放して純粋にみるということをしてみると楽しいですよ。


目の前に動く物体がある。
この物体は茶色で、足が四つ。
小柄で細長い。
私の方を向くと、舌を出して近づいてくる。
近づきながらお尻についている何かを大きく振るわせている。

これを知識でみると、
これはダックスフンドですね!

これに感情を入れると、
「あ!これは嫌いな上司の飼っているダックスフンドだわ!
犬が好きだけど、嫌いなフリをしなくちゃ。」
となる(笑)

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ありとあらゆるフィルターを手放して純粋に見てみる練習をしてみると良いですね。

8.イメージは、ドラゴンボールのギニューの必殺技!

最後におまけです!
わかる人が少ないかもしれませんが、マンガ「ドラゴンボール」のキャラクターでギニューという敵キャラがいます。
このキャラの必殺技が、ボディーチェンジ!

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引用:https://www.youtube.com/watch?app=desktop&v=M90G38OikdU


自分の身体全体から光線を出し、相手に飛ばす!

チェンジする必要はないのですが、イメージはまさにこれです!


自分の意識を全て相手に飛ばすのです!

わかります!
わかりますよ!
あなたの言いたいことが手に取るようにわかります!
「こいつ何言ってんの?」って思っていることでしょう(笑)


ですが、こういったイメージ化もとても大切なので、あえてこういった表現をしています。

あと、最近で言うと、
「鬼滅の刃」の鬼の矢琶羽(やはば)の方がイメージしやすいですかね?
矢印の血鬼術を使いこなしている鬼。
あの矢印が相手に向くか、自分に向くかという意味で可視化のイメージがしやすいと思います。
血鬼術のように吹き飛ばす必要はありませんのでご注意ください(笑)



真剣に真剣に!と取り組もうとすると、どうしても意識って内向きになってしまいます。
ギニューや矢琶羽のように上手く可視化し、ユーモアを持って軽い気持ちの方が、意外と簡単に外に向くものです。

ぜひ、遊ぶ気分で試してみてくださいね!


最後に

いかがだったでしょうか?

人間は未知のものにおびえ、不安になるようにできています。


まずは「意識って内にも外にも向くという性質がある」ということをご理解いただければそれだけでもうあなたの中では未知ではなくなるので大きな成長になります。
その上で「あ!今意識が内向きだ!」とわかることができれば何かしら対処できていきますね。


人間は既知のものには、アタフタすることなく対処するようになっています。
これを経験と言いますね!
経験する前は誰でも緊張します。


「意識の向き」
これを使いこなすことは恋愛にも仕事にも、人間関係、自己実現にも活かすことができます!



ちなみに、人のことを気にしない人は意識が常に外向きです(笑)
私も、それくらい堂々としていたいなと思う今日この頃です。

ですが、意識が内にも外にも慌ただしくなるということはそれだけ、自分の気持ちにも相手の気持ちにも寄り添えるということでもあります。
自分の気持ちに寄り添ってあげながらも、その経験をもって相手にも優しく接してあげて下さいね。

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以上、「人が緊張するカラクリについて新しい視点で解説してみた!」でした!

本日もお読みいただきありがとうございます。


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