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39.存在証明

いつ頃からだろうか、
誰かの心に自分の存在を残してから死にたいと思い出したのは。
誰しも生まれた瞬間から死に向かっていく
私はせっかくもらったこの命を、存分に味わって好きなように使って
色んなことを知って死んでいきたい。

こういう自分として認められたいという願望は
承認欲求が強いという言葉に置き換えられてしまうのだろうか。
わたしは【承認欲求】という言葉の使い方が
下手だなあと思う場面にしばしば遭遇する。
感情のある生き物に生まれた以上は「誰かに認められたい」と思うのが
自然なのではないだろうか。
子供の頃、はじめて寝返りを打った時、親はたいそう喜んだだろう。
はじめて立った時、たくさん褒めてくれただろう。
はじめて歩いた時には、顔をしわしわにして泣いていたかもしれない。

前に人から自己肯定感は低いくせに、承認欲求は高いよなと
分析してもらったことがある。

その時は、ううん…としか思えなかった。
今これを書きながらあの瞬間の違和感を整理している。
みなさま少々お付き合いください。

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