4.南極(The Last Desert)2022 / Day4: Danco Island
この日もスタートは午後から。
この日は南極の絶景にもう慣れてしまったのか、写真を全く撮っていなかった….。
朝早くから登山やカヤックを行う観光客はゴムボートに乗り、キューバビル島へ向かって行った。
自分を含め、ランナー達は船に残り、午後のレースに向けて、部屋でゆっくりしたり、はたまたラウンジに出かけてコーヒー片手に仲間達との会話を楽しんでいた。
午後にキューバビル島を離れ、次の目的地であるダンコ島に向かった。
この島で4日目のレースが行われる。
* * *
今日は15時頃から21時までの約6時間、約2kmの周回コースである。
レース前のブリーフィングで、ジグザグと急斜面を登ることになると告げられる。
ゴムボートで移動していると、目の前に見える急斜面の丘、そしてジグザグと急斜面を上っていくコースがしっかり見えましたわ。
しかも、午前中は穏やかな天気だったのに、なんだか雲行きが怪しくなってね?
いやー、めっちゃ辛い。
初日は装備とか、雪上を走り慣れていなくて辛かった部分が大きかったけど、2日目、3日目とやってきて、なんか慣れてきたぞってところでこれですわ。
ジグザグジグザグ、急斜面で積雪が深い丘を上っていく、、疲れるわ。
しかも、だんだん吹雪いてきて寒い。これ、レース中止になるレベルじゃね?と思いながらも、全然中止になる気配がない。
ジグザグジグザグジグザグ上っていったら、ジグーザグーと緩やかに下っていく。
平坦な部分がほとんどない。
吹雪いているから雪が積もって行き、ズボズボ足を雪に取られてしまう。
めっちゃしんどいわー。しかも、周回コースだから気が狂いそうになる。
と、コース上にいたビデオカメラマンのマイケルに思わず、
「もう当分雪見たくないわ!スキーもスノボも絶対やんねえ!禁止だ、禁止!」
ってぼやいたら、
「ちょ、ちょっと待て、今のもう1回言って!」
と、悴んだ手でビデオカメラで撮影の準備を始めるマイケル。
そのぼやきが公式Youtubeにしっかりと、、、
(これを見た友人達の反響がこれまた...…w)
Youtubeのサムネに「The Toughest Stage so far(今のところ最も厳しいステージ)」とあるが、その通りで、ビデオの中で現在トップを走るマットも「状況は見ての通り最悪だ。」と述べている。
21時前にはレース終了したが、
もうそろそろ終わるかなあと周回スタート地点に着くも、もう1周だよと言われ、ふと後を振り向くと、私から後ろの選手達は「もう終わりだよ」と告げられたのか、ゴムボートに乗る準備を始めているではないか!
ええええーっ!
私が最後なのー!?この時ばかりはスーパー早歩きで前を歩いている人たちに追いつき、追い越しまくりましたよ。
明日は早朝スタートですって!!
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