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ちょっとだけ遠回りして北九州で開催されたトレランイベントのお手伝いに行ってきた



前回に引き続き、北九州で開催されたトレイルランニング練習会のお手伝いに行ってきた。



その前の週末はサハラ仲間が主催する夜通し走って有馬温泉を目指す、オーバーナイトステージ練習会に行ってきたわけだが、ふと思った。


このまま大阪から青春18きっぷを利用して、ローカル電車で途中下車、城攻めしながら、のんびり北九州まで向かっていけばいいんじゃないか?


伊丹発の復路便を取消しようとすると、手数料が航空券の半分位するじゃないか。


むむむ、なんか勿体無いな。
じゃあ、北九州往復をマイル特典航空券で予約すればいいかな、と思った。
後で(激しく?)後悔するとは露知らず。


1.北九州への道(というか、空路)

JALのマイル特典航空券は北九州往復だと現時点で必要マイル数は15,000マイル。
うーん、なんかやだ。

その半分以下のマイル数(現時点で6,000マイル)で済ませることができる「どこかにマイル」で北九州往復を狙ってみることにした。

必要項目を入力して、行先候補を何度も何度もクリックして、なるべく北九州に近い空港での組み合わせを狙う。時期的なものもあり、似たような候補地が繰り返し画面に表示される。

そして、どうしても、東北か北海道の空港が1つ入ってしまう。仕方ない。

どこかにマイル申し込み画面

1/4の確率だ。
「青森」「岡山」「徳島」「北九州」で申し込みを行い、翌日に行先決定の案内メールが届いた。


青森

まさかの大ハズレ。そこからはどうやって青春18きっぷで北九州まで移動するか、ずっと悩み続けた。西村京太郎ばりに(分かる人には分かる)時刻表を眺めた。


諦めた。


青森から北九州までの新幹線移動、、、ないな。


となると、空路しかない。
虎の子のユナイテッド航空のマイル特典を利用することにした。


JALの青森往復の間に以下のフライトを挟み込んで北九州サンドイッチ完成😀

JALどこかにマイルで決定したフライト
ANA便、往路の旅程
ANA便、復路の旅程




2.まずは青森へ

1レグ目はJAL便



午後の便で青森へ向かい、その日は青森市内のホテルで1泊し、翌日は夕方のフライトまで時間があるので、青森市内を(と言っても、青森駅周辺)観光する。


ねぶたミュージアム、ワラッセ

赤い建物がねぶたミュージアム
青森ねぶた
青森ねぶた



青森の物産展のようなA-Factory

A-Factory
ホットりんごで一息
りんごのジェラート三種



青森の海の幸の宝庫、新鮮市場

新鮮市場への入り口
新鮮な魚介類がたくさん

などなど、短い時間ながらも青森市内観光を満喫した。



3.新千歳経由で羽田へ


青森から札幌(新千歳)へ飛び、羽田に向かう。
というのも、全日空は青森から羽田への直行便がない。プロペラ機で津軽海峡を越え、北の大地に降り立つ。思えば遠くへ来たもんだ。一応、私は北九州に向かっているはずなんだが、、。

新千歳→羽田へは初めましてのエアドゥ機材だ。そのやりくりの都合で搭乗開始が遅れる。なんだか嫌な予感。

機内アナウンスで到着は15分遅れと伝えられる。まあこれは許容範囲内だな、と思ったら、またも機内アナウンスが流れる。

羽田上空に雷雲が発生したので、クリアになるまで上空待機の指示が出たとのことで、茨城県上空を30分くらいかけて大きく旋回し、管制塔からの着陸許可を待つことになる。


ま、まずい…。これ終電に間に合うかしら?と気になり始めるが、エアドゥ機材に機内wifiがないからネットで調べることもできない。


そして、重なるときは重なるんですわな。
ようやく40-50分遅れで羽田に着陸するが沖止めとな!しかもステップ車が少し遅れますって、席は前方じゃないからすぐにバスに乗れないし。


で、まあ、そんなこんなで何とか日付が変わった頃に無事に我が家に帰宅。
「どうせ、また早朝に空港に向かうのに、なんで戻ってきたん?」と我が旦那様。
予定では羽田乗り継ぎは11時間40分だから、余裕で一旦帰宅できると思って、トレラン講習会で使用する装備を用意してなかったからね….( *`ω´)



4.佐賀へ

4レグ目は佐賀へ


約10時間の羽田トランジットはただ寝に帰っただけだった。早朝の便で佐賀へ向かう。佐賀空港はJALは就航していないので、今回が初めてで、地味に楽しみにしていた。

上空から佐賀平野を眺めながら、恐らくこの地にいたと思われるご先祖様に思いを馳せる。(多分、福岡県大川市から、佐賀、そして長崎へ)

佐賀空港からは空港バスで佐賀駅に向かう。佐賀城址を通過したときは途中下車して見学したい衝動に駆られた。が、ここは我慢じゃ。


佐賀駅からは青春18きっぷを利用して、のんびりローカル電車の旅だ。鳥栖駅で乗り換えて、一気に小倉駅へ向かう。長い道のりだったわ。


そんな私にご褒美をと思ったのか?(←いや、それはない)

小倉駅そばのビジネスホテルにチェックインしたら、シングル禁煙の部屋を予約していたのだが、「少し広めのお部屋をご用意させて頂きました。」ときた。


で、その部屋に向かうと、、、。

1人では持て余すベッドの数


え?シングル禁煙のはずが、トリプルルームになってますやん。1人ではめちゃくちゃ持て余してしまう広さだが、まあラッキーだったと思うことにしよう、、。




5.トレラン講習会@北九州平尾台


今回の講習会の舞台は平尾台だ。

日本三大カルストのひとつに数えられ、天然記念物・国定公園・県立自然公園の指定を受ける「平尾台」。
標高300〜700m、南北6km、東西2kmにわたり石灰岩が点在する一帯はトレッキングコースとしても人気が高く、「ライオン岩」「キス岩」など、変わった形の岩、石灰岩の中から出てきた「ど根性木」など、自然が生んだ珍しい風景にも出会える。
北九州市観光情報サイトより


ここまでの足がないので、主催者の若岡氏が愛犬と一緒に車でお迎えに来てくれた。(前回参加された方からもオファーがあったりして、ほんとありがたい。)

途中、コンビニに寄ったのだが、そこでどローカルなあんぱんを見つけたので、迷わず即買い。

平尾台の小倉あんぱん、もっと買えばよかった



集合場所のひつじcafeに到着。
練習会の後はここでみんなでカレーを頂くことになる。楽しみだ。

集合場所のひつじcafe Hiraodai


参加者が続々とやってきた。
出席確認し、みんなで自己紹介した後に練習会が始まる。

今回も後方から、スイーパーの役目を仰せつかりました


今回は12kmをみんなで走る。
北九州には何度か来たことはあるが、平尾台は初めてだった。


見晴らしが良い台地というか、起伏のある見晴らしが良い原っぱ?に点在する石灰岩の数々が不思議な景観だ。

初めてきたよ、平尾台



標高300m-700mの山、丘?が点在していて、あっちに行っては上って下ってみたいな感じだ。ちょっと先に急登の丘?山?を見た時に、まさかあそこに行かないよね、まさか行かないよね?と1番後ろから、先頭を走る若岡氏へ「気(妖気?)」を送っていたのだが、その呪いは届かず、急登をのぼり始める先頭集団を見た時には、さすがに、、(ゴニョゴニョ….以下自粛)


と、急に「大喜利やります」と若岡氏。
どういうことかというと、一帯にある石灰岩が何に見えるかという大喜利をやるとな。10分間でこれはという石灰岩を見つけて写真を撮る。講習会後のランチタイムで発表会を行うという、、。

ゲゲっ!(センス問われるやつ!)

ということで、参加者とボランティアスタッフが一斉に散らばり石灰岩の写真を撮りまくるという謎の時間が….(笑)

大喜利に題材に使おうか悩んだ、ワンちゃん石


講習会が始まった時は曇り空で肌寒いって感じだったが、気が付いたら青空が広がっていて、少し暑くなっていた。

野焼き後で丸裸?


更に、今に崩れ落ちそうで、落ちない、絶妙な岩があったり、

ライオンキング的な?


一体、どこに連れて行くんだと思ったら、そこは鍾乳洞だったりして、

どこに連れて行く気だ?
鍾乳洞の中へ


平尾台、、やるな。奥が深すぎるぞ。
若岡氏曰く、ここではケービングもできるらしい。へー、沖永良部島みたいな?参加していた女性陣がやってみたい、若岡探検隊やりたいですねーとノリノリだ。


もちろんトレラン講習会なので、数々のレースで結果を残す百戦錬磨の若岡氏の急登の上り/下りのテクニックを目の前で見せてもらったり、色々なアドバイスや話もあり、その中でちょっと私に刺さったものがあったのだが、ここでは割愛するとして、参加者1人、1人が何かしら若岡氏から得たものがきっとあったと思う。


そして、楽しみにしていたランチタイム。
前述の大喜利の出来が私的には微妙だったので、どうにか若岡氏がこのことを忘れてくれないかなあと、画策してみたが、見事に撃沈した。

スパイシーカレー


しっかり覚えていて、大喜利大会が始まった。
想像以上に盛り上がり、優勝者は若岡氏から賞品授与が行われた。


今回も楽しかった!
遠回りしてやってきた甲斐ありましたな(笑)



6.羽田経由で再び青森、そして帰宅

講習会の後は一緒にお手伝いしていたサハラ仲間の車で福岡市内へ戻る。再び、博多で待ち合わせて、羽田行きの飛行機の時間までサシ飲み、、のはずが、盛り上がりすぎて危うくフライトを逃しそうになるという大失態を犯す。

20:50のフライトなのに、20:20博多発の地下鉄で向かっていた。これで間に合ったのが不思議でならないが、あと3分遅れたら搭乗を締め切っていたと全日空のスタッフに言われた。危なかったわ。


で、羽田で10時間30分の乗り継ぎ時間(=自宅で就寝)を経て、翌朝は大舘能代空港へ飛ぶ。

大舘能代空港へ


空港からはバスでJR鷹巣駅に向かい、そこからは青春18きっぷで弘前へ向かう。

北秋田市の鷹巣駅



弘前では、100年に1度の大イベントである石垣普請がどのくらい進んでいるのか、確認しにジョグを兼ねて行ってきた。


前回は布で覆われていた石垣だったが、布が取れ、足場が組まれていた。石垣普請のために内側に移動した天守もそのままだった。

弘前城の石垣普請
桜の開花はまだまだ
門跡の土塁


ぐるっと駆け足で城内をみて周ったが、今回は外堀や二の丸を取り囲む土塁に目が行ったかなあ。次来る時は石垣普請が終わり、天守が元の場所に戻った頃かな。


ということで、
ちょっと遠回りした北九州への道(というか、空)は無事に工程消化し終了。


このせいで、次回また北九州にトレラン練習会でお手伝いに行く時は普通の旅程で行けない体(空気?)になってしまった(笑)



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