見出し画像

6.南極(The Last Desert)2022 / Day6: Paradise Bay - 休息日



朝食後に甲板に出たら目の前にはものすごい景色が広がっていた。
快晴で、気温2度、風もない穏やかな気候である。

ラウンジからの眺めもすごー!



よりによって、なんで今日なん….?
今日は休息日でレースはないのだ。こういう時に限っていい天気なのだ。
朝早くからゾディアックグルージング(ゴムボートであちこち見て回る)に出かけている人たちがいて、中にはもちろん選手もいる。

今は無人のアルゼンチン基地の建物があり、みんなそこに上陸している様子が船からも見えた。

アルゼンチンの基地が見える



私はというと、、
休息日までゴムボートに乗りたくないので、船でゆっくり休息を取ることにした。

パラダイスベイは初日に来たところだと思ったが、ちょっと上陸ポイントが変われば、こんな凄い景色を拝むことができるんだなあ。

南極に来て6日目、さすがに絶景三昧で飽きてくると思ったのだが、そんなことはなかったようだ。


すごーい
すごーい


そういえば、クルーズ船の無料wifi (100MB)をまだ使ってなかったことを思い出し、受付にユーザIDとパスワードをもらいにいく。
この無料wifiは通信量が100MBと、ISDNの時代ですか?ってくらいに少ないので、一瞬にして制限に達するとすこぶる評判が悪い。

iPhoneアプリのバックグランド処理を全部無効化し、SNSの動画・画像はダウンロードしないようにし、テキストだけでいけば何とかなるはず。

と言うことで、自宅で留守番している夫、そして友人達とチャットを楽しむことができた。そして、Facebookに、生存してますよって、絶景をバックにした写真を投稿することができた。100MBでも意外に使えた。


ゾディアッククルージングに出かけていた人たちは昼には戻ってきて、船は次のポイントへ移動した。

昼ごはんを食べている時に、船のスタッフが、
「今、そばをシャチが泳いでいる」
と言いながら、ダイニングルームに駆け込んできた。

みんな、どこだどこだと窓際に駆け寄る。
甲板に出て探すも、なかなか見つけきれずに、その時は諦めた。

しかし、シャチはしばらくクルーズ船のそばを泳いでいたようで、再び、甲板に出てみたら、その姿を捉えることができた。

シャチだ!


3頭が仲良く、船の周辺を泳いでいて、その周りには鳥がたくさん集まっていた。
結構長いこと、船のそばを泳いでいて、すぐそばまでやってきた時もあった。

水族館でしかお目にかかったことがないシャチをこんな間近で見ることができるなんて、いい冥土の土産ができたもんだ。

いよいよ、明日はレース最終日だ。
ただ、ロングステージになるんですってYO!



サポートして頂けると単純なのでものすごく喜びます。サハラ砂漠の子供達のために使います。